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国の予算原則について質問です。
「予算単年度主義」と「会計年度独立の原則」の違いが今ひとつ分かりません。自分の使っているテキストには、
「予算単年度主義」とは予算は原則として会計年度ごとに作成され、次の会計年度に限定以降の予算を拘束してはいけないというもので、予算の効力を当該会計年度に限定するものである。
「会計年度独立の原則」とは、当該会計年度の支出は、当該会計年度の収入で賄わなければならないというものである。
とありますが両者とも、予算はその年に作って、その年内に使わなければならないということを言っているようで同じに見えますが何が違うのでしょうか?
噛み砕いて教えてくださるかたよろしくお願いしますm(*_ _)m

A 回答 (1件)

まあ、似た様な当たり前のことを言ってますけど。



予算単年度主義  :次年度(以降)の予算に影響を与えちゃダメ!
(財務省的)    当該年度に、次年度予算のことには関わるな。
          余ったからと言って、次年度に繰越も出来ない。

会計年度独立の原則:単年度毎に、歳入=歳出にしなさい。
(会計監査院的)  次年度以降からの前借はダメよ!

こんな感じかと。

なお、「財務省的」,「会計監査院的」と言うのは、「実務家(財務省)の主義」と「法律家の原則(≒ルール)」の違いです。
企業で言えば、実務家は経理部で、法律家は税理士とか税務署です。

ただし、いずれも一部例外は認めてますし。
また、「予算消化主義」と言う弊害もあります。

会計監査院は、もし予算が余ったら、赤字国債を返済して「歳入=歳出」と
することを、別に禁じてないと思いますが。
実務家の財務省とか省庁は、「歳入=歳出」がルールなので、「余ったら使い切る主義(繰り越さない主義)」にしてます。

この部分を除けば、「主義=原則」と考えても、差支えないでしょうね。
原則を超えたところに、主義は存在しませんし。

ついでに言えば、予算や会計の原則からは、政治家が「次年度以降で検討する」「3年以内には実現を目指す!」なんてのは、「根拠のない空手形」と言えますね。
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この回答へのお礼

ご連絡が遅れてしまい、大変申し訳ございませんm(_ _)m

大変わかりやすい説明でよく理解出来ました!!!

また分からないことがありましたら何卒よろしくお願いしますm(*_ _)m

お礼日時:2022/04/15 19:53

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