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人体を構成する分子は約5年で全て入替るそうですが、傷跡、あざ、入れ墨などが消えないのはなぜでしょうか?

どうかご回答お願いします!

A 回答 (2件)

あざが消えないのは、あざのある部分の皮膚にメラノサイトと呼ばれるメラニン産生細胞が数多くいて、常にメラニンを作り続けているからです。

レーザーでメラノサイトを焼き殺すか、薬でメラニンの産生を抑えれば、やがてあざは消失します。

刺青が消えないのは、生体が分解できない色素が、表皮組織の下に埋め込まれているからです。表皮(基底)細胞より上なら、皮膚の角質化とともに「あか」となっていずれ排出されてしまいますが、表皮組織の下に埋め込まれた物質は、分解されるかリンパ液によって洗い流される以外に、排出される手段がありません。そのため、分解されず、水にも溶けず、リンパ管にも入らない大きな色素の塊りは、排出されずに元の位置に留まることになります。

傷跡が消えない理由を説明するのは、大変難しいです。皮膚を形作っているコラーゲン繊維は線維芽細胞によって作られますが、およそ半年で半分が新しい繊維に置き換わります。これは傷跡の部分も同じです。ただ傷が治癒する場合、非常事態として本来その場所にいない線維芽細胞も傷口に動員され、フル回転でコラーゲンを作らされます。このため、瘢痕=塞がった傷の部分は、組織の成分やその中にいる細胞が、正常な組織とは異なってしまうのです。そのため、瘢痕部分にいる線維芽細胞が作るコラーゲン繊維は、傷が治癒した後でも、正常組織にいる線維芽細胞が作るコラーゲン繊維とは異なってしまいます。この違いが傷跡として目に見えるのです。

瘢痕部分にいる線維芽細胞に異常なコラーゲン繊維を作らせる原因の一つは、TGF-βという物質であることが知られています。しかしその詳細なメカニズムは、まだ明らかにされていません。
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この回答へのお礼

入れ墨は生体が分解できない物質だから残るんですね。
傷跡の細胞は正常な細胞と違うとは勉強になりました。
見た目はともかく、とりあえず直ちに傷を塞ぐことが生存には重要なんでしょうか。

そのメカニズムの詳細が発見されたら、もしかすると傷の見た目の修復が可能になり、傷跡に悩みを持つ方は救われるかもしれませんね。

詳しい解説ありがとうございました。
疑問が解決し、とても嬉しいです。

お礼日時:2006/10/22 17:38

こんにちは。


難しく考えずに簡単にかんがえてはどうでしょう?
まず刺青は人間を構成する分子でないのです
例えば…

□□□□□□□□□□□□□□皮膚  
■■■■■■■■■■■■■■刺青  
□□□□□□□□□□□□□□皮下組織
□□□□□□□□□□□□□□皮下組織
□□□□□□□□□□□□□□皮下組織

上記モデル図で『□』は5年で入れ替わる。
『■』は人体を構成する成分ではないのでいれかわらない。


次に、アザ、傷跡ですが、『傷、アザ』の部分は正常の状態でないものであるから、跡(瘢痕)がのこりますね。
以下の感じ??
『□』:正常
『■』:瘢痕
□□□■■■■■□□□□□□□
□□□□■■■□□□□□□□□
□□□□□■□□□□□□□□□
□□□□□□□□□□□□□□□

ようは、□は□として入れ替えられ、■は■として入れ替えられる。


確実な正解かどうかはわかりませんが…こんなんどうでしょう。
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この回答へのお礼

丁寧に図で答えて下さってありがとうございました!
とても解りやすいです。

お礼日時:2006/10/22 17:23

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