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大学の生物の講義でキメラについて学びました。
現在では白ネズミと黒ネズミ、ギープなどがいると聞きました。人間でもまれに双子などで母親の胎内で細胞がじゃっかん交じり合ってキメラになる例もあるとその講義では学びました。

発生の初期段階では違う細胞同士が同一個体の中にあっても免疫系は互いを自己として認識するためこういう状況が起こるそうです。

ふと思ったのですが、キメラはどの程度の動物種のあいだなら可能なのでしょうか。

ネズミ同士やギープ、人間同士ならもとの動物が種的にも遺伝的にも近いですが、仮にネズミと犬ならどうなるのか、同じ種同士でも、チワワとセントバーナードなど体の大きさがまったく違う場合どうなってしまうのか、草食動物と肉食なら、などと考えてしまいました。

A 回答 (2件)

>発生の初期段階では違う細胞同士が同一個体の中にあっても免疫系は互いを自己として認識するためこういう状況が起こるそうです。



免疫系の自己非自己識別が完成するのが、出生前後だからという事ではないですか。免疫系はまず多様な抗体をつくる免疫細胞を作り出し、その後、自己を認識するものを殺すということで(胸腺の働きです)、自己免疫が起こらないようにしています。発生初期に個体内にある抗原は、他の個体から移植したものでもそれを攻撃する可能性のある免疫細胞は殺されるので、拒絶されないのです(免疫寛容という現象です)。

>ふと思ったのですが、キメラはどの程度の動物種のあいだなら可能なのでしょうか。

高等生物でそれをためした例は知りませんが、有名なカイメンの実験がありますね。

カイメンをバラバラな細胞にして、培養すると細胞同士くっついて、個体を作ろうとします。二種のカイメンの細胞を混ぜて同じことをすると、同種同士の細胞が認識しあって(カドヘリンなどが関係します)、それぞれ別の個体を作ります。
カイメンのような原始的な生物でもそうなんです。
つまり免疫の問題以前に、異種の細胞どうしでキメラを構築するのは無理かと。

同種であるチワワとセントバーナードなら可能かもしれません。移植された細胞が自律的に発生するわけではなく、周りの細胞とコミュニケーションをとりながら発生するわけですから、それだけがドナーの大きさに成長するということはないでしょう。
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この回答へのお礼

ご回答ありがとうございます。

やはり異種の細胞同士では無理ですか。チワワとセントバーナードなら可能性はあると。実際やってみたら完全なチワワタイプかセントバーナードタイプのどちらかになりそうですね。

お礼日時:2006/12/04 13:04

以前、NHKの番組で「鶏とウズラのキメラ」(白色レグホンの体にウズラの翼)をみた記憶があります。

ですが、成長するにしたがって免疫反応がキツくなり、最終的には翼部が脱落してしまったというナレーションだったように記憶しています。

免疫能が未発達なうちには適合しているように見える組織でも、種が異なれば最終的には排除されてしまうのではないでしょうか。ネズミ同士やチワワとセントバーナードならくっつきそうですけどね。
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この回答へのお礼

ご回答ありがとうございます。
なるほど。あまり種が異なれば結局は拒絶してしまうのですね。

お礼日時:2006/12/04 13:02

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