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日本海海戦時の水雷艇の魚雷の推進機関はどの様な
構造ですか?

A 回答 (3件)

この時代まだ内燃機関はありませんから圧縮空気を使用するピストン駆動の推進ではないでしょうか?


蒸気機関車の蒸気の代わりに圧縮空気を使用すると考えてください。 
従って酸素も窒素も推進の為使用できます。
排気は空気なのでかなりはっきり雷跡が出るでしょう。
当時高圧の圧縮空気はまだ作れなかったと思いますから中圧程度ではなかったかと思います。

従って魚雷の到達距離は短く、次第に速度も低下するので当時の水雷艇は目標にかなり接近しなければならなかった筈です。 その為夜間雷撃をするのが常識でした。
日露戦争初期旅順のロシア艦隊を水雷艇で攻撃した時、接近距離が遠くてことごとく失敗し、司令官は勇気がないと怒って艇長をすべて更迭したと言います。

日本海海戦でも夜間になって、昼間の砲戦で被弾し火災も発生していただろう敵艦は見つけやすく、前回の失敗を反省した新艇長らは猛接近して雷撃し大戦果を得ました。
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この回答へのお礼

詳しい説明ありがとうございました。

お礼日時:2005/05/05 18:52

この時代ですと93式の酸素魚雷は無い時代ですから、圧縮空気による冷走魚雷ではないかと思います。


どうもはっきりとした資料が無いのは、ご承知のようにこの時代までは魚雷は陸上の海岸砲台から発射するイメージが強く、水雷艇に関する資料は少ないようですね。
仕組みは空気中の酸素が、動力機関の燃料を燃焼させ、その出力で推進機を駆動して走行しますが、タダの空気を圧縮しただけですから、空気中に含まれる酸素の量は4分の1弱で、残りは気泡になり海中に放出され、これが青白い尾を引く航跡となってしまいます。
これを改良したのが、第二次大戦中の酸素魚雷。
方向の制御は無線式も実験はされてたようですが、どうも問題が多く採用にいたってませんから、多分ジャイロ式と思われます。
ジャイロ自体は1900年代には実用化されており、ジャイロの動きに合わせて、羊の皮で出来た空気弁から15気圧ほどに減圧された圧縮空気が流れ、舵を切ったかと。
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この回答へのお礼

詳しい説明と回答ありがとうございました。

お礼日時:2005/05/03 22:59

圧縮した空気をボンベに詰めておいて放出し、それでタービンを回してスクリューを回転させるのだそうです。


空気ですと航跡が泡になってみつかりやすいので、酸素ボンベにして放出された酸素が水に溶け込んで泡がみえにくくなる工夫が後にされたとのこと。
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この回答へのお礼

早速の回答ありがとうございます。
当時、内燃機関が発達しているとは思えず
推進方法が、気になって気になって
モヤモヤ状態でした。
これで、心は天気晴朗です。

お礼日時:2005/05/03 08:06

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