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有名私立大学の科研費採択件数・新規採択件数は年々増えており、地方国立との差は縮んでいるとか言ってる人いたのですが、嘘ですよね?そんなデータないですよね?

A 回答 (2件)

30代ではなく70代です。

科研費というのは,まず大学等の教員・研究者が申請しないともらえません。件数と額はそれぞれの大学側の考え方・個々の先生達の考え方で決まります。それを国や文科省がコントロールはしていません。学部長が,全教員に申請できる複数の種目に申請するように薦める学部もあれば,個々の先生たちの自主性に任せる組織もあります。
 また審査員は各学会等からの推薦者を考慮した上で決定され,国立私立の区別はなく,その研究分野ごとの中心的な研究者・教員が選ばれています。そして審査員は,申請者が国立大所属なのか私立大所属なのかは関係なく,申請書に書かれた内容と,申請者の普段の研究成果を学会論文や学会の研究発表会で把握した上で点数を決めています。ですから,申請者は普段から自分の研究成果を公表していないと,採択される確率は下がるのは当然のことです。また審査の基準はそんなに厳しくは指定されていませんから,それぞれの審査員が新規性を高く評価するのか,実用性を高く評価するのかは違っていて,その理由を含めて,とりまとめの審査員が最終決定をしています。ここにも国や文科省のコントロールは入りません。
 最終的には,最初のご回答のアンカー先からもわかるように,採択率は多くても40%レベルで,その下はずっと30%台が並びます。国立・私立の区別が無いことは明らかです。積極的に毎年ちゃんと研究して成果を公表していれば,採択される可能性が高くなるだけです。そして「数撃てば当たる」的に,学部全体で積極的に申請していれば採択される数も高くなる可能性があるわけです。
 さらに,申請書の書き方によっても採択率は違ってきます。若い先生は申請経験が少なく,ご自分の情熱に基づいて,自分の研究の歴史的背景から書いてしまう人がいます。また論理的には書けない先生もいます。そういう申請書は,審査員も読むのが苦痛ですから点数はおのずと下がってしまいます。上手な先生は,コツをつかんでいますから,申請書を読んだ審査員の心をグッとつかむ書き方と,言葉少なく論理的な表現ができたりしますから,採択される可能性が高くなるわけです。ここにも私立・国立の区別はありません。私立大の先生でも10年間に延べで8年分くらいの採択がある先生もいれば,国立大の先生でも10年間に延べで3年分くらいしか採択されていない先生もいます。
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“有名私立” といっても,大学によって違うのでは?


科研費の採択件数は, 全体の採択件数も増えています.国立の増え方よりもその私立大の増え方のほうが大きければ,「差は縮んでいる」と言えるでしょうけれど.

学振のデータをみればよいと思います.
“有名私立”なら,下記の 30機関に名前が入っているでしょう.

平成30年度 
https://www.jsps.go.jp/file/storage/grants/j-gra …

令和5年度
https://www.jsps.go.jp/file/storage/kaken_27_kda …


学振のWebサイトより
https://www.jsps.go.jp/j-grantsinaid/27_kdata/in …
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