アプリ版:「スタンプのみでお礼する」機能のリリースについて

オシロスコープの設定で、
“DCカップリング”か“ACカップリング”かを
設定する項目があるのですが、
どの様に使い分ければいいのでしょうか。
測定する波形によって使い分けるのだと思うのですが、
単に直流波形を測定する時はDCカップリング、
交流波形を測定する時はACカップリング
ではダメなのでしょうか?

A 回答 (2件)

オシロスコープで観測するものは、交流信号であることがほとんどです。

(まれに直流信号も観測します)
交流信号は、グランドを中心に振幅をもっているものもあれば、ある直流電位を中心に振幅を持っているものもあります。

DCカップリングで波形を観測すると、直流成分も同時に観測することができます。
例えば、直流2Vに500mV(P-P)の信号が乗っている波形を観測すると、その信号はグランドラインより2V上昇したところで500mV(P-P)の振幅を見せます。
同じ信号をACカップリングで観測すると、直流成分の2V(DC)が排除されるので、グランドライン上で500mV(P-P)の振幅を見せます。

DCカップリングとACカップリングの使い分けですが、基本的には信号を観測するという特性上、ACカップリングで良いかと思います。しかし、周波数が低くなると(100Hz以下では注意)、カップリングにコンデンサを用いているため、正しい振幅を表現しきれない可能性がでてきます。そのような時は、DCカップリングにします。
DCカップリングで不都合が生じるのは、小さい交流信号が大きな直流成分に乗っているときです。
例えば、直流10Vに100mV(P-P)の信号が乗っていると、VOLTS/DIVは、50mVか20mVにしないと信号をきれいに見ることができません(1倍プローブ時)。しかし、直流成分が10Vもあるので、信号が管面からはみ出して見えなくなってしまいます。
これくらい信号と直流成分に差があると、グランドラインを調整しても、まず、信号を見ることはできないでしょう。

要は、信号が最もきれいに見える状況を作り出せれば良いのです。
    • good
    • 5
この回答へのお礼

ありがとうございます。勉強になります。
例えば商用電源のAC100Vを見る時は、DCカップリングにしないと、減衰してしまう訳ですね。

お礼日時:2005/05/14 23:52

カップリングというのは,


オシロの端子と内部測定部の間に

DCの場合は,何も入らず,
ACの場合には,コンデンサが間に入るということです.

ですから,直流であろうと,交流であろうと,
「DCカップリング」
で測定できます.

ACカップリングでは,直流は測定できません.
ACカップリングは,入力信号の「AC成分」を取り出したいときにもちいると考えた方がいいでしょう.
直流と,交流が合わさったような信号で,
交流成分だけを測定したい場合です.

ですから,
私は,DCカップリングしかつかったことはありません.
もちろん,直流も交流も,過渡応答すべてこれです.
交流成分だけを取り出して見たいという用途がないので
そういうことになってます.

未知の波形を見るときは,DCカップリングで
測定し,「直流分を除きたい」ときだけ
ACカップリングにするという感じでしょうか.

ご質問の使い方は,それで良いと思います.
でも,「直流」とか「交流」とかで表現できるような単純な信号ばかりではないですよね.
    • good
    • 2
この回答へのお礼

ありがとうございます。

>でも,「直流」とか「交流」とかで表現できるような単純な信号ばかりではないですよね.

その通りですね。
自分はオシロを使う前は、確認の為、DC5V波形orAC100V波形を表示させて、
使い方を確認してから使う様にしています。

お礼日時:2005/05/15 17:03

お探しのQ&Aが見つからない時は、教えて!gooで質問しましょう!