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ルルとかの薬局で販売している風邪薬の中に含まれている「無水カフェイン」はどんな効果のために含まれているんですか?
やっぱり副作用で眠くなるのを防ぐからですか?

A 回答 (3件)

当方薬剤師です。


無水カフェインは解熱鎮痛薬として使用されているようです。
ドクターが偏頭痛の患者さんにもカフェイン含有製剤を
処方することもあります。
勿論眠くなるのを防ぐ作用も有ります。
薬局からもらえる風邪薬ではシオノギのPL顆粒に含まれます。
それから、マレイン酸クロルフェニラミンやフマル酸クレマスチン
のような鼻炎の薬に限らず、アセトアミノフェンやイブプロフェンといった解熱鎮痛剤一般にも眠気の副作用があります。
「解熱鎮痛剤だから眠くならない」と誤解しないようにして下さい。
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この回答へのお礼

大変遅くなって申し訳ないです。
素人の自分にも良くわかる説明内容で読みやすかったです。

お礼日時:2005/11/14 17:27

カフェイン以外の配合されている薬物がほとんど眠くなる傾向のものなので「副作用で眠くなるのを防ぐ」と思うと目的にかなうように思えますが・・・違います。


多剤を配合するときに、薬効が足し算になるような配合はあまりうまいとはいえません、掛け算として機能するのが多剤配合の目的です。

これらの多剤配合は経験的にこうなったというのも多くて
いわば昔からこうだったからモ実は多いですガ。

このご質問のカフェインに関しては、他の配合される薬剤とはおおむね反対の働きをします。

簡単に言うとお汁粉に入れる「塩」。
サトウだけでは人の感覚は甘さを刺激として感知する閾値が高くなりすぎて多量に使わないと「甘さ」として感じられなくなります。
それと同様にルルなど多剤配合するときに、刺激する神経系統を微妙に反対側を利用すると本来の期待する刺激を抹消の神経がより敏感に感じ取って、少ない薬量で有効性を得られるという仕組みです。

実際にこういった神経系の作用の反対を組み合わせるようなことを人は利用しています。
温浴して、最後に冷水を。
味覚の範疇は実際には非常に多彩ですが、だし(アミノ酸)が不足と感じられるときには塩分を濃い目に入れると「おいしく」。
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2つの目的があります。



カフェインには解熱鎮痛作用があるので、頭痛や発熱を抑える目的で入っています。ただ、同じ薬に入っている「アセトアミノフェン」「イブプロフェイン」も解熱鎮静作用があり、その補助的な役割です。

もう一つは、鼻水を止める抗ヒスタミン剤「クロルフェニラミン」には、強い眠気を催す副作用があり、それを抑える役目ももっています。

風邪薬を飲むと眠くなるのは、この成分のせいなのですが、それでもカフェインで一応抑えているんですよ。
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