No.8ベストアンサー
- 回答日時:
現代の空中戦は、主にミサイルによる物が中心になります。
従って、要撃戦闘機に求められる性能として、対空ミサイル(AAM)の搭載量が重要な意味を持ちます。F-15はAIM-7(またはAMRAAM)×4、AIM-9×4。
F-16はAIM-7×2、AIM-9×2。
つまり搭載量が倍違うということです。又、戦闘行動半径も倍以上違いますね。
ということは、ある空域で必要とするAAMの数に対し、F-16はF-15の倍の機数が必要ということになります。また、行動半径を計算に入れると、配備する必要のある基地ももっと増やさなければなりません。
従って、運用するのにかかる費用は、F-15に比べてかえってふくらむことになりますね(パーロットの数だけで済む話ではないので)。
参考URL:http://tokyo.cool.ne.jp/goe/F-15/f-15.html,http: …
F-16はペイロードが少ないのですね
ですがC型はアムラーム運用可能ですが・・
でもこう言われるとF-15Cの方が良いみたいですね。
ですが改修費にかかる40億と考えれば最初から最新のF-15Eを買った方が良いような気がします。
まあそれだと高価格戦闘機になりますが
とにかく金が無い空自に低価格戦闘機は向かないようですね
回答ありがとうございました
No.11
- 回答日時:
No.5の回答者です。
たびたびの回答になりますがご容赦ください。日本がF-16ではなく、F-15を購入した経緯です。
日本がF-15,16を含む戦闘機から購入機種を検討したのは1975-1977年にかけてです。このとき、F-16は開発中でした。
たとえ完成していたとしても、
F-16は短距離ミサイル(射程20km)しか搭載できず、
F-15のような中距離ミサイル(40?km)は搭載できませんでした。
当時は冷戦でしたので、ソ連相手に中距離ミサイル無しで対処するというのは困難だったと思います。
F-16が中距離ミサイルを使えるようになったのは1990年ごろのアムラーム・ミサイル完成後です。
F-15改修とF-15E新規購入の比較ですが、
F-15Eは大幅に設計変更されており、
導入にかかる費用が新型機導入なみに高くつく可能性があります。
結果論になりますが、政府、自衛隊の担当者が検討した中で、
当時の前提条件(冷戦、技術など)で最も費用対効果が良かった案を採用した結果が現在の状況なのではないでしょうか。
No.10
- 回答日時:
以前聞いた話ですが、航空自衛隊は訓練や実際にスクランブルで活動する空域がほとんど海の上になってしまうため、単発機を嫌うそうです。
(F-2は単発ですが、これは政治的圧力の結果F-16をベースに開発したためであって、運用側の要求を反映させたわけではありません)これは、海上で脱出した場合、陸上とは異なり生存率が低くなるからだとか。
その意味では、米軍の艦載機もほとんどが双発です。(少なくともF-4以降)
双発にすると、必然的に機体のサイズは大きくなりますから、そうなると中途半端な機体を買うよりは最新鋭のものを買った方が高い費用対効果が見込める、という要素があると思います。
また、現在の自衛隊は米軍の兵器体系を踏襲している以上、欧州やロシアの戦闘機導入は難しい、ということもあるので、事実上選択肢が米国製に限られます。
上記2点を満たす機体のほとんどが「ハイ」クラスの戦闘機になってしまうので、結局少数精鋭型の品揃えになってしまうのでしょう。
(個人的には子供がいいおもちゃを欲しがっているように見えなくもありませんが(^^;;)
問題は次の戦闘機に、F-22系列とF-35系列のどちらを採用するかですが……どうするんでしょうね?(^^;
私としてはF-35の方がバリエーションあるし安そうだし、良さそうに見えるんですけどね。
もう少し戦闘機の数を増やした方がよい、という意見については私も賛成なので。
(F-35は、バージョンによってはSTOVL機能も持ちますし)
No.9
- 回答日時:
#8です。
>ですが改修費にかかる40億と考えれば最初から最新のF-15Eを買った方が良いような気がします。
F-15EはF-111長距離戦闘攻撃機の後継機として計画された機体で、空戦能力よりも対地・対艦攻撃能力の向上に重点が置かれています。
もちろん対空ミサイルの搭載数も増えていますが、追加・改良された装備はそのほとんどが爆弾や固定目標用のミサイル関係です。そのため、兵器システム士官(WSO)が搭乗する必要があります(つまり複座)。
従って、この機体を運用するにはWSOを養成しなければならず、そのための費用などが別途にかかります(もちろん、搭乗員が増えるので人件費もかかる)。
又、日本がこのような長距離攻撃機を保有することをアジア隣国が見逃すはずもなく、よけいな国際摩擦を生むことになるでしょうね。F-15Eには核爆弾の搭載も可能ですからね。
そもそも、F-2があるのに、このような高い攻撃能力を持つ戦闘機を採用する必要はないでしょう。かえって維持費が高くなります。
トータル的な運用コストと能力のバランスを考えた場合、現状のF-15Jを改良する方がいい、と判断されたのだと思います。
参考URL:http://www.tiheisennoame.net/aircraft/f15e/f15e. …
あなたの言うことは全般的に理解できます
無駄なお金がかかり
F-2とダブると。
ですがF-15Kをお隣は持っているでしょう
Su-30も同じです
日本だけが持ってはいけないなんてフェアではないし
というより何故F-15Kに誰も同じことを言わないのでしょうか?「近隣諸国の声」とやらを。去年核開発もしていたんですから。
誤解なきよう言っておきますがF-15Eにしろというのではなく同じことでも自衛隊だけ許されないということが納得でき無いと言いたいです。
日本でも専守防衛という言葉が神格化されすぎていると感じますし、好き放題されている日本を正当化する方便になっているとも思えます。
まあそんな謙虚な日本が大好きなんでしょうね(あなたに言ってるわけじゃないですよ)
回答ありがとうございました。
No.7
- 回答日時:
おそらく政治的な事情で、戦闘機の台数を増やすことは難しいと思われます。
それと資料の裏づけのない素人意見ですが、航空機の値段もさることながら、
パイロットの養成にも多額の費用がかかるとの話を聞いたことがあります。
それなら、ローコストな戦闘機を多数抱えるよりも、少数精鋭路線でいくのは
理にかなっていると思います。
個人的には、F-15の配備をそろそろやめて、F/A-22に切り替えて欲しいですね。
(ステルス戦闘爆撃機は、とっても魅力的です。^^)
No.6
- 回答日時:
素人でもよろしいですか?
今、攻撃されるとしたら、爆撃機が飛んできて爆弾を落とすというよりもミサイルが飛んでくるのでは。
もちろんアメリカはアフガンやイラクの攻撃にはB-1やB2などの爆撃機を使いましたが、相手国に迎撃の能力がなかったからであると思います。
どうせミサイルに対抗できないのであれば、戦闘機は少なくてもいいと考えたのでは?
日本は防衛が主体ですから。相手国を攻撃するならば戦闘機も増やし爆撃機も持たなければなりませんがそれはアメリカさんに任せようということではないでしょうか。
中国の戦闘機は沖縄、九州の西端を爆撃する能力はありますよ。
実際上海周辺の海軍空軍基地には日本に向けた多数の戦闘機爆撃機が配備されています。
それをしない根拠は何でしょうか?
本土が無事だとして
資源が豊富な東シナ海の航空優勢を取れないようなら意味が無いでしょう。
もしかしたら北朝鮮のことをおっしゃっているのでしょうが、日本が北に攻め込む必要はありませんし、逆に北朝鮮の軍事力では核ミサイル以外に日本に手出しをすることは出来ません。
どうせミサイルに対抗できない?
今ミサイル防衛をしているのはご存知ですか
まあそのためのお金を工面するために定数削減されるのでしょうが、それ以外に
相手側がミサイルの照準を向けていることと戦闘機の数が少なくてよいことに何の関係があるのでしょう?
戦闘機は相手国に爆撃するだけでなく日本に上陸部隊を送るための輸送機や上陸艦隊、爆撃機やそれを守る敵戦闘機、敵艦隊を迎え撃つことに必要です。
本土だけでなく敵の拠点になりやすい離島などを守るためにも必要です
敵国領土に爆撃を加えるのは二の次なのです。
台湾は中国から多数の核ミサイルの照準が合わされていますが今中国が台湾に侵攻できない最大の理由が台湾空軍の存在です。
北朝鮮などは核ミサイル以外脅威とは呼べませんが中国ロシアは正面装備を増強しているのでミサイルしか脅威は無いと考えるのは間違いだと思います
回答ありがとうございます
No.5
- 回答日時:
技術的な理由と金銭的な理由があります。
敵国空軍の最終的な目的は爆撃で陸軍、軍艦、都市、基地を焼き払うことです。
それを阻止できない戦闘機はどれだけ大量にあっても無価値です。
例えば初期型F-16のように夜間に戦えないとか、
第2次世界大戦中の日本戦闘機のように、
敵の護衛戦闘機に負けて、爆撃機を迎撃できないとか。
よって、空自は少しでも性能の良い戦闘機を持とうとする傾向があります。
そして、金銭的な理由により、無駄に飛行機の種類を増やせません。
一種類の戦闘機を運用する場合、
「(飛行機1台あたりに必要な費用)×台数」に加えて、
「初期費用(パイロット・整備員教育費、製造工場運転資金、その他)」が必要です。
種類を増やさずに数だけ増やした場合にかかる費用は
「(飛行機1台あたりに必要な費用)かける(台数分)」が増える程度ですが、
種類を増やすと「初期費用」が新たに必要になります。
アメリカの場合は戦闘機全体の数が多いので、
ハイローミックスした方がお金がかからないのですが、
日本の場合は全体の数が少ないので、
種類を絞った方がお金がかかりません。
定数削減に関しては国家予算の現状では仕方ありません。
>それを阻止できない戦闘機はどれだけ大量にあっても無価値です。
台湾空軍はF-16A/B、ミラージュ2000で中国軍のフランカーを抑止しているので最新のバージョンなら大丈夫だと思ったのですが・・
>そして、金銭的な理由により、無駄に飛行機の種類を増やせません。
やはりお金ですか
>「初期費用(パイロット・整備員教育費、製造工場運転資金、その他)」が必要です。
初期費用は種類に関係なく高いと聞いたことがあります。
だったら高価格な戦闘機でも良いと言う理屈ですね
とても参考になりました
回答ありがとうございました
No.4
- 回答日時:
> F-16は西側諸国の大半で使われている上に実践で強さが証明されているので、
なのですが、日本は専守防衛という機体の利用方法の特殊性から、こういったデータが参考に出来ないんじゃないかと思います。
Wikipedia - F-16 (戦闘機) # 7 採用国
http://ja.wikipedia.org/wiki/F-16_(%E6%88%A6%E9% …
採用国は多いですが、防衛という用途で実戦で使われた実績はほとんど無いんじゃないでしょうか。
(それを言ったらF-15だって条件は同じですが…)
安価な機体を導入して万が一性能が発揮できなかった場合に「だから高い機体にしとけって…」と言われたくないんじゃないかと思います。
--
個人的には、質問者さんのおっしゃるようにコストパフォーマンスの良い機体だと思いますよ。
ただ、仮に私が採用担当だったとしても、納得できるように説明する自信はありませんが…。
参考URL:http://ja.wikipedia.org/wiki/F-16_(%E6%88%A6%E9% …
No.3
- 回答日時:
基本的に「性能の高い戦闘機=高価」ですので、中国の戦闘機の質が上がるということはそのまま機数が減ることにつながります。
なので、簡単に「相手が近代化→こっちも機体を増やそう」とはなりません。>ハイローミックスのローに当たる
F-16Cなどの低価格戦闘機などを配備しないのでしょうか?
機体価格が安いだけではいけません。日本の防空網は国土に比べて非常に広いため、F-15に比べて航続距離が短いなど、性能で劣る機体を使って防空網に穴を開けないためには必然的に多くの機体が必要になります。それはつまり、必要となる基地、設備、パイロット、整備員、補修用部品etc・・・と金のかかる要素も増えるということで、人件費も土地代も高い日本としてはこれがバカになりません。こういった事情から日本においては「安い戦闘機を大量配備」という考え方は決してよい選択肢とは言えません。
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