プロが教えるわが家の防犯対策術!

親族(高齢者)は結構な額でグローバルソブリン毎月分配を購入しました。年金だけでは苦しいので、生活の足しにしているようです。しかし今後基準価格が気になりますし、ドルが暴落するなどの噂も出ています。ある掲示板では「グロソブは基準価格を気にするものではなく、高齢者が死ぬまで分配を受けるための投資信託」というのを見ました。アドバイスと今後の対策、見通しをお願いたします。

A 回答 (4件)

>「基準価格が下がっても貯金を取り崩していると思って、


>分配金を受け取ればいい」・・・
この意見は明らかに間違っています。
グロソブの欠点は実質的に元本を取り崩して分配に回している事になるので「タコ足食いファンド」なんて呼ばれています。
それだったら、金利の高い元本保証の円建て普通預金(ソニー銀行で年0.05%)に入金しておき、お金が必要になったら必要金額を引き出せば良いので、わざわざ高い信託報酬年1.3167%も取るのに加えて元本割れの危険もある投資信託に入れる必要はありません。
例えば、米国の長期金利を5%、2月の米国インフレ率を3.6%とすれば、実質金利は・・・
5%-1.3167%-3.6%=0.0833%
ですから、本来は分配なんて出来ないのです。

ここからは例を出しますが、中には元本保証では無い商品もあります。
個人向け国債変動10年の場合は、長期金利の基準金利から0.8%を引いた金利が半年毎に貰える変動金利の債券です。
購入から1年以上経てば、直前2回分の利子(税引前)相当額を差し引いて換金できます。
つまり、これから日本の長期金利が上がると思うのならば、個人向け国債変動10年にしておけば、金利が上がる度により高い金利収入が期待できます。
しかも、1年以上経てば換金できます。

安愚楽牧場の場合は、預金では無いので、倒産した時の元本保証がありません。
又、売却予定利益が70%を下回った時は減額の可能性もありますが、今の所は1度も減額はありませんでした。
オーナーのコースによっては年3%(2年)~4.5%(7年)の利回りが得られます。
勿論、期間中は資金が拘束されるので注意が必要です。
コースによっては安愚楽和牛600gプレゼントコースもあります(下記URL)。
つまり、信用リスクと流動性リスクの両方と引き換えに年3%以上の利回りを得る商品だと考えてください。

最後に解約するかどうかですが、これは自己責任になりますので、慎重に決めて下さい。
私だったら、利益があるうちに解約をして、個人向け国債の利子相当分で生活の足しにした方が、まだマシだと思います。
現在の日本の長期金利は約2%あるので、次の利子率は年1.2%ぐらい(半年毎の利払いと源泉税20%の関係で受け取り利息は0.48%の受け取りになるでしょう)。
一見低そうですが、これから金利が上がってくれば受け取り利息も増えてくる筈です。
これなら元本割れの心配がありません。

参考URL:https://www.agura-bokujo.co.jp/makiba/step3/cour …
    • good
    • 0
この回答へのお礼

的確なアドバイスをありがとうございました。この意見を参考に今後また親族と相談してみたいと思います。また困ったことがありましたら、回答をよろしくお願いいたします。ありがとうございました。

お礼日時:2006/04/25 14:56

こんばんは



>投信すべて「引け際」が大切です
心に染み渡りました。グローバルソブリンのレーティングがかなり落ち込んでいます。潮時だと思いますが・・・。少し無責任な発言で申し訳ありませんが・・・ 債券建ての商品はそろそろ・・・・

ちなみに私の父は『愛称 : 財産3分法ファンド』(日興)で小銭を月々手に入れています。70歳ですし、丁度良いと思っています。既に手数料分は相殺していますし、基準価額(売却時)の含み益もあります。ただし三ヶ月程度の周期で動向を診ておかないと、雪だるま式の損が出ますので十分に注意を払うようにしています。毎月分配型こそ「毎月市場動向を診ておかないと」本当に火傷してしまいそうです。
    • good
    • 0

>>グロソブは基準価格を気にするものではなく高齢者が死ぬまで分配を受けるための投資信託。


分配という甘い蜜で誘い、しかし為替変動モロにかぶり、その間ピンハネされ続けるファンドで骨しか残らないことも考えられます 原油が高止まりで世界的インフレが進行する中、無駄遣いも多い大借金のわが国は超低金利を余儀なくされ、普通であればもらえる利息がほとんどなく全国民が犠牲になっています そこで登場のグロソブがわらをもつかむ人々を相手に莫大な利益を手にする構図だと言う方もいますが、投信すべて「引け際」が大切です
    • good
    • 0

グロソブは為替リスクがあるので、為替を知らない人が手を出すべきではありません。


私の言っている事を疑うのならば、実際に私の回答の中にはグロソブ関係の回答が結構入っていますので読んでみてください。

為替の基本的な事を述べておきます。
★マーケットが効率的ならば長期的には金利の高い通貨の為替は下落し、金利の低い通貨の為替は上昇する傾向にあります。
つまり、高金利通貨で運用しても最終的には為替差損によって円金利のリターンと等しくなるのです。
これを知らないでやっているのならば大問題です。

実際に下記URLはソニー銀行の預金金利で、各国通貨の外貨預金金利も見れます。
「外貨預金」をクリックして通貨を「スイスフラン」を選択すると金利が1%以下ですね。
今度は通貨を「米ドル」をクリックすると3%~4%の金利になっています。
「米ドル」よりも「スイスフラン」の方が金利は低いですから、長期的には「米ドル」は「スイスフラン」に対して通貨の価値を落とすと考えられます。

では、グロソブで採用されている通貨の金利はどうでしょうか?
ほとんどが金利の高い通貨ですから、マーケットが効率的ならば長期的には通貨の価値を落とすのですから、基準価額は長期的に下落する事になるのです。
為替リスクは株式以上に手強い割にはリターンを生まないリスクなのです。

私だったら、個人向け国債変動10年を買っておいて、将来の金利上昇に備える事を考えます。
分からない事があればご質問下さい(今日はこれから仕事なので、早くて早朝になるかも知れません)。

参考URL:http://www.moneykit.net/visitor/rate/index.html

この回答への補足

ご丁寧にありがとうございます。私自身、金融商品についてそれほど詳しくありません。親族は2年程前に銀行員に勧めらるまま購入したようで、幸運にも今の時点で元本は割っていないようです。もう解約を考えるべきでしょうか。別の回答で「基準価格が下がっても貯金を取り崩していると思って、分配金を受け取ればいい」という意見を見て、私がその親族にどういうアドバイスをすればいいのか迷っています。yohoushiさんならどうアドバイスをされるか、お時間がありましたらよろしくお願いいたします。ご丁寧にありがとうございます。

補足日時:2006/04/21 12:12
    • good
    • 0

お探しのQ&Aが見つからない時は、教えて!gooで質問しましょう!