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佐原真氏の考古学に関する著作を読み、考古学への苦手意識が消え、興味をもつことができました。
ほかの時代で、佐原氏のように一般市民にわかりやすく伝えようと尽力した歴史家、またおすすめの著作があれば、お教えください。
どの時代でもかまいません。わかりやすく、且つ信頼のおけるものを希望します。

A 回答 (3件)

 この質問、私に「答えろ、答えろ」と言っているようなものなのですが、暫く躊躇していました。

余りにも質問が広すぎて、かえって答えにくいのです。でも、今日は、我がタイガースが大量リードしていて(毎日放送で試合を見ながら書いています)気分がよいので、ちょっと書いてみたいと思います。
 まず、初心者が避けるべきものについて。作家の著作や、「右」あるいは「左」の思想のプロパガンダの目的のある著作は避けたほうがよいと思います。こうした著作を批判的に読めるようになってからならよいのですが。これらの著者は史料の裏打ちのないことを、平気で(空想を交えて)膨らませて書いています。こうした記述の正誤を判断できるようになってから読むのが良いでしょう。その点で、例えば、井沢元彦氏や小室直樹氏らの著書は、初心者には不適であると言えるでしょう。

 やはり、歴史学者の書いた、史料に基づく堅実な、実証的な本がよいでしょう。私が学生の頃は、石母田正『中世的世界の形成』を読めと言われていましたが、これも、時代が違うかな?でも、面白い本ではありますが。ただ、この人は「左」なので、心して読む必要はありますが。

 一般的な本としては、今のところ、講談社『日本の歴史』でしょうか。故網野喜彦氏の「00」と「01」から「25」まであります。興味のある時代のものを手に取って見られたらと思います。

 考古学に続いて古代史を極めたいのなら、佐原真氏と同様、既に鬼籍に入られた方ですが、岸俊男先生の著書を読まれることをお勧めします。堅実な実証が光ります。岸先生は、難解なことは言っていません。いたって単純なことで、他の人が気付かなかったことを多く発見しておられます。

 古代史という分野は、邪馬台国論を中心に、「際物」の著作が目立つ分野ですが、専門の研究でないものは、単なる空想ですから、面白そうでも素通りする方がよいと思います。
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この回答へのお礼

どんなふうに質問したらよいか悩んで、こんな大雑把な質問の仕方になってしまって、すみません・・!まさしく、キワモノじゃなく信頼できる書を、と質問したかったのです。
なんと数日前、図書館で講談社『日本の歴史』を数冊借りて、今手元にあります。まだ少ししか読んでいませんが、面白そうです。ご紹介いただいた本、これから是非読んでみたいと思います。
ご回答ありがとうございました。タイガースに感謝、ですね。

お礼日時:2006/04/28 17:14

 以下、類似の質問があります。

ここで挙げられている書籍が参考になるでしょう。
http://okwave.jp/kotaeru.php3?q=2106139

 昭和に絞れば、以下も類似と言えます。
http://okwave.jp/kotaeru.php3?q=2081886
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この回答へのお礼

ご回答ありがとうございました。

お礼日時:2006/04/26 18:57

樋口清之さんの逆・日本史シリーズが面白かったです。


考古学というよりは歴史の話ということですし、ちょっと古い本ですけどね。
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この回答へのお礼

ご回答ありがとうございました。

お礼日時:2006/04/26 18:56

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