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フランスに統治されていた時代の、ベトナムでのフランス語教育について伺いたいことがあります。

インターネット等で少し調べたところ、19世紀末から20世紀半ばまでのベトナムでは、大々的にフランス語教育が行われていたといいます。ただ、それはエリート階級が中心だったとありました。

そこで質問なのですが、その時代に、ベトナムの農村なんかで暮らしていた農民などは、ベトナム語がどの程度できたのでしょうか。そんなにできなかっただろうとは想像できますが、「ボンジュール」「メルシー」くらいはわかったのでしょうか。

こんな質問をするのは、最近書かれたとあるフランス小説の中で、フランスに逃れたベトナム人の老人が、「ボンジュール」すらわからない人として描かれているのに「ちょっとそれはないんじゃないの?」と思ったからです。

どんな回答でもお答えいただければ、たいへんありがたく存じます。よろしくお願いいたします。

A 回答 (4件)

別に専門的な資料文献を読んだ訳でも無い素人意見で恐縮なのですが、植民地支配の有り様から考えて、フランス語教育は現地支配の為の官僚を養成する為だと思われます。

仏人の行政官はそれ程数も多くないでしょうし、現地人に現地人を管理させる方が仏人に直接支配への恨みの矛先が向き難い等の理由により、かなりの数の現地人を中級以下の役人として雇用していたと思われます。そして、その対象となるのは支配者の仏人と利害がある程度一致する現地の支配階級(エリート、資産家階級)と言う事になります。支配、搾取される側の人間があまり多数行政に関与するのは支配者の仏人としても具合が悪いので、下層の農民等が教育されないのは理解出来ます。彼等との交渉事は、現地人役人に任せておけば良い訳ですし、田舎の山奥などでは生涯仏人を見たことが無い人がいてもおかしくは無いと思います。
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この回答へのお礼

大変迅速なお返事ありがとうございました。理にかなったご回答だと思います。参考にさせていただきます。

お礼日時:2006/05/08 19:00

日本の朝鮮、台湾統治では<教育>を現地人に広く与えるのが


当然でしたが、西欧の植民地は違いますね。

ベトナム人はフランス式教育は受けてないし、インドネシア人はオランダ語など知らず、マレー、インドでも英語は一部だけでしょう。

現地人に教育を与えるのは、大変金がかかるし、反抗の種をまくことでもあるので、西欧の国はやらなかったのだと思います。
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この回答へのお礼

ご回答ありがとうございました。日本と西欧では支配の仕方の違っていた、というご指摘、たいへん参考になりました。

お礼日時:2006/05/08 19:07

統治期間が90年にもなるので、どの時代かにもよるし地域にも


よるだろね。
在住フランス人は以外に少ないね。人数は忘れたけど。
SAIGON,HANOIに集中していて、田舎には
農園主、役人の長くらいだろう。
その小説は事実に近いと思う。むしろ、ニーハオを
知っていた可能性の方が強いんじゃ。

現在のベトナム語には、組織のボス=XEP(CHEF)
駅=GA(GARE)などフランス語に由来する
単語は相当数残ってるけど。
それをフランス由来と知ってるのは、大卒レベルかな。
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この回答へのお礼

小説では、残念ながら主人公がいつ、どの時代に生まれたかははっきり書かれていませんでした。ただ、ベトナム戦争時にフランスに亡命した老人というだけで・・・。
豆知識なことも含め、具体的なご回答ありがとうございました。

お礼日時:2006/05/08 19:05

ヴェトナムは代々王制で王朝の変動はありましたが長く平和な土地でした。


フランスの植民地となって、No1のご回答のようにフランスは間接統治の方針で統治者であった王族や支配階級にはフランス語教育を施しましたが、一般大衆はヴェトナム人に委ねる方針でした。

従って一般ヴェトナム人がフランス語を理解出来なかったでしょう。

この政策のお陰で表面上の統治は順調でしたが軍事的にはフランスの負担となりヴェトナムが独立を目指すとフランス軍を次々増援しなければならなくなりました。  そしてヴエンヴィエンフーの敗戦でヴェトナムから撤退したのです。
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この回答へのお礼

迅速なご回答ありがとうございます。1の方の意見を裏づけるようなご回答で、たいへん参考になりました。

お礼日時:2006/05/08 19:03

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