No.6ベストアンサー
- 回答日時:
音質を下げる、という表現が的確か否かは分かりませんが
テレビやラジオでのオンエアや
ポータブルプレイヤーやミニコンポ・ラジカセでの再生を考慮して
ダイナミックレンジなど音質を調整することはあります。
> ときどき極低域と高域をカットしてあるのではと思われるものがある
その通りです。
クラシックのCDアルバムのミックスの場合は
高性能なスピーカーでモニターしますが
若い方向けのCDシングルの場合、大抵その後に
小型のフルレンジスピーカーで(ラジカセで聴く状態に近づけて)モニターして
最終的な音質調整をします。
いいスピーカーで聴くJ-POPって
たいてい中域厚めで(そのくせドンシャリ)、エフェクト多めの
物凄く不自然な音です。
一方、ポータブルラジカセで聴くクラシックって
たいてい大人しくて物足りない音です。
ご回答ありがとうございます。そのような音質調整が行われているなら、質問の現象が起こることは理解できます。最後の5行のご指摘も、傾向として聴感上納得できるものです。
No.9
- 回答日時:
ここ最近のJ-POPなどのCDはそう思いたくなるほどひどい音ですね。
はじめの方で回答している方も指摘するとおり、コンプレッサやリミッタが良くなったせいもあるのでしょうが、『無音部分以外は0db』みたいな曲ばかりで、ちゃんとした機器で再生すると無残なものです。ちなみにCDはリニアPCMといって音を20kHzを上限に、高さと強さで細かく符号化したものなので、『聞こえないような小さな音をカットする』圧縮ではありません。これはMP3などです。音が悪いのは、決して意図的ではありません。仕方ないことらしいです。数年前メガストアといわれる大型CDショップが台頭し、たくさん視聴できるようになりました。ここで音が小さいと売れないというのです。だから小さい音はめいっぱい大きく、大きな音になったらスパッとカット!!。音さえ出ていれば常に0dbという素敵なCDが出来上がるのです。
そして現在はこれをさらに圧縮してデータサイズを小さくし、メモリーやハードディスクに入れてしまうわけで、もはや音域がどうなどというレベルではなく、作者の意図する音造りなどこっぱみじんに吹き飛んでいます。
80年代のCDを聞くと、作者の意図がかなりなーバスに盛り込まれているので時代に伴う音質はともかく、違いがわかると思います。
No.8
- 回答日時:
色々な意見が出ていますので、私なりの考えで・・・。
まず近年のJ-POPはほとんどが打ち込みであることが挙げられます。
打ち込みの場合、問題となるのが使用される音源(サンプリング音)です。
この段階で超高音や超低音がすでに入っていないのでは?という疑問があります。
オーディオの世界では超高音、超低音での音質が重要視されるのはあくまで生演奏です。
生演奏では超低音域と超高音域はホールエコーや環境ノイズ等の場合が多く、バンド形態の音源にしてもバスドラムの鳴りやシンバルの超高音域までを収録する必要があります。
これをいかに綺麗に再生するかがオーディオの楽しみなのですが・・・。
されはさて置き今の音楽にその必要性があるのかは疑問だと思います。
サンプリングの段階で既に超高音域と超低音域は他の方々が仰る理由からカットしてしまっているのではないでしょうか。
まー他の考え方としては、現代はMP3とCDに音質の差が無いと言うような人がほとんどですからね(^ ^;
わざわざ手間暇掛けてレンジを広げる必要がないのかもしれません。
ご参考までに。。。
No.7
- 回答日時:
こんにちは。
難しい問題で、一部誤認もあるかも知れませんが、少し。
音質低下については、あえて触れません。
まず高音域に関して、色々調べてますが、偶然かなにか、私の所では高音域をカットしたCDを見かけてません。ただ、色々な癖を感じることはあります。中高音域が強かったり、どかすか大音量で聴くと気持ちがよかったり…(人様にいえるようなシステムは使ってませんが)
また、高音域という曖昧な表現ですと少し分かりかねますが、10KHzといっても実はかなりの高い音域だったりします。(10Khz と 20Hz の間はわずか1オクターブ。全体で10オクターブしかない。)もう少し具体的にどれぐらいの位置かわかると、的確な答えを頂けるかも知れません。
低域に関しても、なにを持って低域とするのか? という、素朴な問題があります。小型のコンポであれば、精々100Hzまでが限度かと思いますし、ラジカセとコンポでも、また超えられない一線があると思います。
なので、無闇やたらと低音域をあげればいいというのは難しい話しで、CD側で激しく誇張するということは考えにくいことだと思います。サブ・ウーファーを使った2.1chなどを使った日には偉いことになると思いますし…(一応2.1で設定を固定したまま、J-POPからクラシックまで聴きますが、特にJ-POPが誇張されている用に感じることはありません。)
続いて室内再生ですが、音の反射、スピーカーの置き場所、硝子、フローリング、石油系素材のカーテン、電源のノイズなど、音を濁らせたり、痛々しく変化させたりする要素は無数にあり、それらを前提に音を創ることは当然ありえます。
また、現在の電子音楽は高音域から低音域まで、そうした今まで音楽再生では重要だった反響音に対して敏感な創りになっているものも多く、そうした配慮もあるでしょう。室内の影響を受けないヘッドホンなどの方が簡単に楽しめるものも多いです。
また、いま現在誰も指摘していませんが、HDCDである可能性も考えられます。浜崎あゆみのA-Bsetなど、格式あるレーベルで、静に発表されている一部のCDではHDCDという特殊なデコード方が採用されています。これを、通常の非対応CDプレイヤーで再生すると、どんずまりを感じた音になったりします。
全体を通して、音にかんしては、電源ひとつ、コード一本で簡単に変わってしまうため、最終的には自分の耳を熟成させていくしか解決しない問題で、質問そのものが、質問者が想像する以上に高度です。
これからも素敵な音と共に、音楽を楽しんで頂けることを心より願っております。
以上、参考になれば幸いです。<(_ _)>
ご回答ありがとうございます。こうなったら、スペクトルを実測しないとわからないのかもしれません。さらには、エフェクトなど、スペクトルだけではわからないものもあるかしれません。
No.5
- 回答日時:
製作者やアーティストの希望で意図的に音質を落としたり変えたりする事はあるようです。
最近では安価なコンパクトオーディオが主流になりつつあるので、ハードの性能上CD本来の音質を表現出来ない為や聴く層の音質の好みに合わせる為に、そう言った事をしているんだと思います。オーディオマニアやそう言った趣味のない一般的な方は定位がどうのとか細かい事は気になさらないでしょうし、製作者やアーティスト自体も若者なので、そう言う事が平気で行われるんだと思います。No.4
- 回答日時:
J-POPではポータブルプレイヤーやミニコンポ・ラジカセでちょうど良く再生されるように音作りがなされている、とは良く聞く話ですね。
ただ、私自身はJ-POPって聞かないんです、ホントかどうか良くわからのないのですが、以下は人からのうけおり。
その一。
ダイナミックレンジを狭める。
No.2の方のおっしゃる通りです。
ただ、このことと、再生帯域を狭めることが関係するのかどうかは私にはわかりません。
その二。
高域・低域を絞る(結果的に再生帯域が狭まる)。
ポータブルプレイヤーやミニコンポ・ラジカセといった再生装置は、そもそも高域低域を強調する音作りがなされている。
そのため、ソース側は多少高域低域を絞ったほうが結果的に適切なバランスで再生される。
そして、このような音作りがなされているソースを、再現性の高い装置で再生すれば当然不自然なかまぼこ型帯域になる。
以上、私自身はこれが正しいのかどうか判断するだけの経験はありません。申し訳ない。
ご回答ありがとうございます。再生装置で高域・低域を強調するのは迫力のある音を出すためだと思いますが、ソース側でそれを補償するために低域・高域を絞っているとすると二度手間な話ですね。
No.2
- 回答日時:
すいません、レコーディング/マスタリングにつきまして、まだ勉強中なもので、素人の意見としてお聞き頂き、他の方の補足があればぜひ勉強させて頂きたいと思います。
おっしゃる通り、音質を落とすことはあると思います。具体的に申し上げますと、ラウドネスを上げるために、ダイナミックレンジを圧縮することがあるということだと思っています。
その理由もおっしゃるとおりだと考えます。MP3化したり、ダイナミックレンジの狭い機器で再生する場合に音をよく聞かせるためには、ラウドネスを上げる必要があります。
ラウドネス(音圧)は、ダイナミックレンジ(周波数特性の広さ)とトレードオフの関係にあります。ダイナミックレンジを広げてしまうと、ラウドネスが下がります。ですから、ダイナミックレンジの狭い機器で再生した場合、よく聞き取れなかったりしてしまいます。それに対し、あらかじめラウドネスを上げておきますと、ダイナミックレンジの狭い機器でも明瞭に聞き取ることが出来るようになります。
この操作は、単にEQで帯域制限するのではなく、コンプレッサーやリミッターという機器で音を圧縮し、その結果としてラウドネスの向上を得ることが出来ます。
また、マスタリングの過程で、0dB付近まで音を持ち上げるために、リミッターを使って突出した音を押さえ込むこともあるようです。こういった処理によりまして、ダイナミックレンジの圧縮と、ラウドネスの向上を意図的に行うことがあるようです。
ご回答ありがとうございます。J-POPのCDをデジタル出力すると、レベルが0dB付近に張り付くCDが多いので、実際にご回答のようなことが行われていると認識しております。ということは、極低音や高音をカットしなければ、0dB以内というデジタルの制限の中で、大事な中音のレベルが確保できなくなるために、帯域を制限するのだ、と理解してよいでしょうか。
No.1
- 回答日時:
その通りです。
CDなどのデジタル音源は基本的に、人間に聞こえないとされる音域はカットされています。また、人が判別できないと思われるわずかな音の変化も、カットまたは修正されています。そのためにクリアな音とメディアの小型化に成功したわけです。だから、聞き取れはしないが何か感じ取れるような音や、人によっては平均値よりかなり大きな聴音域を持った人には違和感や、迫力の無さを感じると思われます。
CDよりDVDの方が音質が良いといわれたり、録音・再生形式によって音質が変わるのは、この音域やその狭間の音をできるだけ多くとるようにしているからです。もちろんデータ量は大きくなりますが。
ご回答ありがとうございます。説明が悪かったかもしれません。この質問は、CDとDVD、あるいはもっとビット数の多い、あるいはサンプリング周波数の高い録音方式、あるいはCDとアナログ録音との比較などを意図したものではありません。「一般に発売されているCDの中に(CDが規格上発揮できる音質よりも)、録音時に意図して音質を落としたものがあるか」という質問です。
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