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「第」で意味検索をしても「数字の前に付ける頭語 『…1位』」という説明が多く、それだけでは納得がいきません。

上記の単語で使う場合の「第」では多分「合格」という意味かと思うのですが、正確な意味や語源などを御存知の方がいらっしゃいましたら教えていただけませんか?

A 回答 (5件)

許容され得る順位に及ぶ(到達する)、という意味で、


「及第」なる語が用いられているのだろう、と思われます。

http://www.n-shimo.com/pg61.html
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手もとの『漢字源』によると,「第」は「竹」+「弟」の略体で,「弟」は,くいにツルをぐるぐると巻いた様子を表し,一段一段の段階を意味するとされています。



そこから,「第」という字は,一段一段の段階,順序を意味するとされ,さらに,段階を設けた官吏登用試験や,段階ごとの一つ一つの試験を意味するとされます。

したがって,及第というのは,その段階に達すること,落第はそれに達しないこと,と理解できます。


*なお,手もとの別の辞書(『漢語林』)には,「第」の字の成り立ちとして別の説明がなされているので,上記の成り立ちは定説ではないのかもしれませんが,「順序」や「段階」がなぜ試験の意味になるのかという点では,上記の説明は説得的だと思います。
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手元の漢和辞典(「新字源」)によれば、「第」は「やしき」の意味があります。

(豊臣秀吉の「聚楽第」や曹操の「銅雀第」などがこの用法です)

なぜ「やしき」が試験に関係あるかというと、これは中国の官僚任官試験「科挙」に語源があると思われます。科挙に合格し「進士」となれば高級官僚となり大きな屋敷で勤務することになるので「第」に「及ぶ」、すなわち「及第」し、落ちれば「落第」となりやしきには届かない、というわけです。

ご参考になれば。
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この回答へのお礼

科挙に関係がありそうなところまではたどり着いたのですが、そこで行き詰っていました。
聚楽第の例はわかりやすいですね。
ありがとうございます。こちらでももう少し調べてみます。

お礼日時:2006/01/22 22:55

「第」には確か基準となる線というような意味があったと思います。



その基準より上になれば及んで、「及第」
下回れば、「落第」になると思ってました。

正確な語源はわかりません。ごめんなさい。
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この回答へのお礼

ありがとうございます。
なぜ基準という意味を持つようになってのでしょうね。
故事などがあればいいですね。
こちらでも探してみます。

お礼日時:2006/01/22 23:00

「第」には、もともと「一つ一つの段階」とか「順序」とかいう意味があります。


また、その意味からさらに展開して、「一つ一つ段階を上がるための試験」という意味もあります。

これらの意味から「落第」や「及第」という用語が生まれています。
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この回答へのお礼

ありがとうございます。
手持ちの辞書にはなかった説明でしたので、勉強になります。

お礼日時:2006/01/22 22:50

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