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 革命ってなにかpositiveの意味によく用いられていますが、それは正しいのでしょうか?名前に酔っている節が感じられるのですが。

 たとえば市民革命で考えますと、フランス革命が上げられます。フランス革命は確かに人権を確立する上で重要だったことは認めますが、1793-94年の狂乱には納得いきません。ルイ16世、マリーアントワネットの処刑。恐怖政治、反革命の名のもとに行われる虐殺の正当化。ジャコバン同士の粛清。多くの罪も無い市民が反革命の名の基に断頭台の露と消えました。確かに対外干渉が激しかったことは認めますが、納得できません。わたしは、寧ろテルミドールの反動で革命の狂乱に水を差し、ナポレオンが登場し、それが基でブルジョア民主主義の種が蒔かれた気がするのですが。(もし93-94年の狂乱のままフランスが存在すれば、現在のフランスは無い様な気が致します)


 イギリスの市民革命も叱りです。清教徒革命でチャールズ国王を処刑しますが、王政復古。その後名誉革命。イギリスの場合革命によって社会構造が根源的に変わるわけではなく、支配者および支配理念が変わったに過ぎません。むしろ不徹底な革命と思うのです。しかしその不徹底さが、後年イギリスを世界的に大きく躍進させることになったのではないかと思うのです。

 やはり社会において階級闘争が徹底的に行われると、その社会自体活力を失う気がするのです。物事は何でも「ほどほど」即ち牽制しあいながらも互いの共存が一番良いのではないでしょうか。

 皆様方どう思われますか?

A 回答 (8件)

階級闘争が徹底的に行われたなどということは歴史上無いのではないかと思います


革命が成立し、金持ちを殺してその富を山分けしても、残った者が皆平等な世の中になるかといえばそんなことはなく、結局残った者の中に階級が形作られます
あらたな金持ちになった者たちは今度は自分が狩られる側に回るのを恐れ苛烈な政治を布きますが、いずれは警戒心が薄れ、あるいはガス圧が高まり、再び革命の季節を迎えます
歴史はそんなことの繰り返しです
競争心は人間の本能ですから、階級の全く無い社会というのは決して実現しないのではないかと思います
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まず誤解があります。


政治的革命と、革命が進行する際の暴力行為とを混同してはいけません。
革命というものは、(中国の古典のはちょっと別として)権力の構造が根本から変わることですから、一気に行われるものではない(ただしある時期急速に進行する)性質のものです。
従って革命が進行する際に暴力行為が行われるか、また「狂乱の」状態になるか否かというのは革命そのものの本性というわけではありません。

階級闘争が徹底的に行われると、という仮定は原因と結果が逆じゃないのかな、と思いますが。社会の矛盾が深刻であればあるだけ闘争(必ずしも階級対階級とは限りません)も深刻かつ激しい性質を帯びるのであって、単に過激な主張を掲げたグループが存在するからといってそれ自体が革命の性質を決めるものではありません。

フランスの場合を例にとって見れば、革命以前にいわゆる共和主義を主張することは監獄入りを覚悟しなければならなかったわけです。この時点で権力を保持していたのは王政・王党派であって、共和主義者と権力はけして対等ではありませんでした。革命が暴力的に進行したのはまずは王政の軍事に軍事で対抗したのが始まりです。権力を握っている側は無防備に存在したのではなく、軍隊をもっていてしばしばそれを民衆に向けました。
ナポレオンがあげられていますが、彼はいわば軍閥で軍事政権です。つまり文字どうり自分の「理想」を力(軍事力)を背景に押し通すことができたわけです。これに対し、テロリズムの時代はジャコバン「独裁」ではあっても、彼らは全権力(軍事力や警察力なども含む)を掌握しきれていませんでした(だからこそテロリズムにはしる)。

イギリスの場合も不徹底な革命が後年の躍進につながるというのはどうでしょう?少なくとも植民地側から見れば、侵略の時期が早まった以外にないのですが。また、国内的にも深刻な矛盾をひきおこすのはたとえばラッダイトや19世紀のチャーティスト運動につながります。

革命は別段positiveでもnegativeでもないものです。
質問者が「それは正しいのでしょうか」と仰るのは既に評価だと思いますが、これには正解がないでしょう(事実ではなく価値観の問題です)。

それと共存できないものがある場合にのみ「革命」は激烈になります。「牽制しあいながらも互いの共存が」というのは互いが共存してもいい状態が保たれていてこそいえるのであって、例えばフランスにおいてそれは何も革命派の側からだけではなく、王政の側からも共存しようという意思は(口先はともかく)無かったのは明らかではないでしょうか?
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闘争心が無くなれば共存は出来ません。


みんな絶滅するでしょう。
理想論では人間は生きては行けないと思います。

参考までに。
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革命は大量虐殺に近いことばですね。


狂気の世界ですね。
ある条件で人を選別し、延々と殺し続けるわけです。
フランス海軍も士官を皆殺しにしたので、その後英国との戦争では優秀だった海軍はまるで機能しなくなりました。

日本でも団塊の世代が引き起こした学生運動も狂気の世界でした。
某国が資金提供したという噂ですが。
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フランスでは、フランス革命は、実はブルジョワ革命ではなかったという学説が出て、今ではかなり有力だそうです。

フランスのブルジョワジーが力をつけたのは、ナポレオン三世時代になってからだそうです。では、フランス革命の主役は誰だったかというと、下層民と、下層民を扇動したインテリだったそうです。
イギリスでも、産業革命の主体は、実は地主階級であり、地主対産業資本家という対立は存在しなかったというジェントリー革命論という学説が有力になっているそうです。
日本では、相変わらず、マルクス主義の階級闘争論が有力ですが、図式的な思い込みだったのかもしれません。
マルクス主義による革命は、インテリによる、インテリのための権力奪取に過ぎないという説を、山崎正和氏が書いていました。無力で頭でっかちにインテリの、歪んだ権力欲が、革命を美化したというわけです。
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なぜPOSITIVEな意味に捉えられるのか?


簡単に言うと、革命に勝った側が、歴史(=判断基準)を作るからです。
同じようなことをしても、負ければ、単なる「反乱」とか「暴動」とかで片付けられます。

しかし、実際には負けた行動も、POSITIVEな意味に位置づけられます、それは、勝った組が、他の時代の行動や他の国での同様な行動をも評価しているからです。

フランスしかり、イギリスしかり、アメリカしかりです。
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反乱、暴動、クーデターでは権力の移動は起こりますが、それは支配層の中で


の権力闘争にしか過ぎません。 
革命がなにかpositiveの意味に聞こえるとしたなら、それは旧支配層から新たな
支配層への転換を意味するからではないでしょうか。
産業革命という言葉を見ても、蒸気機関による「動力」という新たな存在が、
「手作業」中心の家内工業から「動力」による工業への劇的転換でした。

革命、その言葉には「新しい何かの登場」を期待させるのです。
今、日本に革命が起きれば(起きないと思いますが)、現在の日本を支配している
政治団体・官僚機構・企業集団にとって代わる存在が必要です。
貴方が仰る様に階級闘争が徹底的に行われると、現在の日本を動かす政治経済シス
テムは崩壊するでしょう。 勿論、活力も失います。
だからこそ現状では日本に革命など起こり得ないのです。 

しかし、もっと今より貧富の差が拡大すれば、もっとシステムに構造上の欠陥が
浮き彫りにされて誰もそれを押し止める事が出来なくなれば、もし何もしなくても
社会の活力がどんどん低下していけば、その時こそ座して死ぬより大きな変化を
待望する民衆の中から「革命的な新たな思想」を持った何かが登場するでしょう。
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革命は権力奪取の最短手段。


甘く誘惑されやすい言葉ですね。

難点は、権力を最短で奪取すると権力の空白地帯が生まれるのです。そこを巡って醜い争いが起こります。
それと後を継ぐ人間は、前任者が行った方法で受け継ごうとします。前任者は強引に奪ったではないか!と後任者も強引な手法を真似ます。

これが革命政権が短命に終わる一つの気がします。
権力の空白が出来るのですから社会統制機能は麻痺するわけです。

私としては、革命を叫ぶ人間は愛国を叫ぶ人間と同類だと思います。革命愛国無罪ですから。
所詮民衆の支持のない組織が権力を握っても三日天下にしかなりません。

第一、今の権力者を背中の一押しで倒して権力が自分のものになるという発想自体が三流の考えです。
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