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浸透圧とは、濃度の異なる溶液を半透膜で仕切ると濃度の低いほうから高いほうへ
水分子が移動させる圧力ですよね?

膨圧とはそれを押し返す力の事ですか?

一番知りたいのは写真での浸透圧、膨圧の見方です。

1)A溶液よりB溶液の方が浸透圧が大きいとわかるのは、
原形質分離を起こす=濃度の高いほうへ移っているからという認識でいいのでしょうか?

2)B溶液に植物細胞を浸した場合、細胞壁に囲まれた部分の体積が変化していないので
膨圧は生じていないとの事なのですがそれはどの部分からそう判断できるのでしょうか?
(細胞壁がAのように膨らんでいないところから判断するのですか?)

3)Aの浸透圧はこの植物の細胞液の浸透圧より小さいとの事ですがどの部分から
判断できるのでしょうか?


日常生活での膨圧、浸透圧をイメージしやすい事があれば教えてください。
どうぞよろしくお願いします。

「膨圧と浸透圧の違い」の質問画像

A 回答 (1件)

>『膨圧とはそれを押し返す力の事ですか?』



”膨”圧だから文字通り、細胞壁を”膨”らます力です。細胞壁を押す力であり、圧力だから壁に働く単位面積あたりの力です。
作用反作用の法則で、物を押せば同じ力で押し返されます。壁を押している水は壁から押し返されてもいます。
力学で静止している物が静止しているのは力が働いていないか、反対向きの力が同じ時です。半透膜と電解質が存在する限り、いわば浸透圧という(単位面積当たりの)力が存在し続けるのですから水は移動し続け、物もどんどん動いて変形する、つまり(動物の細胞などは)膨み続けてしまいます。(細胞膜は膨圧に負けて破れます。)しかし(植物の細胞の)膨らみは(破裂することなく)止まりますね。浸透圧と同じ大きさの膨圧が生じるまで膨らんでも丈夫な細胞壁が耐えてくれて、細胞内の水の増加が止まる(吸水力=浸透圧-膨圧=0)と考えます。(それ以上壁を押せなくなります。)(個々の水分子は出入りし、移動し続けても、プラスマイナスゼロ・平衡状態になる。)


1)はい。
2)はい。(膨圧とは壁を押す力の事です。力と変形の有無は一致します)
3)膨らんだのは吸水したから。それは細胞質の浸透圧の方が高いから。

ゴリゴリの野菜(モヤシ)をしんなりさせるのは塩。
しなだれた野菜(モヤシ)をしゃきっとさせるのは水。しゃきっとするのは膨圧が生じているからでしょう。(木質化していない)植物が形を固定化しているのは骨ではなく細胞壁のおかげです。植物には腎臓がないので膨圧に耐えられる細胞壁がなければ細胞内の電解質濃度を一定に保つ事は難しく水をかけたら破裂してしまうかも。

食品の腐敗防止(細菌の増殖抑制)に塩や砂糖を用いるのも浸透圧(高張液)によって細菌の細胞から水を吸い上げるためでしょう。(細菌にも細胞壁がある。原形質分離を起しているかどうかは知りませんが)
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この回答へのお礼

わかりやすい説明ありがとうございました^^

お礼日時:2012/05/24 05:04

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