ギリギリ行けるお一人様のライン

セミの季節ですね。ミンミンゼミの鳴き声は、「ミーンミンミンミイーーン」って感じで、最後に音程が低くなりますよね。あれはなぜなんでしょうか。
私なりにちょっと考えたんですが、セミって鳴いているのではなく、羽を振動させて音を出していると聞いたことがあります。とすると、力を抜いても慣性の法則でしばらく振動し続け、そうはいってもだんだん振動数が少なくなるので音が低くなる……んじゃないでしょうか。
自転車の車輪のうねりにも音が似ているような気がします。つまり、セミの羽は急ブレーキが効かないってことでしょうか。
よろしくご指導お願いします。

A 回答 (3件)

セミの鳴き声は、腹の中にある専用の器官を使って出している


そうです。その器官は次のような構成です。

発音膜・・・音を出す膜。
発音筋・・・発音膜を震わせるための筋肉。
共鳴室・・・音を共鳴させるためにある、腹の中の空洞。
腹弁・・・・腹の外側にある鱗のような器官。音を調節する。

そうすると、「慣性」ではないようですね。参考URLにある
動画で腹の動きを見ると、セミが意識的?に音程をコントロール
しているように見えますが、どうなんでしょう。

最後に音程が下がると言えば、ツクツクホーシのフルコーラス
の時もそうですね。まず先に、あの鳴き声は生まれつき(遺伝子
が決める)なのか文化(他のセミの鳴き声を真似ている)なのか
も興味があるところです。

参考URL:http://www.nat-museum.sanda.hyogo.jp/semi/semi.htm
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この回答へのお礼

ありがとうございます。セミが意識的に音程をコントロールしているとすると、それがなぜなのか、さらに興味をそそられますね。

お礼日時:2001/08/20 12:57

セミは翅で発音するのではありません。

オスの腹部に発音器を持っています。セミは腹部の発音膜を筋肉で震動させ腹部の空洞で共鳴させていますが、この腹部を伸ばしたり縮めたりして音程を変えるのです。さらに、発音膜の外側に腹弁と呼ばれる板があって、この板と発音膜のすき間を調節(つまり開け閉め)して音色をコントロールしています。
たとえば、ミンミンゼミの場合、「ミ」で腹弁と発音膜のすき間を開け、「ン」で閉めます。延ばす部分の「ミーー」で腹部を伸ばしての共鳴箱を大きくして音程を変えています。勿論慣性その他のことは関係ありません。
一度セミを手に取って観察されることを強くおすすめします。百聞は一見に如かずです。
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この回答へのお礼

ありがとうございます。なるほど、よくわかりました。つまりセミは「腹筋」を使って鳴いているんですね。すごいな。最近、もっと注意して鳴き声を聞くようになりましたが、中には弱弱しく、いかにも死期が迫っているような声もありますね。命の重みを感じてしまいます。

お礼日時:2001/08/20 13:03

ガリレオの実験で、振動(振幅)が減ってきても周期は減らないというのがありました。

音は小さくなっても音程(周波数)はかわらないはずです。
「そういう鳴き方」と考えたほうがいいと思います。

ツクツクホウシの鳴き方は、興味がありますね。それにくらべたら、ミンミンゼミの音程の変化はしれている・・?

ちなみに、羽を振動させているのはスズムシやコオロギなどで、セミには「発声器官」があります。(声というのかどうか疑問ですが、音でしょうね。)
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この回答へのお礼

ありがとうございます。私はとんだ見当ちがいでしたね。まさに蒙を啓いていただいたの感があります。ありがとうございました。

お礼日時:2001/08/20 13:00

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