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ポイズンピルとジューイッシュデンティストの二つについて、もうちょっと理解できたらなあと思います。うんとやさしい説明をいただけるとありがたいです。

ポイズンピルについて。
敵対的買収が実行されそうになった時、企業は自由に(いくらでも)株式を発行することができるのでしょうか。
私が読んだサイトに「買収した後で毒が回るからポイズンピルと呼ぶ」という記述があった(正しいですか?)のですが、これは買収を防止するための手段ではないのですか? 
既存株主に新規に発行した株式を安く大量に買い足してもらって、買収しようとしている者の所有する割合を減らそうとするものですよね?
どうして「買った後で毒が回る」ことになるのかわかりません。どなたか教えて下さい。

ジューイッシュデンティストについて、意味はわかりましたが、どうして「ユダヤ人の歯医者」という失礼な言い方をするのかわかりません。きっかけとなったエピソードなどあるのでしたら、教えて下さい。

A 回答 (1件)

買収を始めた後に大量に新規株式を発行されると株の価格は下がります。

下がった株価よりも高い価格で買っていた人は、損をしたことになります。これが含み損です。敵対的買収をすると、株価はそれ以前よりも高くなります。便乗する人もいますが、このときに株を買っているのは基本的に買収をする会社です。新株発行で株価を元の水準まで引き下げると、それ以前の価格よりも高く買った人、つまり敵対的買収をした人だけに含み損を与えることができます。
 今回のケースで言えば、フジがTOBを宣言した価格が本来の価格だとすると、5950円ですが、ライブドアはそれ以上の値段で株を買い占めたわけです。一時は8000円近くの値が付きましたが、このころに株を買っていたのはほとんどライブドアと考えて間違いありません。ニッポン放送のポイズンピルは失敗しましたが、ホワイトナイト(?)の登場で株価は5900円まで下がりました。ライブドアは天井値で購入した後に株価が下がってしまったので、現在数十億円の含み損を生じさせています。結果として、高い値段で買ったニッポン放送株は、現在ライブドアの中で毒薬として作用しているといえます。このような価格引き下げを直接的かつ意図的に行うので新株発行を「ポイズンピル」というのです。新株発行が可能な会社の株については、敵対的買収をすると毒薬化されてしまう恐れがあるので手を出しづらくなり、予防策として効果があるのです。
 新株を発行しすぎるとそれ以前の価格よりも下がってしまい、損をする人たちがどんどん増えます。株価は高い方がいいのですから、敵対的買収者だけにダメージがいく価格がベストということになります。ですから無制限に株を発行することはしないですし、できるだけ少ない方がいいのです。

ジューイッシュデンティストの語源については、アメリカで、アラブ資本の入った会社が歯科器具メーカーの乗っ取りをはかった時に対抗して行われたことが始まりだそうです。
当時のアメリカの歯科医師にはユダヤ系の人が多かったそうです。

参考URL:http://www.ma-intercross.com/ma2/term.html
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この回答へのお礼

詳しい具体的な説明をしていただいて、どうもありがとうございました。おかげさまでよくわかりました。
すごく頭の切れる、思考の回路が広範囲な人たちが活躍する分野なのだなあ、と思った次第です。
親切なサイトも紹介していただいてありがとうございます。
ジューイッシュデンティストのこと、なんか、裏から手を回して卑劣なことをする、というイメージがあったので「失礼な」と質問文に書いてしまいましたが、誤解だったようです。

お礼日時:2005/04/07 21:15

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