プロが教えるわが家の防犯対策術!

マウントポジションを取るのと、
バックマウントの体勢を取るのは、
取った選手から見れば、
どっちがより有利と言えますか?(選手によるかも知れないので一般的に)
マウントポジションならそのままパウンドか腕十時に移行出来るし、
バックマウントも横顔を殴るか、締めるか、腕十時も可能ですよね・・

A 回答 (2件)

Gです。

 こんにちは。 お久しぶりです。

プライドを見ていますか? バックマウントしたのになんだよ、とか、古マウントを取ったのになんだよ、と攻撃に移せないのに焼きもちしたことがありませんか?

汗で滑る状況で非常に高い技術を持っている相手との、それも決まりきったルールでしか戦えないという状況では、どちらのマウントでも、立っている時でも、その人の技量がものを言います。 

また、偶然にもその体制に入った場合などではその人の技量を見ることができるわけですね。 せっかくそのマウントに偶然にも入れたのにそのマウントで充分使える技術を持っていなければ使えないということなのです。

マウントとは単なる状況作りに過ぎないのです。 それによる優位性、それによる次の攻撃、それによる相手が起こすだろう反応への知識、最終「決め技」に持っていくためのひとつの流れを作っていく過程、など、非常に大切な状況作りなのですね。

Reverse (process) trainingと言う訓練の仕方をご存知でしょうか。 これは決め技にまず入って、その状況にもっていくためにできるポジショニングを知り、そのポジショニングに持っていくにはどのポジショニングに入るべきか、ということを訓練する方法なんです。

腕十字という単語が出てきたのでこれをつかって説明しますね。 マットにまず相手をしてくれる人に軽くこの技をかける(かけさせてもらう)のです。 そして、そのポジションにどうやったらいいか少なくとも20種類くらい考えるわけです。 たとえば、相手の腕を持ちながら自分は相手の足に向かって立って、相手の頭がお尻の部分におくようにまたいだポジションをイメージしてください。 ここからは腕ひしぎ十字固めにすぐは入れますね。 つまり、この状態にもっていければこの技を決めわざとして使えるわけです。 では、この立った状態にどうやって自分と相手を持って行けるかを、また20す類くらい、知れば、このポジションに入れるわけです。 入れればそのまま十字に入れるということになります。

ではどうやったらこの跨いだポジショニングに入れるかといえば、跨いだ足を元に戻すか、跨いだ状態の時に腕を掴むか、などいろいろあるのが分かりますね。

ここで2段階の動きが作られることになります。一段階に20通りあるとすれば、20の二乗となり400もの組み合わせができるということになります。 10であれば100通りと言うことになります。 5であれば25のやり方があるわけです。

そして、6-7であれば(必要数)剣道と古流剣術のところでも書きましたが、6の3乗、7の3乗となり約300の組み合わせができてしまうわけです。

どんな状況でも相手を倒すことができる「使える武道」というのは結局このような科学的(数学的)理解の下で「誰でも」向上できるわけです。 ただ、これを教える人が居ないだけのことなんです。

つまり、目の前に相手の頭があり自分の腕がそこになるのに肘当てができない、ということは、相手の頭の近くに置いたときどのような攻撃に移せるかを訓練していないということにもなるわけです。

つまり、自分が今いるポジションからどのように決め技に持っていけるか、この訓練をしていれば「スムーズに」相手が「はまっていく」ということになり、「流れ」というものが出来上がるわけです。

どんなポジションからでも決め技を出せる人の技を見て「すごい!!!」と言っている間はまだこのトレーニング方法にめぐり合っていない、と言うことでもあるわけです。

武道のトレーニングの面白さ、結果を出せる訓練の醍醐味を感じることができましたでしょうか。 使える武道でなくてはアメリカ人に認められない、と私は何時も言いますが、理由がお分かりになっていただけましたでしょうか。

これが分かれば、どんなスポーツでも今の何倍もの力を出せると言うことで、あまれすだけでなくサッカーでもアメフトでもテニスでも、結局これを教えることのできる指導員が必要だと私は言っているわけです。 だから、武道は自分を生かすことができるすばらしい日本の「文化」なのだと自信を持っていえるのです。

これでいかがでしょうか。 分かりにくい点がありましたら、補足質問してください。 
    • good
    • 0
この回答へのお礼

大変参考になりました。ありがとうございました。

お礼日時:2006/05/22 13:35

今の総合格闘技では、マウントよりもバックマウントよりも、サイドポジションで殴る方が好まれているような気がします。

    • good
    • 0
この回答へのお礼

大変参考になりました。ありがとうございました。

お礼日時:2006/05/22 13:35

お探しのQ&Aが見つからない時は、教えて!gooで質問しましょう!