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給料が17円だったり、5円を頻繁に借りていく人
という表現があったのですが
どうもお金の価値がちがうので
どのくらいの額なのかイメージできません。

昔の本(例えば原民喜や太宰治など
戦争中50年ほど前)に書かれているお金を
今の価格に直すといくらぐらいになるのか
教えてください。

A 回答 (2件)

昔の価格は、単純に比較できないようですね。

電化製品やカメラなどは昔はずいぶん高かったそうですが、現在は大量生産により比較的安く感じられましょう。よく基準にされる米の値段にしても、政策的に維持されていたり、昔ほど食べなくなったりで、必ずしも基準にならないです。つまり物価は比較的・感覚的に高くなったものもあれば安くなったものもあるわけです。

それで給料についてみますと、これも学歴などの水準が違ってきていますので、単純な比較は出来ません。が、参考として「小学校教員の初任給」を比較してみます。(資料は「値段の明治・大正・昭和風俗史(上)」と「戦後値段史年表」いずれも週刊朝日編)

1941年(昭和16年)・・・50円~60円(私見ですが、他の公務員関係の数値からみても終戦の1945年まではほとんど変動していないでしょう)

1994年(平成6年)・・・194,792円(ただし学歴レベルは上がっています)

これで見ると約3000~4000倍でしょうか。
また白米は10kgあたり

1939年・・・・・3.25円
1945年12月・・・6円
1993年・・・・・3845円

で、やく1000倍以上と言えるかもしれません。1945年の6円というのは終戦直後の高騰を表しているようです。

すると給料17円は収入ベースで今の5万円~7万円となり、ずいぶん安いです。5円は15,000円~2万円で、借金の額としてなんか納得ですね。(笑)
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この回答へのお礼

お礼がおそくなりすいませんでした。
月収という変動の少ないもので比べていただいたので
非常に分かりやすかったです。ありがとうございました。

お礼日時:2005/11/28 01:54

No.1の方の回答への補足ですが、


ちょうど50年前、1955年(昭和30年)頃の小学校教員の初任給は9000円前後でした。
このあたりになると物価はだいぶ落ち着いていましたが、終戦から2~3年の間は今の方には想像できない程の猛烈なインフレで、例えば昭和21年と昭和23年とでは物価水準など月とスッポンほど違います。雑誌などは毎月定価が変わっておりました。
あまりのインフレに昭和21年預金封鎖という荒療治が行われ、国民全部1家族1月500円生活というのが強いられました。

更にさかのぼって戦前、戦中になりますと、円の下に銭という単位が生きていて、小さい子供には1円というのは大金、普段は手にすることのない金額でした。おそらく今の1000円くらい、あるいはそれ以上のイメージでしょう。
おなじみの森永や明治の箱入りキャラメルが10銭、さらにその半分の大きさのものもあり5銭だったと思います。
給料17円というのは戦前のものでしょう。

以上ご参考までに。
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この回答へのお礼

大きなインフレ、銭という単位は全く想像できません。
駄菓子屋の駄菓子が1円で全て買えると
聞いた事がありますが
くわしくインフレについて教えていただき、ありがとうございました。

お礼日時:2005/11/28 01:55

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