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インターネットは、いよいよ光ケーブルFTTH(Fiber to the home)の時代を迎えています。
ところで、光ケーブル回線業者のケーブル敷設方法は、一本の光ファイバーを分岐することなく、各戸に届ける占有型と、一本の光ファイバーを複数のユーザが共有して使うPON型があって、前者より後者の方が通信速度が遅くなるとのことです。
さて、質問ですが、なぜ、一本の光ケーブルを分岐して使うと、通信速度が遅くなるのか、専門用語は使わないで、素人にわかるように教えてください。
とはいえ、理論的に納得できるよう教えてください。

A 回答 (3件)

大まかにはNo.1の方の回答でよいでしょう。


光回線のPON型場合最大32分岐して使っているようですので最大32加入者が100Mbpsの回線を共有するとすれば、最悪100Mbps/32≒3Mbps(bps:bits/sec)の通信速度まで低下します。特にその32加入者の中にインターネットゲームをする人のPCやウイルス感染PCが5台以上存在し大量にパケット(通信データを送る最小単位)を送信していれば、他の加入者の通信速度は相当低下します。

分岐を正確に言いますと、一本の光ケーブルを、1/32時間間隔で電子的なスイッチで接続を32本の光ケーブルに順に切り替えて(エスカレータのステップに人が乗るように)パケットを取り込んでいますので、32ユーザーの送受信するパケット数が増加すると、パケットの合流(送信の場合)、仕分け分岐(受信の場合)の混雑で、実質のユーザー側の光ケーブルの実質の通信速度は落ちていきます。32本の光ファイバーが束ねられ一本の光ファイバーになるところでは最大32加入者のパケットが集中します。一加入者当たりの通信速度は当然落ちるわけです。
ハイパー光FTTHでは光ファイバーの通信帯域1Gbpsで、各ユーザの通信速度100Mbpsを保証していることです。この場合は、10分岐で1/10時間間隔で各加入者の光ファイバーを高速に切り替えているということですね。

なお、光ファイバーの中の信号はMWDM(マルチ波長分割多重)という方式で2波長または4波長のレーザー光を使い、送信信号、受信信号、制御信号、保守信号などを各波長に乗せて各信号の同時通信を行っています。
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この回答へのお礼

大変良く分りました。
どうもありがとうございました。

お礼日時:2005/03/29 12:09

通信速度そのものが遅くなる訳ではありません



分岐の場合複数の人が時間を分けて使用することになります(数百分の1秒程度で)そのため、その人が使用できる時間が少なくなり、数秒~数十秒の時間で考えた時、通信できるデータ量が減少し、平均の速度が減少します

道路の渋滞をイメージするとよろしいかと(厳密にはかなり異なりますが)
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この回答へのお礼

大変良く分りました。
有難うございました。

お礼日時:2005/03/29 12:11

「水道」を想像してください。



1秒で100リットル流せられる水道があるとして、
・それが1つ1つの家庭に個々に配管されていれば、各家庭で同時に蛇口をひねっても別々の水道管なので、影響することなく100リットルでてきます。
・2つの家庭で1つの水道管を共用していれば、同時に蛇口をひねると100リットルの水が2つの蛇口に分かれることになるので、「100÷2=50」で「50リットルしか出てこなくなる」ことになります。

これと同じことです。
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