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正月に、母の実家に行って祖母と会話をしていたら「飲まれない」や「行かれない」という言葉を使っていました。ということは「行けない」や「飲めない」という言葉は、ら抜き言葉ということですか?自分は一応、ら抜き言葉を使わないと決め手いるので少し気になっています。教えてください。

A 回答 (6件)

「飲まれる」=「飲む」(動詞)+「れる」(助動詞) 


「飲める」 =「飲める」という一語の動詞(可能動詞)

どちらも、共通語として使われている表現です。
「ら抜き言葉」ではありません。安心してください^^

学校の授業で文法を習っときに、「れる・られる」とふたつの助動詞をセットで習った記憶がないでしょうか。

「飲む」「行く」のような五段活用動詞には「れる」が、
その他の一段活用動詞などには、「られる」が接続します。

それで、五段活用動詞の場合は、「ら抜き現象」は発生しないものとなっています。
一段動詞の場合、

「着られる」⇒「切れる」
「見られる」⇒「見れる」

のように、「ら」を抜いた表現が多く使われるようになっていて、その現象を『ら抜き言葉』というようです。

正確にいうと、この現象は、「られる」の「ら」が抜けたわけではないのですが、その点については、
↓こちらの質問でのわたしの回答が参考になるかと思いますので、あげておきます

http://oshiete1.goo.ne.jp/kotaeru.php3?q=1646308

ちなみに、わたしも「飲まれる」「行かれる」は普通に使うのですが、あまり使わない地方の方もいるようですね。「イカレテクダサイとか言うから驚いた。方言?」などと尋ねられることもあり、複雑な気持ちになります。
このように言葉というものは、文法的に正しいとか由緒・歴史のある表現だとかよりも、慣用をもって旨とするものです。

言葉の好きな人間としては、言葉遣いに関心をはらっていただけてとてもうれしく思いました。
日ごろの言葉遣いにもたくさんの気づきがあります。こういうご質問をすることで、多くのことを感じたのではないでしょうか。より一層、言葉の世界に感動してください^^
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皆さんおっしゃっているとおり「飲めない」や「行けない」はら抜き言葉ではなく、可能動詞なので使っても問題ないというのが結論だと思いますが、「飲まれない」や「行かれない」が「飲めない」「行けない」に変化するとき「ら」が抜けたわけではないので、ら抜き言葉ではないという考えはちょっと違うと思います。



例えば「取る」の可能形は本来「取られる」ですが現在では「取れる」といいます。「勉強すれば満点が取れる」。これはたまたま形式的には「ら」が抜けていますがいわゆる、ら抜き言葉ではなく可能動詞です。

「飲めない」「行けない」はもちろん「取れる」もどんどん使ってもらって結構です。
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「信じられる」を「信じれる」


「食べられる」を「食べれる」
「来られる」を「来れる」
などのように、「ら」を抜いて言うのが【らぬき言葉】です。

そして「可能」「受身」「自発」「尊敬」の四つの意味を表す時に動詞につける、「れる」「られる」のうち「可能」の意味で使われる場合の「られる」から「ら」を抜いて表現するものが【らぬき言葉】と言います。

したがって、「先生が来られた」は、尊敬の「られた」ですから、「先生が来れた」とはならないのです。この表現は「先生が来ることが出来た」ことを意味し、もともとの意味とは異なります。

同様に、「その牛はピラニアに食べられた」は、受身の「られた」ですから、「その牛はピラニアに食べれた」とはなりません。

さらに、「身が案じられる」は、自発の「られる」ですから、「案じれる」とはならないのです。

このように考えると、おばあちゃまがお使いになった「飲まれない」「行かれない」は、「られる」が何処にもありませんので、【らぬき言葉】に変化することはありません。したがって「行けない」「飲めない」は【らぬき言葉】ではないと思います。

つまり、「起きられる」は「起きることが出来る」という可能を表しているので【らぬき言葉】が「起きれる」で成立。
同様に「考えれる」着れる」「覚えれる」は【らぬき言葉】ですが、「行けない」「飲めない」は【らぬき言葉】ではないので、安心して使って大丈夫です。
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「飲まれない」も「行かれない」も「ら」が付いていないので、ら付き言葉ではないのではないでしょうか。


「飲む」や「行く」は元々ら付き言葉が無いみたいなので、文法的なことは分かりませんが、感覚的にはら抜きでも問題ないと思います。
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お祖母さんの言い方は昔の正規の文法です。


助動詞の「れる」は四段活用に、「られる」は上一段、下一段活用に付きました。
ところが、可能の意味での「飲まれる」、「行かれる」は「飲める」、「行ける」という形式(可能動詞)が一般的になって、最近ではほとんど聞きません。明治生まれの方がときどき使うことがあります。もちろん、方言として残っているところもあります。
可能動詞は「ら抜き」ではありません。しかし、昭和初期には現在の「ら抜き」と同様に正規の表現ではないと思われたかも知れません。
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 「ら抜き言葉」は、現代の言葉の乱れを示すものであるのに対し、


お祖母さんの言葉は単なる方言でしょう。言葉の乱れとは
違うものです。
北陸地方へ行くと、そのような言葉を使うことがあります。
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