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「アセクシュアル」と「クィア」の違いって何ですか?

A 回答 (2件)

まずアセクシュアルを説明します。



ゲイは「私は男性だけど、恋愛対象として男性が好き」という自覚がある人です。
レズビアンは「私は女性だけど女性が好き」という人です。
バイセクシュアルは「男性も女性も恋愛対象として好きだと思える」という人です。

一方でアセクシュアルな人は、自分自身がアセクシュアルであると自覚するまでにけっこう時間がかかります。
「男性も恋愛対象だと感じられないけれど、女性も恋愛対象だと感じられない」という人がアセクシュアルと呼ばれる人です。
ですが、これは「あなたはまだ運命の人と出会っていないだけ」と言われたりすることもあります。
また「あなたが好きです!結婚して下さい」とプロポーズされて「まぁ、そんなに言うんだったら」と結婚しちゃって、ずっと後になって、私ってアセクシュアルかもしれないと気付いた、なんてこともあります。

アセクシュアルなんて言葉も一般には知られていませんし、検査もされませんし、自分の恋愛感情が同世代の恋愛感情とズレているかどうか比べることも簡単ではありません。
なんとなく「異性のことをそんなには好きになれないなぁ・・・」と感じる程度から始まって、自分がレズビアンかとも思ったけど、でも同性もそんなに「好きっ!!」ってほど好きな感じもしない。
自分ってどうやら他の人とは違うみたいだぞ、と感じていろいろ調べてようやく「アセクシュアル」という言葉にたどり着いて「私ってもしかしたらこれなのかな?」と気付く、という感じではないかと思います。
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この回答へのお礼

ありがとうございます。勉強になりました。

お礼日時:2021/01/30 18:15

クィアは実は色々な意味で使われますが、主な2つの意味を紹介します。



1つ目は「性別に違和感があるけれど、自分でもよくわからない」と感じている人のことです。
多くの人は生まれたときに男性器がついていれば男の子として育てられ、ついていなければ女の子として育てられます。
服装も男の子は男の子らしく、女の子は女の子らしい服を着せられます。
多くの人は思春期になると男性らしい体つき、女性らしい体つきになってきます。

そういった服装や自分の「男らしいカラダ」「女らしいカラダ」に対して「この服は違うような気がする」「このカラダは違うような気がする」という違和感を感じている人をクィアと呼んでいます。
服装や自分のカラダ以外であっても、ともかく「あなたは男ですよね」「あなたは女ですよね」と言われることに対して違和感を感じている人はクィアです。
とくにLGBT(レズビアン、ゲイ、バイセクシュアル、トランスジェンダー)のどれにも当てはまらないんだけど、とにかく自分の性に違和感があるという人をクィアと呼んでいます。
これが1つ目のクィアの使われ方です。

2つ目はLGBTも「LGBTのどれでもないけど自分の性に違和感がある人」も全部をひっくるめてクィアと呼ぶことがあります。
別の言い方をすれば「性的マイノリティー」のことを「クィア」と呼ぶということです。

クィアという英単語の元々の意味は「風変わりな」「奇妙な」という意味だそうです。
上でご紹介した1つ目の意味の場合は「アセクシュアル」がクィアに含まれますが、アセクシュアルとクィアは同じではありません。
クィアは「その他全部ひっくるめて」というニュアンスがあるため、より広い意味になります。
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この回答へのお礼

ありがとうございます。勉強になりました。

お礼日時:2021/01/30 18:14

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