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 私がはじめてPCに触れたのが今から15年ほど前でしたが、その当時、会社のPCにあった表計算のロータス1,2,3の2.1~2.3Jをしばらく使ったことがありました。(少しだけ)

 その後、10年間、PCを触らなくなり、再び、仕事で必要になり、再度PCに触れたのですが、マイクロソフトのエクセルに会社のPCも変わっていました。

 MS-DOSからWINDOWSに変わったのは知りましたが、ロータスは消えていました。

 今、エクセルを使っていますが、PC雑誌を読むとエクセル登場後、1,2,3は急速にシェアを失ったとあります。

 当時は便利だと思いましたが、印刷の難しいソフトだったと記憶しています。

 表面的なことしか知りませんので、エクセルに取って代わられたのは主に機能面だと思いますが、他にも理由があったのでしょうか?

 エクセルは初心者にも分かり易すいと思いますが、ロータスには欠陥があつたのでしょうか?

 ユーザーがロータス1,2,3からエクセルにシフトして行った最大の理由は何でしょうか?

 オペレーションが変わったからなのでしょうか?

A 回答 (8件)

一番の理由は、操作性だと思います。

機能は、先行するLotus 1-2-3に学びながら、はっきりいえば真似しながら発展してきました。MS-DOS版では、難しい操作をしなければ使えなかった機能もWindows版のExcelでは簡単に出来てしまう。多くのソフトメーカーがWindowsに乗り遅れた中で、本家のMicrosoftが一人勝ちしている状態だと思います。

MS-DOS時代には、MicrosoftはMultiplanという表計算ソフトでLotus 1-2-3に対抗していましたが、とてもかないませんでした。
Excelは、1985年にマッキントッシュのソフトとして開発されました。Excelを使いたくてMacintoshを買った人もいたそうです。Windows版が発表されたのは、1987年のことでWindows2.0(Windows286/Windows386)のころです。
Excelが本格的に売れ出したのは、Windows3.xが出てからでしょう。
それまでは、いちいちコマンドを打ち込まなければならなかったものが、Excelでは、マウスでクリックするだけで出来てしまう。一度でも触れた人は、Multiplanはもちろん、Lotus 1-2-3にも戻れませんでした。
Lotusは、1-2-3で圧倒的なシェアを誇っており、多くの顧客が却ってお荷物になったのかもしれません。ExcelはすでにMacintoshで定評を得ていたくらい完成度がありました。Lotusは、Windows版の開発もしていましたが、MS-DOS版の開発も平行して行っていたため、戦力が分散されました。また、Windowsを見くびっていたことも敗因でした。それまでのWindowsは完成度が低く、使い物になりませんでした。これほどまでにWindowsが普及、発展するとは、どのソフトメーカーも思っていなかったのかもしれません。
衰退していったソフトはLotus 1-2-3だけではありません。WordPerfect、WordStar、dBASEなどMS-DOS時代には隆盛を誇っていたソフトの多くが昔の面影がありません。
データベースソフトのdBASEが駆逐されたのは、Accessなどのデータベースソフトの登場よりも、Excelでも簡単なデータベースを扱えて、マクロを組めば、そこそこの顧客管理や販売管理ができてしまうからだと思います。

Lotus Development CorporationがIBMに 買収されたのは、1995年7月のことなので、この時期にはすでにLotus 1-2-3のシェアは激減していたのでしょう。
ExcelやWordのプレインストール機が登場した時期は、はっきりとは憶えていませんが、Excel95、Word95(1995年発売)のころからだと思います。

Excel for Windows Ver.4.0日本語版が発売されたのは、1992年10月で、98,000円でした。
同月に発売されたWord for Windows Ver.1.2A日本語版は、58,000円。
その後、Excelも58,000円になり、48,000円になったと記憶しています。
私がExcelを買ったのはこのころで、ver5の48,000円のものでした。プレインストール機はまだ登場していません。
とても高価なようですが、当時はほかのソフトもこのくらいの価格でしたから、特別高かったわけではありません。MS-DOS版のソフトでも、一太郎が5万円くらい(48,000円?)、データベースソフトで定評のあったdBASEは25万円前後(248,000円?)。1-2-3に操作性がよく似た(古いバージョンの1-2-3そのまま)アシストカルクというソフトが9,700円で発売されたときは、1万円を切るソフトが出たということで話題になったくらいの時代です。

ソフトウェア、ハードウェアともに、それまでの半額近くに価格が下がったのは、Windows95の発売以降のことでしょう。Windows95の発売は深夜にもかかわらず、客が殺到し、4日間で100万セットを完売したそうです。なかには、パソコンも持っていないのにWindows95さえあれば、なんでも出来ると勘違いした人もいたそうです。

ハードウェアメーカーがソフトをバンドルして売るには、売れ筋のソフトを選ばなければ意味がありません。それまでに実績があったのでしょう。
ExcelとWordをプレインストールした機種、一太郎とLotus 1-2-3をプレインストールした機種などがありましたが、一太郎とLotusの組み合わせは見かけなくなりました。

一太郎のジャストシステムもWindowsを見くびっていた組でしょう。Windows3.xが出たころ、ジャストシステムは、独自のJustWindowを開発し、Windowsに乗り遅れました。機能・操作性で劣るWordに水をあけられ、バンドル作戦で同じ土俵に上がってみたものの既に追いつけないところまで離されていました。
バンドル作戦での勝利がMidrosoftの地位を磐石にしたのは間違いありません。
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この回答へのお礼

ご返答有難うございます。
実に詳細な説明をいただき、変遷、流れが分かりました。あれほど会社でもみんなに使われていたロータスがいつの間にか、姿を消し、私が知らない間にエクセルに変わっていました。

 PCから遠ざかっている間にそんな流れがあったんですね。以前持っていた東芝のダイナブックEZには当時全盛を誇っていたロータスや一太郎がプリインストールされていて、あまり使わないでホコリをかぶった状態(動作はする)で友人に譲りました。

 今のワード、エクセル2003バージョンと比べると、差が歴然です。社内で簡単なPC認定制度があり、ロータスが前提でしたので、一生懸命、覚えようと努力したのが懐かしいです。

 ロータス、一太郎が標準だと思っていた私は『エクセル』『ワード』と聞き、『何、それ?』って感じていました。

 そんな経過で社内のPCからも1-2-3、一太郎が姿を消したんですね。

 よく理解できました。本当にすみませんでした。

お礼日時:2005/01/22 23:11

一言でマイクロソフトのOS戦略の勝利でしょう。


標準OSの進化に伴い、アプリケーションも進化しつづける。
OSを核に戦略を進めるマイクロソフトに対し巨人IBM
も敗退しました。
世界戦略のなかで、アプリの1メーカーが抵抗しても
縮小の構図はあきらかです。
私も企業がHOST集中からダウサイジングで分散処理に
移行する頃から、他の方法を模索しましたが、マイクロソフト路線がベターでした。
リナックスやWindows以外での路線転換が早くから、
ひつようでした。
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皆さんの書き込みにあったように、プレインストールしていたパソコンの販売戦略が大きいでしょう。



WordとExcelをインストールさせて業務用で販売していましたので、その関係でシェアが大きくなったのでしょう。

ちなみにロータス1.2.3ですが、今でも販売されています。
WinXPにも対応してますよ。
ただし、Excelとの互換性は低い感じです。
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こんばんは。


ちょっと適当な記事は発見出来ませんでしたが、
確かその頃からマイクロソフトの徹底したバンドル作戦がスタートした様に思います。
さらにワードやアクセスなどの周辺ソフトとのインターフェイス統合もあって総合力で勝ったという印象です。

Windows 3.1~95の登場で、一般の会社にも爆発的にパソコンが増えましたよね。この時一括購入したパソコンによく分からないうちにワードとエクセルが入ってた訳です。
そうなるともうビジネスの都合上、ロータスはどんどん駆逐されて行きます。
だってエクセルじゃないと読めないなんてクライアントに言われたら買うしか無いじゃないですか(苦笑)。

というわけで、Win98の頃にはすっかりエクセル優位、Me/2000の頃にはロータスを探す方が難しくなってました。
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エクセルはマイクロソフトの製品であり、同じくマイクロソフト製品の


ワープロソフト「WORD」とデータの互換性があり、相互乗り入れが出来る、
これが最も強い理由でしょう。
Windowsもマイクロソフト製品で、これらと親和性がいいのですよね。

似た例としてインターネットのブラウザーでもマイクロソフトの
インターネット・エクスプローラが先行のネットスケープを殆んど駆逐して
しまいました。
ワープロソフトの「一太郎」も同じ理由でマイクロソフトの「WORD」に
圧倒されてしまいました。
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最近日経ITproサイトの記事(だったか)にお尋ねの内容に関するものがありました。

その中で理由とされていたのは、マーケティング戦略でした。
Windowsへの移行期に差し掛かった時期にマイクロソフトはWindows版のEXCELに注力しました。製品開発と共に広告にも力を入れました。一方のロータスはMS-DOS版の1-2-3が売れ続けており主力商品であったため、DOS版とWindows版の両方を開発・販売し、資源を分散されてしまったのです。
もう一つの理由は価格です。EXCELは機能追加を繰り返し、最終的に1-2-3と大差ない状態まで進化しましたが、価格は常に1-2-3を下回る水準を維持しました。シェア取りのためのマーケティング戦略ですが、同じ機能なら安い方がいい、という流れを作ることに成功したのですね。
そして、やがてEXCELがPCにプリインストールされるようになり、あとはご存じのように1-2-3を駆逐してしまったということになりました。
といったような内容の記事だったと思います。
記事そのもののURLは覚えていないのですが、ご参考まで。
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簡単に言ってしまえばマイクロソフト社による、ウインドウズとオフィス(エクセル、ワード)の俗に言う、抱き合わせ商法が有ったからでしょう。



コンピュータを買う→OSはウインドウズ→エクセル、ワードがセット、と言う流れが出来てしまいましたね。

ワープロの一太郎は今でもありますが、それこそウインドウズが出てくる前は、パソコン→98→ワープロは一太郎、が当たり前でしたよね。

結論はマイクロソフト社の躍進による市場規模の拡大でしょう。
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多分ロータス社がIBMに買収されたせいですね。


当時いくつかIBM社がソフトメーカーを飼い殺しにした次期があってロータスもなくなるのではないか?との懸念を呼び敬遠されたのと、ウィンドウズ環境で業務用にカスタマイズするのにエクセルのほうがかなりいじりやすかったようです。
印刷に関しては最新の123といっても数年バージョンアップされていませんが、紙の大きさ指定をしすべて印刷とすれば、エクセルで自分でプレビューをみながら縮尺調整をするなどというめんどくさいことはしなくて済みます。この点は今でもエクセルより格段に便利です。

余談になりますがワープロもそういう意味では一太郎は未だ健闘してますが、やはりワードにかなり駆逐されてしまいましたね。

私みたいに現在表計算は未だ123を愛用し、会社で配布するときはエクセルにコンバート、ワープロはワードをatokの環境で使ってますって人はきっとまだ居ますよね?(笑)
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