金属ケース内の携帯電話に届く電波について教えてください。

　携帯電話を服のポケットに入れたまま鉄製のロッカーに入れておききました。金属で周りを囲まれたら、電波が届かなくて着信しないだろうと思って電源を入れっぱなしにしておきました。
　なんと、電波が届いたらしく呼び出し音が聞こえました。不思議に思うと同時に実験をしてみたくなり、いろいろやってみました。

　スチール製の机に入れてみると、電波が届きます。携帯電話をアルミ箔で包んでみると、電波は届きません。お菓子の缶に入れてみると、電波は届きません。
　
　ロッカーも机もお菓子の缶もすべて材質は「鉄」です。なぜ、お菓子の缶の時だけ電波が届かないの？鉄の成分の関係？アルミニウム製のロッカーや銅製のロッカーだとどうなるのだろうか？

　今まで私は、電機を通すもので囲まれているところには電波は届かないと思っていたのだけど、違っていたようです。

なぜそうなるのか理由の分かる方、教えてください。
　

No.1 回答者： noname#14331 回答日時： 2005/09/06 23:06

電波が変化しているので、あまり実験になっていないと思います。

マルチパス（反射波）や基地局にも
指向性があります。実験するのであれば、
米軍などで使用した払い下げの砲弾箱等を
使用し、いろいろな材質をシールドしてみれば
良いと思います。（同軸ケーブルの外側の線等）

この回答へのお礼

早速の回答ありがとうございました。

お礼日時：2005/09/07 19:39

No.2 回答者： Kon1701 回答日時： 2005/09/06 23:12

一つには、”隙間”かな、と思います。

ロッカーは通風孔みたいな隙間がありますよね。机もけっこう隙間はあると思います。
一方、アルミ箔でぴったり包むとか、お菓子の空き缶だと、隙間が少ないですよね。この差は大きいと思います。

そういえば、一度、旅館の金庫に入れっぱなしにしたことがあります。さすがにその間、受信できませんでした。

この回答へのお礼

早速の回答ありがとうございました。

お礼日時：2005/09/07 19:40

No.3 回答者： 38endoh 回答日時： 2005/09/06 23:25

ケースの穴や隙間はどうなっていますか？　穴および隙間の一番長い辺が電磁波の半波長よりも長いと、その電磁波は侵入してきます。

例えば 1.5 GHz の電磁波なら、10 cm 以上の隙間から侵入してきます。

ロッカーの場合は通風孔が、机の場合は手前や奥の部分に 10 cm 以上の隙間がありませんか？　参考ＵＲＬにあるシールドフィンガーなどで隙間の間隔を狭くして、再度実験をされてみては如何でしょうか？

参考URL：http://www.twc-net.co.jp/products/shield/shld-03 …

この回答へのお礼

早速の回答ありがとうございました。

隙間はほとんど無いのですが・・・
スチール製のロッカーの引き出しの中・・・

どこかプラスチックの部分があるのかなあ？？

お礼日時：2005/09/07 19:41

No.4 回答者： risyu 回答日時： 2005/09/06 23:27

高校物理に出てくる「静電遮蔽（せいでんしゃへい）」という効果があります。

この静電遮蔽とは、「導体に囲まれた空間は電荷が存在しない限り、電界は存在しない」というものです。つまり、「完全に導体（金属）に囲まれた空間の中には電波が入ってこない」ということです。
携帯電話をアルミ箔で包むと電波が届かないというのはこのためです。
鉄製のロッカーに入れて着信した原因は完全に遮断されていなかったのだと思います。

おそらく、Googleなどで「静電遮蔽」で調べたらもっと詳しく出てくると思います。

この回答へのお礼

ありがとうございました。

「静電遮蔽」でも調べてみます。

お礼日時：2005/09/07 19:42

No.5 回答者： sqwe-ir 回答日時： 2005/09/07 00:31

他の方と少し回答が違います。

箱自体が電波の共振を受けてはいませんか？

金属でも、アンテナは共振します。

この回答へのお礼

回答ありがとうございました。

簡単なことのように思って質問をしてみたのですが、
難しいんですね。

お礼日時：2005/09/07 19:43

No.6 ベストアンサー 回答者： bomber_c 回答日時： 2005/09/07 12:52

　＃３の方のご回答にある通りだと思います。

　アンテナの一種に、スロットアンテナ（スリットアンテナという場合もあります）というものがあります。金属板に電波の波長の半分の長さで僅かな幅の間隙がありますと、板の両面からの電波を受信し、また発射します。そして、アンテナは受信電波を再輻射するという性質に鑑みて、電波がロッカーの間隙を通じて中に届いていると考えられます。

この回答へのお礼

回答ありがとうございました。

いろいろ難しい言葉等が次々出てきて少々とまどっていますが、
皆様の回答で勉強できてたいへんうれしく思っています。

奥の深いものなのですね。

お礼日時：2005/09/07 19:58

No.7 回答者： 38endoh 回答日時： 2005/09/07 22:52

＃３です。

> 隙間はほとんど無いのですが・・・

きっと、隙間に対する認識が違うのでしょう。

仮に、塗装によって絶縁された二枚の鉄板を接着剤で固定したら、そのつなぎ目は、電波にとっては立派な「隙間」です。水も空気も漏れませんが、電波は侵入できます。

あと、もし引き出しの取っ手の枠部分がプラスチックだったとして、その内側に金属のビスなどがあれば、そのビスは内部に電波を誘導するアンテナになります。

電波の侵入を防ぐには、ケースの隙間を 10 cm 未満にし、かつ、ケースのすべての部分を同電位にしなければなりません。

ちなみに、アルミニウムや銅のケースは、鉄のケースに比べて電波の遮蔽能が劣ります。これは、アルミニウムや銅が電場しか遮蔽できないのに対し、鉄は強磁性体であり磁場も遮蔽できるからです。

この回答へのお礼

ありがとうございます。

塗装の隙間、同電位でなければいけない等、
だんだん分かってきました。

お礼日時：2005/09/08 22:42