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今晩は。自分ちの神棚や仏壇ではなくて、
社寺仏閣に、お米をお供えするということは、
どういう意味合いがあるんでしょうか?

ちょっときいたお話で、気になっています。
どうかよろしくお願いします。

A 回答 (3件)

#1です。

補足いただき有り難うございました。

 仏教に関して言うならば「供養」の本来の意味合いでお供えされるものかな、と思いました。(ご質問の事例が該当するかどうかはわからないですが・・・)

 「供養」という言葉は、「敬意を表し、おもてなしをする」ことと言えます。経典・論書などによってその内容、種類などはさまざまですが、「供とは奉進なり。養とは具食なり。珍美を具して、もって尊者に奉進するなり」とか「供養は供給資養の意」などという解釈があるように、本来「供養」は「食べ物をお供えする」ことが大きなウエイトを占めているように思えます。
 仏前に詣でて、何らかの祈願を行う場合、昨今はお賽銭を投げるとか、祈願料を納めてお寺さんにお勤めしてもらうというやり方が通常のように考えられがちですが、仏さまに食べ物をお供えして供養し、礼拝し、祈願するという形こそ、本来の供養の形と言えます。

 仏教には「福田(ふくでん)思想」という考え方があって、とくにその始原的な構図には、仏さまへの供養(食べ物を供することも含む)は、功徳を生み果報をもたらす、という図式があり、一般の方にも可能な重要な功徳の積み方と考えられていました。

 こんにち日本で行われているお米を供えるという行為には、この他にもさまざまな要素が加わっていますので、「供養」や「福田思想」のみでは説明できない部分もあります。「お寺への年始の挨拶には米を持参する」という習慣が自分の住んでいる地域には、まだかなり残っています。また「投げ米」というお賽銭箱にお米を入れる習慣もあります。(←これは一種のお供えでしょうけど・・・)お寺が田畑(寺領)を持っていた名残から檀家さんがお米をお寺に持っていく習慣が残っているところもありますので、ご質問者さんが見聞きされたことがどれに当たるかはなんともいえませんが・・・

 あと、お米に関してですが、お釈迦さまの一族は米食をしていたというのが有力で、それが理由なのかどうかはわかりませんが、お米をお供え物の品とすることの起源は古く、インドから行われていたようです。

 なんだか概説的な話しばかりになりましたが、自分の知ってる・調べられるところはこんなところです。

 病気を治してほしいなどの心願成就を祈る場合、お寺の仏さまの前に、そのお供え物としてお米を奉げることは、仏さまに供物を献じた功徳でもって果報を得ようとする意図(ある種のギブアンドテイク)だと言えると思います。
 ご参考になればよいのですが。では。
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この回答へのお礼

二度目の回答ありがとうございます。
詳しく説明してくださって、よーくわかりました。
なるほどなーって!

お礼日時:2005/10/19 18:12

 収穫した米を感謝の気持ちを込めて、神仏に供える慣わしが古来からあります。

家庭に於いても、初物をいただいたり買った場合には、まず仏壇にお供えする。神棚にお供えする。そこには、米を無事収穫出来たのは自分の労働も然ることながら神仏のお蔭である。初物をいただくことが出来たのも、購入することが出来たのも、神仏のお蔭ある。そういう考え方、そういう信仰心が根底にあるから、神社や寺院に米をお供えするのです。
 神社に収穫した米をお供えすることを「お初穂」と言います。その年収穫された初めての稲穂、つまり「初穂」です。稲作農家以外の人は、米以外の物ーすなわちお金ーを供えるようになり、「初穂料」という言い方になってきております。また、今日では、祈願やお祓いをしてもらったり、お礼参りしたりする時、神社に納めるお金のことを「御初穂料」と言い、熨斗袋の表書きもそう書く場合が多いようです。詳しくは神道関係のサイトを検索してみてください。

 今年収穫した米を寺院に供えることを「仏供」。備える米のことを「仏供米」と呼んでいます。御初穂の場合と同じように、人口比率に閉める農家の割合が低下したことに伴い、仏供米料という名称でお金を納めるケースも増えてきたようです。むしろ今日では、葬儀や年忌法要以外に菩提寺に差し上げるお布施の名称として、「仏供米料」という言葉が用いられている場合も多いかもしれません。歴史史料の中に「仏供田」という言葉が出てくることがありますが、これは「大名など寺の外護者が仏様に米を供えるために寄進した田」という意味ですが、後には小作地とほぼ同じ意味で使われていたようです。尚、仏供という言葉は、地域によっては「仏様にお供えするご飯ー仏飯」あるいは「仏様にお供えする物全般ーお供物」という意味で使われている場合もありますので、ご注意ください。

 また、寺院の場合、毎日の読経を通して檀家の先祖を供養していますが、そのことを日牌(毎日供養すること)月牌(毎月供養すること)と言い、月牌という言葉で両者を総称することもあります。そして、こうした形で供養してもらうことに対する御布施を一般には「月牌料」と言っています。月牌料はかっては米で納められていた場合が多かったようです。御質問のケースに該当する場合もあると思います。やはり今日では現金で納められるケースの方が多くなったと思いますし、仏供米料と月牌料の間にあまり区別が無くなってしまい、お寺に納める御布施という意味の名称になりつつあるようです。
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この回答へのお礼

回答ありがとうございます。

かなり詳しく説明していた大て、なるほど!と
納得しました!

お礼日時:2005/10/21 18:36

こんばんは。



 祭式・仏事関連業者です。神式のことには詳しくないです。すみません。

 文面を見ていて、少々気になったのですが、ご質問の要旨は、寺社の僧職・神職の方が仏前・神前にお供えしているお米に関してでしょうか?それとも寺社に参詣した人がお米を持参して献上することに関してでしょうか?

 自分はたぶん、どちらでもあんまり大した回答はできないと思いますが、補足いただければ、他の方も回答しやすくなるのでは?と思いましたもので。
 とりあえず、ごめんください。

この回答への補足

仏教=お寺のことなんですー。

お寺の檀家さんなど、お寺にある本堂の仏像さまにお米を供えて
お願いする?祈る?のは、どういう意味があるのかなーって。
本来、こういう自分ちのものでない、仏像さまに何かを供える=あげるって
意味があんまりわからないんですが。。。

お米を供えるというのは、病気が治りますように・・?とかですか??

補足日時:2005/10/18 22:18
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