
No.3ベストアンサー
- 回答日時:
エッセイでは
・群ようこの『ビーの話』が面白いです。
お隣さんの猫が毎日出入りしてるということで、飼い猫の話ではないところがユニークな点です。
小説では
・保坂和志の『猫に時間の流れる』がいいです。
猫好きな人々の日常が淡々と描かれているだけですが、読むとなぜか不思議と心地よくときに切ない気持ちになります。ゆったりと流れる日常は、まるで淡い水彩画のような感じで実にいいですよ。
PS
夏目漱石の『我輩は猫である』を例として出されているので、ついでに古くはありますが文豪の作品も紹介しますね。
・谷崎潤一郎の『猫と庄三と二人の女』です。
この小説の面白いところは猫が一番価値ある立場にあり、次が猫を溺愛する男で、最後が猫に嫉妬したり猫の力をかりようとする二人の女であるという点です。
猫には貴族的品格と魔性の魅了があり、谷崎が崇拝の対象として猫を取り上げたのはよくわかる気がします。
谷崎潤一郎の本についてはすっかり存在を忘れていました! せひ読んでみます! 『猫に流れる時間』もおもしろそうですね~。楽しみです。ありがとうございます。
No.15
- 回答日時:
こんにちは。
「猫」についての書籍ですね?
私も猫が好きで、よく読みますよ。
「夏への扉」も、「民子」も、「愛しのチロ」も、
おすすめしようと思いましたが、
先を越されてしまいました(笑)。
1、「空飛び猫」シリーズ
下記の4冊がでています。
児童用の絵本ですが、挿絵がとても可愛いので、
是非オススメしたいです。
猫の4きょうだいが、翼をはためかせて飛ぶ様が、可愛いですよ。
猫を飼った事がある方なら、まるで親のようにハラハラする事もありますが、
優しい気持ちになれる冒険の話です。
訳は村上春樹です。
●「空飛び猫」
http://www.7andy.jp/books/detail?accd=19728148
●「帰ってきた空飛び猫」
http://www.7andy.jp/books/detail?accd=19837116
●「素晴らしいアレキサンダーと、空飛び猫たち」
http://www.7andy.jp/books/detail?accd=30711481
●「空を駆けるジェーン」
http://www.7andy.jp/books/detail?accd=31492527
2、「ムーン・コテージの猫たち」
http://www.7andy.jp/books/detail?accd=31547112
老猫の飼われている家に、
新入りの若い猫が住むことになる話です。
猫どうし、猫と人の交流を描いた作品です。
あたたかい雰囲気も好きですし、
景色の描写も素敵だな、と思います。
3、「ドクター・ヘリオットの猫物語」
http://www.7andy.jp/books/detail?accd=19657535
獣医さんが書いた、猫に関する10の短編。
この著者は、犬に関する小説も書いてますが、
微笑ましくて、あたたかい話なので、是非読んでみて下さい。
この本を読んで、「獣医になりたい!」と思う人もいたのでは、
と個人的には思っているのですが・・・。
私は、出会うのが遅かったもので(笑)。
4、シャム猫ココ シリーズ
現在まで、下記の27冊が出ています。
グルメのシャム猫ココが、活躍するミステリ。
飼い主や、その周りの人間との会話もおもしろいですよ。
あと、毎回のように美味しそうな食べ物が登場します。
●「猫は手がかりを読む」
http://www.7andy.jp/books/detail?accd=05650741
●「猫はソファをかじる」
http://www.7andy.jp/books/detail?accd=06275790
●「猫はスイッチを入れる」
http://www.7andy.jp/books/detail?accd=06741422
●「猫は殺しをかぎつける」
http://www.7andy.jp/books/detail?accd=05332627
●「猫はブラームスを演奏する」
http://www.7andy.jp/books/detail?accd=30829949
●「猫は郵便配達をする」
http://www.7andy.jp/books/detail?accd=30917349
●「猫はシェイクスピアを知っている」
http://www.7andy.jp/books/detail?accd=18633125
●「猫は糊をなめる」
http://www.7andy.jp/books/detail?accd=18730048
●「猫は床下にもぐる」
http://www.7andy.jp/books/detail?accd=18881577
●「猫は幽霊と話す」
http://www.7andy.jp/books/detail?accd=19300599
●「猫はペントハウスに住む」
http://www.7andy.jp/books/detail?accd=19435089
●「猫は鳥を見つめる」
http://www.7andy.jp/books/detail?accd=19512687
●「猫は山をも動かす」
http://www.7andy.jp/books/detail?accd=19662325
●「猫は留守番をする」
http://www.7andy.jp/books/detail?accd=19787017
●「猫はクロゼットに隠れる」
http://www.7andy.jp/books/detail?accd=28314004
●「猫は島へ渡る」
http://www.7andy.jp/books/detail?accd=28344403
●「猫は汽笛を鳴らす」
http://www.7andy.jp/books/detail?accd=30429841
●「猫はチーズをねだる」
http://www.7andy.jp/books/detail?accd=30533091
●「猫は泥棒を追いかける」
http://www.7andy.jp/books/detail?accd=30616440
●「猫は鳥と歌う」
http://www.7andy.jp/books/detail?accd=30686421
●「猫は流れ星を見る」
http://www.7andy.jp/books/detail?accd=30978971
●「猫はコインを貯める」
http://www.7andy.jp/books/detail?accd=31058304
●「猫は火事場にかけつける」
http://www.7andy.jp/books/detail?accd=31132067
●「猫は川辺で首をかしげる」
http://www.7andy.jp/books/detail?accd=31325877
●「猫は銀幕にデビューする」
http://www.7andy.jp/books/detail?accd=31481519
●「猫は日記をつける」(番外的な短編集)
http://www.7andy.jp/books/detail?accd=31553424
●「猫は14の謎を持つ」(番外的な短編集)
http://www.7andy.jp/books/detail?accd=18463464
5、トラ猫ミセス・マーフィー シリーズ
ケンカするほど仲がいい、トラ猫ミセス・マーフィーと、
コーギー犬タッカーが事件を解決していく話。
下記のとおり、6冊でています。
ドロドロした人間関係も、動物たちの活躍で薄らいでみえるのですが、
そういった作品が苦手なら、あまり薦められないのです。
●「町でいちばん賢い猫」
http://www.7andy.jp/books/detail?accd=19885711
●「雪のなかを走る猫」
http://www.7andy.jp/books/detail?accd=30464563
●「かくれんぼが好きな猫」
http://www.7andy.jp/books/detail?accd=30695912
●「森で昼寝する猫」
http://www.7andy.jp/books/detail?accd=30893717
●「トランプをめくる猫」
http://www.7andy.jp/books/detail?accd=31430484
●「新聞をくばる猫」
http://www.7andy.jp/books/detail?accd=31553425
6、「あたしの一生 猫のダルシーの物語」
http://www.7andy.jp/books/detail?accd=30709409
猫の一生を、まるで人間のように描いた作品。
猫の話は多々あれど、猫の恋愛を、人間のように描いた作品には、
未だかつて出会った事がありませんでした。
訳が、江國香織というのも、納得してしまいました。
7、「100万回生きたねこ」
この絵本も、有名な絵本ですが、
読んだ時の年齢や状況によって、印象に残る事が変わる本です。
切ない話だと思います。
※この話の細かい内容にふれた書評だったので、
URLは貼りませんでした。
ネタバレしないように、その作品の良さを伝えるのは、
難しいと常々思っています。
8、「猫の事務所」
http://www.7andy.jp/books/detail?accd=31109069
これは、宮澤賢治の書いた話です。
私が、はじめて読んだのは、高校時代の教科書でした(笑)。
寒さにとても弱い品種の「かま猫」がでてきます。
あまりに寒さに弱く、ついカマドで温まる「かま猫」は、
ある事務所で働いているのですが・・・。
寒さにめっぽう弱い私は、余計に感情移入してしまいました。
急に冷え込んできた、この時期に読むのには、いいかもしれません。
参考になれば幸いです。
すんごくたくさんありがとうございます。チェックするだけでも楽しいですね。この中でも宮沢賢治著『猫の事務所』は大変興味があります。ありがとうございました。
No.14
- 回答日時:
『キャッツ・アイ』-Cats Eyes
絵本ですが、猫好きの人はきっと涙を流すことでしょう。
アマゾンにこの前まであったのですが、今日見ると取り扱い中止になっていました。なので↓のページを紹介します。
http://www.ne.jp/asahi/yan/mitsue/cat5.html
このページに『ねこはしる』というのも紹介されています。読んでいませんが工藤直子さんなのできっと面白いに違いありません^^;
オークションでは高値 @@;です。
http://item.furima.rakuten.co.jp/item/46128790/
『ねこに未来はない』長田弘
アマゾンで残り1冊となっていました^^。隔世の感があります。ベストセラーだったので神田をちょっと歩けばすぐ見つかると思いますけどね。必携ですぞよ。
参考URL:http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4041409 …
No.13
- 回答日時:
町田康の「猫にかまけて」
現在フラウで続編を連載中のエッセーです。
町田節で書かれた猫たちも最高ですが、時折挟まれている猫の写真もかわいいですよー。
参考URL:http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4062126 …
No.12
- 回答日時:
小説を挙げている方が多いので日高敏隆先生のエッセイは如何でしょう?
日本動物行動学界第一人者と聞くと物堅い気がしますが、さにあらず。
十数匹のネコと暮らす先生の生活から彼らへの愛情が伝わってくる暖かい文章です。
それでいて学者としての物の見方は私達の動物への考え方を少し変えてくれるかもしれません。
『ネコたちをめぐる世界』
『「ネコはどうしてわがままかー不思議な「いきもの博物誌」』
とりあえずタイトルにネコの入っているものを挙げましたが他の著書も読んでみて下さい。
No.11
- 回答日時:
私も常々「なんでも犬は多くて猫は少ないなあ」と、良い方面で取り上げられる数の違いに少々不満に思っています。
まだ紹介されていないと思いますので2つ紹介いたします。
村松 友視さん 「アブサン物語」「アブサンの置土産」「帰ってきたアブサン」これはおすすめです。
荒木経惟さんの「愛しのチロ」は写真も言葉も楽しくていいです。
このミックスをはじめとしたノーブランドの
「ふつうにどこにでもいるネコ」を飼い主が描いた作品であるところが
お薦めしたい点です。
そうなんです! なんでも犬のモノはたくさんあって、猫のモノは少ないな~と私も同感です! でも、こうやって尋ねてみるとわりとたくさんあったので、嬉しい限りです!
No.10
- 回答日時:
柴田よしきの「ゆきの山荘の惨劇」以下の「猫探偵正太郎」シリーズ。
人間にこびることなく飼い主を「同居人」とよぶ正太郎の視点はとても新鮮です。筒井康隆の「笑うな」、か何かの短編集にも猫が宇宙人に対して自分の立場を表明するというような小説がありましたが、題名を失念しました。スミマセン。
あと、阿刀田高の「猫を数えて」。
水木しげるの漫画に出てくる猫も、ちょっと怖いけど魅力的です(「河童の三平」とか「猫町」とか)。
赤川次郎の三毛猫ホームズは言わずもがなですよね?
エドガー・アラン・ポーの「黒猫」も、名作中の名作。怖い猫ちゃんですけど。
ドジソンの「アリス」のチェシャネコはちょっと変則ですか?
思いつくままに書きましたが、探せばたくさんありますよ。
もしも参考になりましたら。
No.9
- 回答日時:
サキ『トバーモリー』
人の言葉を理解し、自分でも話すことが出来る不思議な猫、トバーモリーの話です。
猫だからと安心して恥ずかしいところを見られていた人たちは、
次々と秘密をバラしていくトバーモリーに殺意を抱いて・・・短篇の名手サキのいじわるな一面が見られる佳作です。
10分ぐらいで読める短篇ですので、図書館などに行った時に思い出してパラパラ読んでいただければいいと思います。
河出書房新社の『世界100物語 3』か、徳間書店の『猫に関する恐怖小説』に収録されています。
No.8
- 回答日時:
こんにちは。
漱石の『猫』が出れば、この作品でしょう。
E.T.A.ホフマン『牡猫ムルの人生観』角川&岩波文庫 共に上下2冊。
ドイツのロマン派の作家、ホフマンの長編小説。残念ながら未完ですが、猫の目から見た視点で描かれていて秀逸。
なお、われらが漱石先生は、「英語教師」の家でしたが、こちらは音楽家です。
漱石の『猫』発表当時から、類似を指摘されていたそうです。一応、漱石は、書き出してから人に聞いて初めて知った、ことになっています。
あとは、まあ、ご存知でしょうが、
ペロー「長靴をはいた猫」(『完訳ペロー童話集』岩波文庫 に収録)。
これには、「眠れる森の美女」、「赤頭巾」、「シンデレラ」など、誰もが知ってる話の「原型」が収録されています。このついでに入手されて、読み返されてもいいかなと思いまして。
ご参考になれば。
No.7
- 回答日時:
漱石門下の一員でもある 内田百けん著『ノラや』(中公文庫)お勧めです。
猫に対する百けん先生の思いがユーモアと愛情たっぷりに描かれた連作集です。黒澤明監督の遺作となった「まあだだよ」のノラのシーンでは泣きました。http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4122027 …
No.3さんお勧めの『猫に時間の流れる』・・・私も好きな作品です。保坂和志の他の作品『プレーンソング』『草の上の朝食(プレーンソング続編)』もノラ猫に餌を与える「ぼく」と「よう子ちゃん」など心優しき仲間の何気ない日常を描いた素適な作品です。また『もうひとつの季節』のラストでも猫好きな私は泣いてしまいました。
参考URL:http://www.k-hosaka.com/
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