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いつもお世話になります。
またまたSLに対する疑問です。

(1) SLが現役で活躍していた時代において、「カマ」の火を落とす(または火を入れる)のはどういったときですか?
(2) SLは牽引している客車を含めサービス電源はどのようにしてまかなっているのですか?
(3) 走行中のSLの「力行」「惰行」はどのような操作によって使い分けてるのですか? 
(4) SLに限らず、動力車には「積算走行距離計」または「アワメーター」のようなものがついているのですか?
(5) SLは構造上後退運転でも前進と同様の動力性能を持っているのですか?

以上5件、何卒よろしくお願いいたします。

A 回答 (4件)

(1) 国鉄、私鉄の本線機についてはすでに答えが上がっているとおり、火は何かがないと落としません。


 ただし、軽便鉄道や森林鉄道、好内容の小型機の場合、毎日落とす場合もあります。特に軽便の場合、ボイラーも小さいので、割と短時間(2-3時間)で蒸気圧が上がり、火を維持するのも火床が小さくて手間がかかるので、末期には落としてしまっていたようです。

(2) これも答えがありますが、車軸発電機を使います。
 車軸発電機には、ベルト駆動と歯車駆動があります。ベルト駆動の場合は、台車の内側車輪に取り付けますが、一目でわかります。

http://www.hobidas.com/blog/rail/bogie/archives/ …

(3) 加減弁というのがマスコンに当たります

(4) 本線機はついていたと思いますが、私鉄や構内機などでは、単純に日数などで判断していたようです。

(5) 動輪の外周出力は一緒ですが、実際の性能は、車軸構成によって変わります。アメリカンやテンホイーラーのように従輪がない場合は、後退時の最高速度や曲線、分岐通過速度に制限が設けられる場合があります。
また、先輪と従輪の数が違う場合、厳密には動輪の線路トレース能力や横圧が前進後退で変わるので、まったくおなじ性能にはなりません。
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この回答へのお礼

早速の回答ありがとうございます。
(5)に対する御回答は大変参考になりました。ありがとうございました。

お礼日時:2006/11/29 19:29

(1)火を落とすのは、検査など落とさざるを得ないときだけです。


  一度落としますと、再び点火してから蒸気圧があがるまで6~8時間近く掛かります。

(2)SLに限らず、機関車牽引列車の場合は原則として客車などのサービス電源は、機関車から供給されません。各客車に取り付けている車軸発電機で発電し、それをバッテリーに充電して使用していました。
 ブルトレや最近のSL列車の場合は、発電用ディーゼルエンジンを客車に積んで、そこから数両分の電源を供給します。
 機関車だけでしたら蒸気タービン発電機が取り付けてありまして、そこから前照灯やATSの電源などを賄います。

(5)性能的には大差はありませんが、むしろ運用上の問題で後退運転には厳しい規制がありました。大半のタンク機関車やC56のように後退運転に対応した機関車以外は、後方視界は殆ど確保できませんので、後退の本線運転は原則行われません。
 
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この回答へのお礼

早速の回答ありがとうございます。
「カマ」の火は毎日落とすものかと思っていました。
大変参考になりました。ありがとうございました。

お礼日時:2006/11/29 19:28

わかるものだけ回答します。



2については、旧型客車と言われるものについては、車軸に発電機を装備して発電して、
その電気をバッテリーに保存して使ってます。
ですから、せいぜい室内灯や尾灯に使うだけです。後からは、扇風機も賄っています。

室内の暖房は、蒸気機関車から発生したスチームで賄ってました。
電気機関車で牽引するときには、暖房車という車両を連結してスチームを客車に送ってました。

後の時代になって、旧型客車も改造されて電気暖房に変わりました。
西日本地域では、蒸気暖房は新型客車でも最後まで残っていました。
JRから蒸気暖房を利用した客車は無くなってます。

4については、付いているものです。そうしないと検査整備するときの目安になっていて、
その距離になったとき、整備する検査内容にちがいがあります。

5については、同等の能力があるでしょう。
蒸気機関車には、逆転器が装備されています。それで進行方向が変わります。
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この回答へのお礼

早速の回答ありがとうございます。
大変参考になりました。ありがとうございました。

お礼日時:2006/11/29 19:27

(1)検査の時とか、所属機関区の異動で回送するときくらいではないかと思いますが。


(2)SL自身は発電機を積んでるのでそれでまかないますが、客車側は車軸で発電機を回してまかなうのが一般的で、停車中はバッテリーで室内灯程度は維持できました。
やまぐち号に使ってる車両とかだと床下にディーゼルエンジンと発電機を積んでる車両があってそこでまかないます。
(3)加減弁という弁の開閉で行います。
(4)基本的にありません。どこを走ったか(運用)記録で走行距離を積算しています。
(5)同等かどうかはよくわかりませんが、後退運転では機関士席からの見通しの問題等もあって前進運転より厳しい速度制限があります。
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この回答へのお礼

早速の回答ありがとうございます。
大変参考になりました。ありがとうございました。

お礼日時:2006/11/29 19:26

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