プロが教えるわが家の防犯対策術!

先日、森博嗣の「女王の百年密室」「迷宮百年の睡魔」と伊坂幸太郎の「オーデュボンの祈り」を読みましたが、これらの作品のようにちょっとシュールで変な世界の小説を教えてください。できれば日本人作家がいいのですが...。よろしくお願いいたします。

A 回答 (5件)

・浅暮三文・著『ダブ(エ)ストン街道』


 住人全てが迷子になっている「ダブ(エ)ストン」に、恋人を探しにきた男の物語。

・柄刀一・著『アリア系銀河鉄道』
 突然奇妙な世界に入り込んでしまう宇佐美博士を主人公にしたミステリ。

・西澤保彦・著「チョーモンイン」シリーズ
 超能力を使って犯罪を働く超能力者を「補導」する人たちが活躍するミステリ。

・恩田陸・著『麦の海に沈む果実』
 北の湿原地帯にある閉ざされた学園を舞台にした物語。かなり少女漫画風なので、苦手な人は注意。
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この回答へのお礼

ダブ(エ)ストン街道、強烈に惹かれました。
ありがとうございます。

お礼日時:2006/06/09 23:02

いしいしんじ「ぶらんこ乗り」


ひらがなが多くて童話風ですが、なかなか侮れませんよ。

筒井康隆の短編も相当不思議です。
読みやすさで、角川ホラー文庫から出ている自選短編集「鍵」をとりあえずお勧めします。

川上弘美は、どれも不思議です。特に短編はどれも面白いですよ。
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この回答へのお礼

あ、いしいしんじという作者は聞き覚えがあるような気がします。アマゾンのレビューの点数がめちゃ高いですね。是非読んでみます。ありがとうございました。

お礼日時:2006/06/11 00:03

「お~い、どこへ行くんだああっ!」


……読みながら思わず叫んでしまうほど「変!」な話になっていくのが池上永一です。最初は何とか普通なんだけど、中盤以降、どんどん どんどん どんどん どんどん……普通じゃなくなっていきます。

A群:「風車祭」「あたしのマブイ見ませんでしたか」「夏化粧」「バガージマヌパナス」
B群:「ぼくのキャノン」
C群:「レキオス」「シャングリ・ラ」

A→B→Cと、何でもアリ度が高くなります。Aはまだ大人しいものですが、Cはもう……悪乗りとパワフルの危うい境をいく小説です。もしお読みになるのなら、いきなりC群は止めておいた方が。個人的には、一冊目は「風車祭」がお薦め。

わたしはこの作家のとんでもないパワフルさを愛するのですが、反面隙だらけでもあります。「端正」とか「冷静」という部分は全く(……)ありません。
伊坂・森とは雰囲気はだいぶ違うかと思いますが、こんな話を書く人もなかなかいないと思うので、話の種に読んでみて下さい。

ただし、A・B群は(レキオスも)モチーフとして沖縄が使われています。その部分が好きになれないという感想も読んだことがありますし、民俗的な小説が苦手な方は面白くは感じないかもしれません。とにかく癖は強い(^_^;)。


もう一つ、ファンタジーで、そこはかとなく奇妙な味の漂うわたしのお気に入りは、
井辻朱美「風街物語」です。ここからはるか離れたどこかにある「風街」に起こる日常の小さな(シュールな)出来事を、常識人の主人公の視点で語っています。
これはどっちかというと「端正」派かな。きれいな話です。「オーデュボンの祈り」とほんの少し通じる部分があるかも。

参考になれば幸いです(^o^)。
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この回答へのお礼

ご丁寧な回答ありがとうございます。いろんな方に教えて頂くと、結構あるみたいですね。楽しみです。最後の「きれいな話」が特に惹かれました。池上永一を含めて、ぜひ読んでみたいと思います。

お礼日時:2006/06/11 00:00

例に挙げられている作品を読んだことがないので、お好みに合うものかわかりませんが、変な世界、と言えばこれ以上のものはないと思います^^



みやたけいじ「さばくのおうさま」
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4286006 …

これは、あの江川達也さんが審査員を務める「U-30大賞」という文芸賞を受賞した作品です。
筆者の方はブログもやってらっしゃるので、ぜひ1度そちらをご覧になって、この人の世界観を味わってみてください。

「すなのかんむり」
http://sunakan.exblog.jp/
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この回答へのお礼

30歳以下規定のコンテストなんですね。一度ブログを見てみます。
ご丁寧な回答ありがとうございました。

お礼日時:2006/06/09 23:07

普通の答えといえば普通ですが村上春樹の作品はどうでしょう。

伊坂幸太郎は春樹チルドレンと呼ばれていますし。
ミステリの方がよいのであれば、夢野久作の「ドグラ・マグラ」? うーん。これも普通ですね。大御所しか思いつかない。
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この回答へのお礼

村上春樹はノルウェーの森以来避けていましたが、確かに面白そうなものもありますよね。ねじまき鳥は興味があるので読んでみます。ありがとうございました。※有名な方の本は見つけやすくてありがたいです~。

お礼日時:2006/06/09 23:11

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