プロが教えるわが家の防犯対策術!

先般、柱上アースについて質問させてもらったものです。みなさんの意見を下に色考えてもう少しのところまで来た感じです。まだ少しわからないところがあります。

質問事項
柱上アースは通常状態では電流が流れないが、1次側と2次側が接触した際には、その電流を∞の貯蔵量をもつ地球に逃がす(アースする)
と、ここまでは、あっていると思うので話を進めますが、このアースに電流が流れる理由がわかりません。どうしても、引っかかる部分が二つありますのでので、よいアドバイスをいただけると幸いです。よろしくお願いします。

(1) 1次側と2次側が接触した際には、その電流を地球に逃がすということですが、
 この柱上アースには、 電流の帰り道となるものがないですよね?言いかえれば
 閉回路をなしていないのにどうして、アースに流れていくのでしょうか?
 過去ログをみていると、電流が流れるのではなく、電圧が流れるという考えが
 正しいような感じなんですが、電圧が流れるというものがどういったものかわかりません。

(2) 1次側と2次側が接触したとしても、中線と大地の電位差は0Vのままだと思うんですが、
 通常状態(100V)の時ではアースに電流は流れないのに、高圧のときだけ、アースに電流が流れるのはなぜなんでしょうか?

なんか、まだまだ混乱しているようです。

A 回答 (2件)

アース(接地)の事は、難しいですよね。



 長く、工場の電気技術者をしている私でさえ
接地の件を検討する際は、規準書や参考書を離せません。

>柱上アース
>(1) 1次側と2次側が接触した際・・・

 *(質問者の言う)柱上アース(電気設備技術規準・解釈では「B種接地」と言います)
  これの大きな目的は、高電圧と低電圧側が混蝕(接触とも)した場合、
  低電圧側の「対地電圧」を上昇させない為にあります。

   高低圧の混蝕時、低圧側が接地していないと、高圧側の対地電圧が
  低圧側に加わり、低圧側の絶縁破壊等の事故(火災や感電等)になります。

>(2)・・・高圧のときだけ、アースに電流が流れる・・・

 *(高低圧混蝕時)高圧の対地静電容量分を通じて、接地線に電流が流れます。
  B種の接地抵抗値は、高圧側の静電容量分を考慮して、低圧側の対地電圧を制限する
  値が決められています。

 **詳しく勉強したいのであれば、「電気設備技術規準・解釈の解釈の第24条」や関連条文と
   それらの解説書や接地技術の専門書で学習してみてください。

 私はO出版社発行の解説書「早わかり・・・」や専門書を読んで、
 私の勤める社内用内規見直しの参考としました。


   

  
 
  
    • good
    • 0
この回答へのお礼

回答ありがとうございます。
>高電圧と低電圧側が混蝕・・・・
今私の持ってる電気知識では残念ながらその原理を理解できません。
説明のつかない何かがあるんですね。
何かがあるとわかっただけでも、自分としては前進です。ありがとうございます。

本屋に行ったんですが、なにせ電気関係の本が少なくて、良い専門書との出会いはありませんでした。
もしよろしければ、「早分かり・・・」の正式名称を教えてもらいたいんですが公の場では無理ですよね?

お礼日時:2005/06/04 01:02

高圧配電線は長い距離を通ってきます。


また電圧も6600Vと高いです。

このため、線間および対地の静電容量(コンデンサ)の存在が問題になります。
直接接地はされていませんが、コンデンサを通して三相の中性点が接地されている形になります。

従って、1線地絡時の戻り道は地中からコンデンサを通じて残りの2線へ、です。
    • good
    • 0

お探しのQ&Aが見つからない時は、教えて!gooで質問しましょう!