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写真は、ドビユッシーの月の光の25小節目です。どの楽譜を見てもアルペジオが左右に分かれています(つながったアルペジオではない)。ところが、ピアニストの演奏を聞くと、ほとんど左手のアルペジオを弾いてから、右手のアルペジオを弾いています。これはなぜでしょうか?

「ピアノのアルペジオの弾き方」の質問画像

A 回答 (3件)

和声の常識的な観点からでは。


左と右の構成音を見る限りだと、最初3つは丁度下から順に和音の構成音が詰まって配置されています。これを左と右で同時にアルペジオを鳴らすと考える人は、少なくともそこそこ音楽に見識ある人ならいないでしょう。

あと、楽譜から読み取る一般論以前に、月の光などいくつかの作品はドビュッシー自演の録音があるということもあります。これを聞く限りそうなってるので、そう広まったとも考えられます。ショパンの時代にはなかったことです。
ただ、この時代のトレンドでもあるのでしょうが、ドビュッシーは作法や演奏指示にがんじがらめになった音楽を嫌う傾向があり、さらにこの時代の最先端の作曲家は即興的に作曲することを意識していたフシがあるので、ドビュッシーに別の録音があったらこう演奏されていたかは疑問ですが。

「演奏家より作曲家が絶対だから何から何まで私の指示に従え」というスタンスだったラヴェルに比べ、ドビュッシーは12の練習曲ではあえて運指を指定しない、前奏曲集ではイメージが固定されないようタイトルを冒頭に書かないなど、楽譜の読み解きを奏者に託すスタンスがありました。特にピアノ曲にあった傾向。
このことからも理屈ではなく「音楽の常識的に大体わかるでしょうけど、あなたにお任せで」という感じで記譜されてある可能性はありますよ。

考えられるのはこんなところでは。
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この回答へのお礼

なるほど。そう考えるのが妥当でしょうね。ありがとうございました。

お礼日時:2022/07/04 09:26

これは、人間の感性の問題だろうね。


ギターでも、コードを鳴らすときは低い弦から高い弦に向かってストロークする。
左利きの人など、わざわざ弦の張り方を変えたり右利き用の持ち方をしたりして、いろいろ工夫してるし。

まず基音を聞いてどのコードが鳴るのか予測し、
それから実際にそのコードが鳴るのを聞いて気持ちを収まらせる。
それが人間の和音の認知の順序なのだと思う。

もちろんそれを逆手に取った、高音からのグリッサンドなどもあるけど。

低い音は基本の音になることが多いから、先に鳴った方が安定する。
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この回答へのお礼

済みません。ピアノの場合、理論書に書いてあるのは
左右に別れたアルペジオは、同時に弾くということです。
例えばショパンエチュード10-11では、どのピアニストの演奏でも
左右同時に弾いています。
左を弾いてから右を弾くという演奏はありません。

お礼日時:2022/07/03 19:15

ドビュッシーのこの曲が大好きで昔弾いてました。


アルペジオは記載の通り、左手→右手で連続でかけてく弾き方で教わった記憶があります。

確かに、つながってないですね!笑
私は全然疑問に思ってなかったので発見でした。

※手元に楽譜ないので確認できないで、回答になってないかもですが。。懐かしくてついコメントしてしまいました。練習頑張ってください!
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この回答へのお礼

yuki1288さん コメントありがとうございます。この手の質問は、よく「版によって異なる」で済まされてしまいますが、手元の楽譜を4種類あたっても相違はなく、左右別のアルペジオになっています。また、ショパンの練習曲でエオリアンハープの最後(終止)ですが、ヘンレ原典版ではこれも左右別のアルペジオになっています。しかし、CDなどの演奏では下から順に弾く演奏しか聞いたことがありません。

お礼日時:2022/07/03 08:37

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