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大学で口伝について説明しろと言われたのですが、口伝というのは口で言い伝えていくことですか??

A 回答 (6件)

そうだと思いますよ。


一応、gooの辞書でしらべてみましたので。



くでん 【口伝】


(1)口で伝えること。くちづたえ。
(2)奥義・秘伝などを口伝えに伝授すること。
(3)奥義を書き留めた書。秘伝の書。
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この回答へのお礼

ありがとうございます!辞書で調べるっていう基本的なこと、忘れていました!
参考になりました!

お礼日時:2001/11/29 21:09

>>口伝というのは口で言い伝えていくことですか??


そのとおりです。
狭義においては、とくに師弟相伝の奥義を口頭で伝えていくことを指します。
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この回答へのお礼

ありがとうございます!口伝というのは師弟相伝を伝えることなんですね!師弟っていうのがポイント?!また授業であたるのでとても参考になりました!!

お礼日時:2001/11/29 21:06

ずばりその通りで、事柄を口のみで語り伝えていくことです。



ただし武術その他で奥義を記した書、秘伝書などを口伝と呼ぶこともあります。

一般的には地方の昔話など今こそ本などで出ていますが、
その本が編集される前は口伝だったものが多いはずです。

「怪談」を書いた小泉八雲や、リチャード・ゴードン・スミスなどは
日本の口伝伝承を研究して本に著しています。

同じ起源の話でも、伝達方法が口(口伝)だったために
地方で若干内容が異なったりするのはよくあることです。
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この回答へのお礼

ありがとうございます!!とても知的なお答えというかとても参考になります!
八泉八雲という人が日本の口伝について本を出しているんですね、これからその本をコンピューターで調べてみます!ありがとうございました

お礼日時:2001/11/29 21:02

【口伝:クデン】は[口で言い伝えること]ではありますが、文書にして残すと都合の悪い場合。

。。

例えば「奥義・秘伝」などを口伝えに伝授する場合、或いは長男だけに伝える「一子相伝」などの場合口伝と言っています。

ただし、例外として「奥義を書き留めた書、秘伝の書」をさす場合もあります。
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この回答へのお礼

すぐに答えていただいて感動!!ありがとうございます!!文書にして残すと都合の悪い場合とか意味もあるんですね、明日の講義であてられたときに答えることができます!

お礼日時:2001/11/29 20:57

No.3のki61です。


ちょっと補足させてください。
もしかしたら私が言葉足らずだったかも知れません、お詫びいたします。

小泉八雲は日本人ではなく、
本名をラフカディオ・ハーンというギリシア出身の文学者です。
明治時代に来日し、島根県の松江中学、東京帝国大学、早稲田大学などで
教鞭をとるかたわら、日本の民族伝承の中の「怪談」を研究しました。
著書に「霊の日本」「心」「怪談」等があります。
後に小泉節子と結婚し、日本名を小泉八雲としました。

彼は文学者で、「口伝」という行為そのものを研究していたのではなく、
各地に伝わっていた「口伝伝承」を集めて世界へ発表したのです。
その中でも特に日本各地の「怪談」に興味を示しました。

というわけで「口伝」という行為そのものを研究していたわけではありません。
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  口伝というと、わたしはまず、『旧約聖書(ユダヤ聖典)』の伝承を思い浮かべます。あれは、紀元前8世紀頃から紀元前3世紀か4世紀頃までに編纂された「聖典」ですが、二種類のテクストが、ずっと伝わって来ました。二種類というのは、子音表記の文書と、朗唱口伝です。子音表記だと、母音が何か分かりませんので、何を書いてあるのか、意味を知っている人は知っているが、知らない人には、よく分からないというか、全然元の意味と違った解釈もできるのです。
 
  そこで、実際にどう読むのかということで、口伝で伝えて来たのです。イスラム教の聖典『クールアン』も、最初は、子音表記テクストで、段々読み方や解釈で異論が出てきたので、「クールアン」編纂後1世紀ほどの時代に、母音点を発明し、何と読むのか、文書でも明確に分かるようにしました。『クールアン』のテクストは、これでほぼ確定したのですが、『ユダヤ聖典』の方は、十世紀頃まで、なお、口伝と子音テクストの二つに分かれていました。十世紀から十二世紀頃にかけて、『ユダヤ聖典』の子音テクストに母音点を付けて、発音を確定しようとしたのですが、伝統的な口伝での朗唱と、文書テクストが一致しないので、編集者たちは、たいへんな苦労をしたとされます。
 
  有名な例が、神の名である「YHWH」で、口伝では、これを、「主」を意味する「アドーナイ」と呼んでいましたが、子音文書テクストで見る限り、そんな発音でないのは明らかです。これは、「神の名を妄りに唱えてはならない」という暗黙の合意があり、神の正確な名を唱える代わりに、「アドーナイ(主)」と唱えていたのですが、長いあいだ、「アドーナイ」と唱えて来たので、元々、「YHWH」は何と発音したのか、分からなくなったという有名な話があります。(現在、色々な間接的証拠に基づき、「YHWH」はおそらく「ヤハウェー」だろうと言うことになっていますが、これは推論であって、忘れられた名前の発音が見つかった訳ではありません)。
 
  ユダヤ教側では、『ユダヤ聖典(旧約聖書)』は、その正確な読み方は、十世紀まで、口伝で伝わっていたということです。
 
  大体、文字がなかった人々の文化の叙事詩とか、色々な歴史記録や神話や伝承などは、全部、口伝で伝わります。例えば、アイヌの叙事詩・神話『ユーカラ』は、十九世紀か二十世紀か忘れましたが、研究者が聞き取り調査して、文字にしたのです。それまでは、完全に口伝で伝承されていました。
 
  古代ギリシアの有名な二大叙事詩、ホメーロスの『イーリアス』と『オデュセイア』も、成立は、紀元前十世紀前後だと考えられるのですが、紀元前6世紀頃、確か、スパルタだったと思うのですが、文字として記録されるまでは、口伝で伝わって来ました。フィンランド叙事詩『カレワラ』(だったと思う)も、十九世紀に文字に記録されるまで、口伝で伝わってきました。柳田国男の『遠野物語』も、前巻の方は、柳田とその協力者が文字にするまでは、口伝で伝わって来ました。北米インディアンの神話も、全部口伝伝承です。
 
  文字があって、敢えて何かの理由で、口伝で伝えた場合もありますが(ユダヤ聖典がその例でしょう)、無文字文化の場合、必然的に文化遺産としての神話や叙事詩などは、すべて口伝伝承です。口伝によって、重要なことがらを、何世紀、あるいは千年と、伝承して来たのです。大体、口伝で伝承する場合、覚えやすいように、韻文にします。リズムを持って朗唱する訳で、そうすると、次々に記憶が言葉を引きだして来るのです。こういう風にして、専門の口伝伝承者が、その弟子というか後継者に口移しでテクストを伝えて行く、こういう過程が、何世紀、時には千年以上続く訳です。
 
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