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たとえばたった今、ある細胞が寿命で死んだとします。
ではその瞬間の3秒前と死んでから3秒後では、その細胞は何が違うのでしょうか?

よろしくお願いします。

A 回答 (7件)

科学が進めば進むほど、さまざまな現象の境界が不明瞭になってきます。


細胞の死の瞬間が定義されていなければ回答できないと思います。
参考URLの「細胞の誕生と死」の「死」にいくらか経過が示してありますが、その終わりに「関連するサイトとリンク-細胞の生死を制御する」ではアポトーシスについて詳しく述べてあります。

細胞の生死を決定する因子がくる

受容体に結合する

情報伝達物質が仲介←調節タンパク質

カスパーゼが細胞を破壊

細胞死

カスパーゼはタンパク質分解酵素ですが、アポトーシスの場合この酵素の活性が指示され細胞内のタンパク質が分解される過程のどこで細胞が死んだのかが問題なのかもしれません。
細胞内の場所によって酵素反応の進行には偏りがあるでしょうから。

しかし個人的にはそこまで厳密に死の瞬間を定義する必要性があるのか疑問です。

参考URL:http://www.tmd.ac.jp/artsci/biol/textbook/cellto …
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この回答へのお礼

お返事ありがとうございます。
面白そうなサイトを紹介して頂き、ありがとうございます。
あとでコーヒーでもすすりながらゆっくり読ませていただきます。

>しかし個人的にはそこまで厳密に死の瞬間を定義する必要性があるのか疑問です。

いえいえ、特に必要があってこのような質問をした訳ではないので、
ただ、昔、原子力発電所の事故でバケツ内で放射性物質が臨界にたっして、強い放射線を浴びたスタッフが、後日無くなった事故がありましたが、ひょっとしたら、この事故で無くなった方の細胞は固体の死よりも
早く死んでいたのではないか・・と思いまして、そしたら細胞死の瞬間とはどんなものか詳しくしりたくなったという経緯がありました。

お礼日時:2006/08/06 17:39

計画的な細胞死でいいますと、細胞内での蛋白分解の連鎖反応がスタートした時点で、死の方向に不可逆的に向かったといえます。

「不可逆的に向かった」というのと死んだというのは別です。

それが、観察する者の目にあきらかになるにはある程度時間(数時間?)が必要です。厳密には、代表的な(マーカー)蛋白(たとえば、PARP)の分解を時間経過を追って観察します。死んでから3秒後では、まず、観察するのは無理、すなわち区別がつかないでしょう。

個体の死と個々の体の細胞死はまた別の話で、区別して考えます。個体の死は心拍停止などが指標で、これによって脳細胞に血液が送れなくなるため、酸素などが必要な脳細胞がすぐ死ぬと予想されるためです(例外あり)。このため、心拍停止しても、生きている細胞(脳細胞ほどわがままでない細胞)はありえます。

>強い放射線を浴びたスタッフが、後日無くなった事故

この場合も、心拍停止などが指標となるでしょう。過剰の放射線をあびると個々の多くの細胞がダメージをうけ、いろいろな臓器が機能しなくなるため、最終的に心拍停止の状態になると私は考えますが、おそらくちゃんとした研究報告があるでしょう。
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この回答へのお礼

回答ありがとうございます。
3秒では無理なようですね。
でも代表的な(マーカー)蛋白(たとえば、PARP)の分解を時間経過を追って観察しましたりなどして、細胞の死を捕らえることは
できるのですね。

お礼日時:2006/08/08 23:16

>ひょっとしたら、この事故で無くなった方の細胞は固体の死よりも


早く死んでいたのではないか・・と思いまして

というところを見て思い出しました。人間は死んだ後もしばらく、爪と髪の毛はのびつづける、らしいです。

『死』の定義はむずかしいですね。
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この回答へのお礼

再度の投稿ありがとうございます。
本当に死の定義は難しいですね。
ありがとうございました。

お礼日時:2006/08/07 18:00

この回答は、見た目はどうか…についてのみ述べたいのですが、私は、組織の中に死んだ細胞がどれだけあるかを調べたことがあります。

死んで時間のたった細胞は細胞自身も収縮し、核を染色すると(ヘマトキシリン)核がいっそう濃く染色されます。じゃあ死んですぐはどうかといわれると、見た目はぜんぜん変わらないです。細胞死を示す抗体(抗カスパーゼ)を使って染色をしましたが、この細胞死んでたんだーって感じでした。見た目、あまり変わらないので…見る人が見ればわかるのかもしれないですが。
一応、カスパーゼが活性化した細胞が細胞死していると考えてこの実験は行いました。
細胞死も2通りあって、生理的に起こるアポトーシスと組織の傷害で起こる壊死(ネクロージス)で細胞の死ぬ機構も確か違ったと思います。(間違ってたらすみません)それによっても違いがあると思います。
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この回答へのお礼

お返事ありがとうございます。
やはり、死んだばかりの細胞は生きている細胞と見た目はほとんど変わらないのですね。 確かに細胞死には二通りありますね。アポトーシスは興味があります。ありがとうございました。

お礼日時:2006/08/06 17:42

すくなくとも細胞分裂が起こらないでしょう。

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この回答へのお礼

お返事ありがとうございます。
確かに死んだ細胞は細胞分裂はしないでしょう。
しかし、ある細胞が最後の細胞分裂をしたら、その瞬間に死ぬわけではないでしょう。分裂したあとしばらく細胞として活動してから、死の瞬間を迎えると思うのです。 死の瞬間は細胞に何が起こっているのでしょうか?  ありがとうございました。

お礼日時:2006/08/06 15:31

まったくの素人です。

でもなんか考えさせる質問ですね。

死んでいる人間と生きている人間のちがいは、心臓がうごいているかいないか、なのでしょうね。

となると、細胞の核の活動がうごいているかとまっているかの違いということになるのでしょうか。細胞の核の活動をどう調べるのかは知りませんが。
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この回答へのお礼

お返事ありがとうございます。
核の活動ですか・・・私もその辺に回答を見出せるかなと思っていたのですが、たとえば赤血球には核が存在しないようです。でも赤血球は
ちゃんと酸素を運ぶ役目を果たしていてとても死んでいるとは思えないのです。・・・

お礼日時:2006/08/06 15:27

哲学的な質問ですね。



「何が」を具体的に示していただかないと答えにくいです。もう少し、具体的にお願いします。
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この回答へのお礼

お返事ありがとうございます。
>「何が」を具体的に示していただかないと答えにくいです。もう少し、具体的にお願いします。

そうですね。哲学的というより科学的な回答をお聞かせいただける事を希望しております。
具体的にといわれても、どちらかというとむしろ具体的な回答を私が求めているのでなかなか難しい補足要求ですね。
世の中には生きている細胞がありますよね。
同じように死んでいる細胞がありますよね。
ならばどこかで両者を区別できる線があると思うのです。
その線をお答えしていただければ良いと思います。

言い換えるなら死ぬ前の3秒と死んでからの3秒この6秒の間に何かの線を越えたと思うのです。その線は何でしょうか? 科学的な回答をしていただけるとありがたいです。 補足要求の回答になりましたでしょうか?
ありがとうございました。

お礼日時:2006/08/06 14:55

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