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第2次世界大戦時のドイツでヒトラーの地位を継いだ
デーニッツ元帥ですが。彼を扱った映画は無いでしょうか?彼の業績はあまり高く評価されて無い様に感じます。皆さんはどの様に評価していますか?
僕はもっと高く評価されるべきだと思います。

A 回答 (6件)

No.2でお答えした者です。


そうですね。確かに避難民の輸送、終戦間際の活動等を見るとデーニッツの評価をもっとあげるべきでしょうね。
海外(アメリカ、イギリス、ドイツ)での評価はどうなのでしょう?
ただ、日本では(同じドイツの)陸軍軍人に比べるとデーニッツはそれほどでは無いのは確かですね。
ドイツ海軍という比較的マイナーな分野(失礼をお赦しください)はほとんどがUボートに関するもので、バルト海救出作戦等の他の事象はあまり関心対象になっていないからでしょうか。

ただ、同救出作戦で多数の人々が避難できましたが、やはり多くのドイツ人は現地に取り残され虐殺、暴行、略奪、報復の対象になりました。
陸路による避難も、冬の時期のためか犠牲者が多く、戦後も土地を奪われ追い出された人々は難民となりました。
ソ連の潜水艦に沈没させられた避難客船には7000人を超える人々が乗り、多くが冷たいバルト海で命を落としました。(大半が子供だったようですね。タイタニックなどとは規模や悲惨さでは、比べ物にならないくらい史上最大の海難事件でしょう。
それなのに、被害者のドイツ人以外にはほとんど知られていないのは何故なのか?)

こうしたドイツ人には堪え難い苦しみの前では、奇跡的とも言えるデーニッツの救出作戦もかすんでしまうのでしょう。

歴史は、華々しい戦歴を残した軍人や先勝国の政治家ばかりが表舞台に
出されますが、苦しく困難な状況の中で「本当にしなければならない事」を行い、死ぬ事は無い民間人をかばった人々も、もっと取り上げるべきなのでしょうね。
今回のご質問内容は、私も考えさせられました。
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この回答へのお礼

お褒めいたただいて有難うございます。

他にもデーニッツ元帥はヒトラーの戦艦廃棄命令に反対しスピッツベルゲン島の砲撃作戦に戦艦を有効活用しています。レーダー元帥よりも戦艦を旨く使っていると思います。

開戦初期にUボートをデーニッツ元帥の提言どうりに
ヒトラーや海軍上層部がもっと力を入れていたら、
第2次大戦はドイツの勝利に終わっていたかもしれないと連合国側も認めています。

bossnassさんも歴史に詳しいのでこちらも調べがいや答えがいもあります。

本当に有難うございます。

お礼日時:2006/04/06 16:06

No3の補足です。



基本的に海軍というのはメカのプロの集団です。
陸軍でいえば戦車兵や工兵の集団のようなものにあたるでしょうか。

技術知識がないと役に立たない兵種です。
さらに潜水艦は一種の閉鎖社会です。 艦長に絶対の信頼観を持たないといられない世界です。

このような世界においてナチに対する忠誠心などは不要です。 ドイツ潜水艦にはソ連同様、SS出身の監視将校が配属される事はありましたが、彼らは海上生活や戦闘に全く無縁の役立たずでよそ者として反感の的でした。

またドイツは伝統的に陸軍国で、海軍はどちらかといえば軽視された存在でした。
第一次世界大戦にはイギリスに対抗して大艦隊を建造して戦いましたが、敗北し1万トン以上の艦船の建造を禁止されましたから、潜水艦に運命を託すしかなかったのです。

潜水艦は1000トンくらいの鋼材で建造出来、乗員の練度さえ優秀であれば有効な武器です。
日本同様に大鑑主義に犯されていた上層部はビスマルクやティルピッツなどの巨大戦艦の建造に走りましたが、艦隊を組んで戦う事が出来ず単独行動では優勢なイギリス海軍に対抗できず、デーニッツの潜水艦至上主義に立ち返らずにいられませんでした。

これらの事情からドイツ海軍は軍部の中で独立性が強く、デーニッツがヒトラーの後継者に指名されてからもヒムラーやナチから辞退を迫られた時、武装した水兵がデーニッツを守りナチに対抗したのです。

この回答への補足

お返事有難うございます。

僕も、これらの事はデーニッツ自伝や詳しい題名は失念しましたが、伝記作家の本に出ていました。

もしかして、僕と一緒の本を読んでいるのかもしれません。とっても奇遇です。

また、宜しくお願いします。
有難うございます。

補足日時:2006/04/08 16:04
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質問からは若干逸れますがNo1でのことについて・・・


もう一つ、「人生の最後のほうで成功した人のほうが評価が高い」という傾向もありますね。

たとえば、加賀百万石の領主前田利家。彼は全年齢を見てみると信長の異母弟を切って浪人したりなど結構失点が多いです。にもかかわらず加賀100万石をつくったという大きな見せ場のおかげで評価が高いです。
真田幸村なんかは、大阪の陣での鬼神の活躍のおかげで、人気も高いですね。でも前半生とかは父親の武略のおかげなのですが・・・

蒋介石は逆ですね。国民党のトップになるだけの才能をもっていて、日本軍と戦い抜いたにもかかわらず、最後に毛沢東に負けたために評価がいまひとつ高くないという悲運の人です。

イギリス王リチャード1世なんかは、ロンドンには数ヶ月しか滞在していない上に国費乱用で経済を傾かせたにもかかわらず、十字軍での活躍で今でも英雄です。
フランス、ジャンヌダルクも、活躍していた期間は1年程度。しかし、オルレアン奪還とかでフランス勝利のきっかけを作ったというだけでかなり高い評価を得ているような感じがあります(日本では、という但し書きが必要ですが)。
ルイ8世は戦で大敗北をしたりしていますが、全体的に治世は安定していたのですが・・・大敗北したせいか評価はいまひとつ・・・
ルイ16世なんかは、努力していて一定の成果も挙げているのですが・・革命と断頭台で評価は最悪・・・

場所は変わって、チンギスハーンの弟たちも、地道に功績をあげているのですが、華々しい活躍がないため、評価は余り高くないですね。

もう一つ、やはりメディアの力(映画含めて)は大きいです。利家とまつではないですが・・・やはり主役としてでると一気に評価が変わるような気がします
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この回答へのお礼

お返事有難うございます。

また宜しくお願いします。

お礼日時:2006/04/06 20:12

デーニッツはそれまで潜水艦艦長の個人戦の様相であった潜水艦戦に組織的運用を導入した功労者といえましょう。



ドイツ海軍の置かれた劣勢の中では、短期間に建造、配備出来る潜水艦は強力な武器でした。
しかしこれを第一次世界大戦当時のような戦術で運用したのでは効率が良くないので哨戒索敵と攻撃とを分離し、発達した無線技術により組織的運用を取り入れたのは海軍戦略として卓越したものでした。

これにより当時英国を窮地に陥れたのですがイギリス海軍がアメリカ駆逐艦50隻を入手し、集団護送を徹底しこの間対潜水艦戦術、兵器の開発が進み遂にその効果をうしなったのはドイツ側の責任ではありません。

航空機の活用はゲーリングの妨害と海軍の使用に適した機種の開発が遅れたためです。

ドイツ海軍は伝統的にナチの介入を嫌っていましたからヒトラーの後継に指名された時、戦争の終結に彼は好適な位置にいたのです。

確かにもっと評価されるべきだと思います。

No2のご回答にあるモーデル元帥の評価はそれほど高くはかんじませんが・・・

この回答への補足

お返事有難うございます。

僕もドイツ海軍はナチスの介入を嫌っていましたと思いますが。
具体的にどの様に介入の度合いを最低限に抑えたと思いでしょうか?
その辺の具体的な資料がわからないでしょうか?

大戦末期になるとナチスの干渉もますます激しくなりましたが。
ドイツ海軍はどの様な変化を遂げたのでしょうか?

補足日時:2006/04/06 16:14
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(デーニッツの名前をご存知の方なら、当たり前の事ですが)デーニッツの業績というと、真っ先に思い出されるのは、Uボートを集団で組ませた通商破壊作戦だと思います。


一時は、イギリスを絶望の淵まで追いつめ、アメリカ本土にパニックを起こさせました。
彼が考案(構築)させた、Uボートによる同作戦は非力なドイツ海軍が強大な米英海軍に一泡吹かせたという点で評価できるのでしょう。

でも、映画「Uボート」のヒットにより、現在はどちらかというと劣勢な環境、状況の中での現場の乗組員の勇敢さや犠牲の多さの方が評価・認識されているような気がします。

ヒトラーがデーニッツを後継者に選んだ理由も、その当時、あらゆる側近が逃亡し、陸軍の軍人をも信用できなくなったヒトラーがあまり自分に逆らわなかった人間の中で英米に名前が通った人物として、というだけであって、実際降伏調印が終わったらデーニッツはその権力を放棄してます。(剥奪された?)
確かに、彼の行った仕事の大きさの割には、あまり評価が高くなさそうですね。

でも、戦後評価の高かったドイツの軍人は大きく言って
『戦後冷戦時代に、対ソ連戦略に役立つかどうか?』と
『英米の巧みな宣伝で実像以上に誇張された』の2点のみであり
前者はグデーリアン、マンシュタイン。後者はロンメルが有名ですが
それ以外の有能な(例えばケッセルリンクやモーデル等の)軍人達は
その仕事の割には評価が低いような気がします。
デーニッツもそのうちの一人なのでしょうか?

でも、個人的にはデーニッツはもっと航空機の活用を取り入れて立体的なUボート作戦を展開するべきだったのでは?と考えます。
潜水艦一点突破による戦略では第二次大戦ではすでに時代遅れだったのではと思えるからです。
例えゲーリングや空軍の協力を得られなかったという実情があったとしても、当時のデーニッツとヒトラーの関係からいって決して実現不可能では無かったし、現場からの強い要望もあったはずです。
それを考えると、第一次大戦レベルの先見性しかデーニッツには無かったのかな?とも思います。

この回答への補足

お返事有難うございます。

デーニッツが行った業績の一つにソ連軍から逃れる数百万人もの避難民を救った業績があります。
 
他にも、陸軍・空軍・親衛隊は言うまでも無く。
ナチス色が一番薄く。残虐度は低いほうだと思います。

ヒトラーが出した破壊命令をシュペールと共に阻止活動もしました。

こういった面をもうちょっと強調してもいいと思います。

補足日時:2006/04/06 08:32
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彼の評価は現在でも充分高いかと思います。



彼を扱った映画は知りませんが(あったらすいません)・・・
映画とは、別にだれかをたたえるために作るわけではありません。もともとエンターテイメントの域ですので。
たとえばヒトラーですが、彼の場合は「異常と考えてもよい政治的行動や私生活」「あの演説のときに張り上げ声」「ある意味でのカリスマ性」「何度も暗殺にあっても生き残っていた悪運」といった、いわゆる個性(アクともいいますが)や逸話のアピールが強い人物です。
こういう人は映画にするときには困りません。もともとがオーバーアピールの塊ような人ですから、格好のネタです。

その点デーニッツは温厚であったと伝わっていましたから、ヒトラーのように映画にしたりするのは難しい人物であると思います(見せ場が少ない)。
実際そういったアピール点の多い人が歴史では評価されることが多いので、デーニッツの評価を低いと感じておられるのでしたら、もしかしたらそのあたりに要因があるのかと思います。

ただ、歴史というのは「全年齢において着実に実績を上げている人」よりも「なにか一発逆転とか、大きな見せ場がある人」のほうが一般には高く評価される傾向はあると思います
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この回答へのお礼

お返事有難うございます。

歴史というのは「全年齢において着実に実績を上げている人」よりも「なにか一発逆転とか、大きな見せ場がある人」のほうが一般には高く評価される傾向はあると思います と言う事は僕も感じていました。

koon1600さんは、歴史においてそういった人は知りませんか?教えて貰えないでしょうか。

宜しくお願いします。

お礼日時:2006/04/06 16:59

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