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三次構造を形成する力は親水的相互作用、静電的相互作用、水素結合、分子間力などですか。お教えください。
化学

A 回答 (2件)

補足です。


親水的相互作用は「ない」というのは言い過ぎですね。タンパク質等の生体分子を論じるときには「ない」に等しく、専門用語としても使われることはありませんが。

静電的相互作用などと違い、疎水性相互作用は「消極的な」相互作用です。生体はふつう細胞内も細胞外も水環境なので、疎水基は水環境から逃れるように寄り集まります。よく人間関係に喩えて、「嫌われ者は周りに弾かれるので、互い好きじゃなくても寄り集まる」と言われます。互いくっつきたくて仕方ない正電荷と負電荷(静電的相互作用)などとは違い、「水から逃れるためには出来るだけ身を寄せ合う方が水との接触面が小さくて済む」という原理で、あたかも互いに引き合っているように見えるのが疎水性相互作用です。

この性質のため、正負がぴったり合っていないと結合しない静電的相互作用などと比べて特異性が低く、疎水性であれば何とでも結合できるため、タンパク質の変性・凝集・非特異的相互作用など、扱う上で色々な問題のタネになります。

さて、親水性相互作用ですが、上の原理のため水環境では存在しません。無極性の溶媒中であれば、親水基同士が同じ原理で親水性相互作用を生じるはずです。
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タンパク質の話ですか?それならば、



疎水性相互作用
静電的相互作用
水素結合
ジスルフィド結合

が主で、あと、結合ではありませんがエントロピー有利/不利もかなり重要な要素になります。

挙げられている中では、親水的相互作用はありませんし、分子間力は静電的相互作用、水素結合、ファンデルワールス力などの非共有結合性相互作用の総称です。
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