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IS-LM曲線とAD-AS曲線の相関関係を教えていただけませんか?IS-LM曲線をどう変形したらAD-AS曲線になるんでしょう?

質問者からの補足コメント

  • いや〜難しいですね(汗)教えていただいておいて大変申し訳ないのですが、それは経済学部生向けのご解説ではないでしょうか?もう少しザックリしたレベルのご解説をいただく訳にいかないでしょうか?経済学に興味を持ち始めた中学生に対するように、「このモデルは〜〜な概念を表してるんだよ〜」的なノリで構わないのですが。

    私も解説書(これまた超ザックリな解説書)をパラパラめくり直してみましたが、IS-LM曲線は財市場と貨幣市場の分析なのに対して、AD-AS曲線は財市場、貨幣市場、労働市場の3つを表してるとのこと。ここで既に矛盾?を感じるんですが、パラメーターが3つであれば本来ならばx軸、y軸、z軸の3Dのグラフが必要になるはずです。それをなんで2Dで表現できるのか?そもそもが無理のあるモデルではないのか?結局のところ、AD-AS曲線は何の分析の役に立つのか?そういった所が気になります。

    No.1の回答に寄せられた補足コメントです。 補足日時:2022/11/29 21:25
  • IS-LM曲線は直感的に理解できる気がするのですが、AD-AS曲線の意味合いが昔からよく分からないのです。経済分析を必須とする職業の人にとっては、必須のツールなんでしょうか?

      補足日時:2022/11/29 21:31
  • 昔、試験勉強の関係で少し経済学をかじった程度で、それ以降は巷の「経済がよくわかる!」的な本を読んでるだけなんです。

    その例えで言うと、AS曲線はどういうときに動くんでしょうか?

    それとしつこくてすみません、IS-LM曲線との相互関係を、今一度ザックリと教えていただく訳にいきませんでしょうか?

    No.3の回答に寄せられた補足コメントです。 補足日時:2022/11/29 23:04
  • AD-AS曲線のどこに「労働」が入っているのかが、特に分かりにくい気がします。PとYに集約してるはずなのに、なんでWが入ってくるの?

    AS曲線の大元に(2) W/P=F'(N)が入っているから、Wだ、ということなんでしょうか?しかしそれだと理屈っぽすぎて分かりにくい。これまたムシのいい言い方ですが、その辺りを直感的に理解しやすい方法はないでしょうか?

      補足日時:2022/11/30 10:21
  • もう一度解説書をパラパラめくってみましたが、やっぱりAS曲線そのものが労働力の供給を表してる曲線なんですね…(汗)私はゴッチャにしてました。AS曲線の中にも、財市場や貨幣市場の要素も入ってるのかと思ってました。財市場や貨幣市場はAD曲線で説明済なんですね?経済学者さんから見れば説明するまでもない基本のキだと思いますが、その辺すらアヤフヤでした、質問するのも恥ずかしいレベルだったと思います…(汗)

    しかし経済学というとどうしても膨大な理論体系に圧倒されて、「難しすぎるから早く誰かに聞いちゃった方がいい」と思ってしまいます(汗)。そうですね、少しずつ基本テキストを読み直した方がいいと思いますが…大学生みたいにじっくり勉強する時間があるわけでもないし…ヤキモキしますね、どうせまた低レベルな質問をアチコチで繰り返してしまうかもしれませんが、自分なりの勉強法も模索してみたいと思います…

      補足日時:2022/12/01 15:29

A 回答 (5件)

>AD-AS曲線のどこに「労働」が入っているのかが、特に分かりにくい気がします。

PとYに集約してるはずなのに、なんでWが入ってくるの?

もう一度、No1の6本の方程式(関数)を見てください。AS曲線は(1)と(2)からN(雇用量)を消去して、YとPとの関係を導いた式と書きました。Nは消去されたのでASにはNは存在しないのです。(ついでにいうと、IS-LM曲線にもNは存在しません。)Wはここでは定数(ケインズモデルではWは短期的に硬直的なので、G(政府支出)とかM(通貨供給量)と同じように、定数(パラメータ)として扱われるので、AS曲線の中には残るのです。



>AS曲線の大元に(2) W/P=F'(N)が入っているから、Wだ、ということなんでしょうか?しかしそれだと理屈っぽすぎて分かりにくい。これまたムシのいい言い方ですが、その辺りを直感的に理解しやすい方法はないでしょうか?
方程式を解くとき、何が変数で、何が定数かということがわかっていないと方程式は理解できないし、解くことができません。ケインズモデルでは、Y,N,P,C,I,rは変数(内生変数)で、W,G,Mは定数(外生変数)です。
抽象的な関数の形で与えられているのでわかりにくいかもしれないので、(1)の生産関数Y=F(N)は具体的に、たとえば
Y=a√N
で与えられているとしましょう。このとき(2)は
W/P=(a/2)/N^(1/2)=(a/2)/√N
となります。(2)式にあるF'(N)とはF(N)の微分した値(導関数)です。(微分の計算はできますか?できるなら確かめてください。)
この2つの式からNを消去し、YとPの関係を導くと
Y=(a^2/W)P
あるいは
P=(W/a^2)Y
が得られるでしょう。Pを縦軸に、Yを横軸にとってこの「AS曲線」をあらわすと、AS曲線は傾き(W/a^2)の原点を通る右上がりの直線となることがわかるでしょう。この式をみれば、Nは消去されたのでASにはあらわれず、Wが右辺に登場することがわかるでしょう。かりに政府がWを強制的に引き上げる政策をとれば、AS曲線は上方にシフトする(左回りに回転する)ことがわかるでしょう。
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この回答へのお礼

大変詳しく教えていただき、ありがとうございました!

お礼日時:2022/12/02 09:35

>昔、試験勉強の関係で少し経済学をかじった程度で、それ以降は巷の「経済がよくわかる!」的な本を読んでるだけなんです。



もっとまともなマクロ経済学の本(あるいは経済学の基礎ーミクロを含めてーをちゃんと書いてある本)を読みはじめたら、どうでしょうか?
IS-LMとか、AD-ASは難しい概念ですよ。前者はヒックスというケインズという同時代の経済学者(ノーベル経済学賞の受賞者)がケインズ体系をわかりやすくするために1937年の論文「ケインズと「古典派」」で取り入れた概念。
前に書いたことを繰り返しますが、ケインズモデルは6つの変数からなる6本の連立方程式で書ける。その解き方の問題で、要するに6本の方程式を2つの変数からなる2本の方程式に集約する問題。一つは、r(利子率)とY(GDPあるいは所得)を含む2本の方程式ISとLMに集約する方法。もう一つはp(物価)とY(GDPあるいは所得)を含む2本の方程式ADとASに要約する方法です。どちらの方法を選ぶかはどういう問題を分析しようとしているかによるでしょう。6本の原モデルが与えられているのでなければ、IS-LMを知ってもAD-ASへ転換できないし、あるいはAD-ASからISーLMへ変換することはできません。

>AS曲線はどういうときに動くんでしょうか?
AS曲線はNo1で書いた6本からなる方程式群の中の(1)と(2)からNを消去してYとpの関係に要約した方程式(関数)です。そこで一定とされている変数に変化があれば、AS曲線はシフトする。たとえば、短期的には硬直的な賃金Wが、たとえば政府の政策によって引き上げられればどうなるか?ASは左に(かつ上方に)シフトし、均衡において(つまりAD曲線との交点で決まる)物価は上昇し、GDPは低下する状況が生まれるでしょう。この辺の議論はミクロ経済学をしっかり勉強して、供給曲線あるいは需要曲線の曲線上の動きと曲線自体のシフトの違いを理解しておく必要があります。
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>や〜難しいですね(汗)教えていただいておいて大変申し訳ないのですが、それは経済学部生向けのご解説ではないでしょうか?



経済学部の学生じゃないの?経済学部の学生かと思って説明したんですが。

>IS-LM曲線は直感的に理解できる気がするのですが、AD-AS曲線の意味合いが昔からよく分からないのです。

むしろAD-AS曲線のほうが直感的にわかりやすいでしょう。ADとは
aggregate demand、つまり総需要のことだし、ASとはaggregate supply,つまり総供給のことです。物価Pを縦軸に、経済全体の財の集計量であるGDPを横軸にとると、あたかも、リンゴのような個別の財の市場の需要と供給を扱うように、GDPのような集計量をも扱うことができる。一定の条件のもとでは、総供給曲線は右上がりの曲線だし、総需要曲線は右下がりの曲線になる。2つの曲線の交点で均衡の総産出量(GDP)と物価が決まる。政府が政府支出の拡大を決定すると、AD曲線が上にシフトし、物価を上昇させると同時にGDPを拡大させることがわかる。これはあたかもなんらかの理由でリンゴへの需要がふえると、リンゴの価格が上昇し、りんごの取引量が増えるのと同様で理解しやすい。
この回答への補足あり
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No1で最後のところ



>以上のように、AD-AS曲線とLM曲線は、(1)から(6)からなるケインズシステムを解く2つの代替的アプローチで・・・

はもちろん

以上のように、AD-AS曲線とIS-LM曲線は、(1)から(6)からなるケインズシステムを解く2つの代替的アプローチで・・・

と直してください。ついでに追記。
AD-AS曲線によってPとYの均衡値が求まれば、ほかの内生変数の均衡値も(1)-(6)にそうして求めたPとYを代入することで直ちに求まる。同様に、IS-LM曲線によってrとYの均衡値が求まれば、それらを(1)-(6)に代入することで他の内生変数の均衡値も簡単に求まる。
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相関関係?相互関係でしょう。


以前似た質問に回答したことがあるので、そこから再掲しましょう。

(閉鎖経済の)ケインズ・モデルは
(1) Y=F(N)
(2) W/P=F'(N)
(3) Y=C+I+G
(4) C=C(Y)
(5) I=I(r)
(6) M/P=L(r,Y)
の6本の式からなる。(1)は生産関数。YはGDP(所得)、Nは雇用量で、(1)は雇用量NとGDPの技術的関係をあらわしている。(2)は各企業は市場で決まる実質賃金W/Pを労働の限界生産性F'(N)に等しくなるようにNを選択することを示し、雇用の需要関数をあらわしている。この条件は競争市場で各企業が利潤最大化行動をとることから導かれる(なぜ?)(3)は財市場の均衡条件でCは消費、Iは投資、Gは政府支出。(4)は消費関数で、(5)は投資関数で、rは利子率。(6)は通貨市場(裏側は債券市場)の均衡条件。左辺は実質通貨供給量で、Mは通貨供給量、Pは物価。右辺は通貨の実質需要は利子率rとYによって決まることを示す通貨の需要関数。なお、(3)の右辺のG(政府支出)も、(6)の左辺のMも政策変数で外生(外から与えられる変数)。(2)の左辺のWはケインズ・モデルでは硬直的で、短期的には変化しない定数。内生変数(モデル内で決定される変数)はY,N,P,C,I,rの6個で、6つの方程式に対して6つの(内生)変数なので、原則的に解けることになる。
 (1)と(2)からNを消去し、YとPの関係を導けば、総供給関数(AS曲線)を得るし、(3)-(6)の4つの式からrを消去し、YとPの関係を導けば、総需要関数(AD曲線)を得ることになる。総供給関数と総需要関数を連立させて、PとYについて解くと、それらの値が均衡のGDPと物価水準を与える。
 (1)-(6)を解くもう一つの方法は、まず、(3),(4),(5)からYとrの関係(IS曲線と呼ぶ)を導く。つぎに、(1),(2)からNを消去し、PをYの関数としてあらわし(これは上で示したようにAS曲線だ)、これを(6)の右辺のPに代入し、rとYの関係式を導く(LM曲線とよぶ)。ISとLMを連立させれば、均衡におけるYとrを得ることになる。
 以上のように、AD-AS曲線とLM曲線は、(1)から(6)からなるケインズシステムを解く2つの代替的アプローチで、AD-AS曲線が与えられたとしてもIS-LM曲線を再現できないし、逆にIS-LM曲線が与えられたとしてもAD-LM曲線を導くことはできない、ということです。
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