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理科の生物(浸透圧、膨圧、吸水力)のところなんですが、いろいろと曖昧です。

「吸水力」とは何なんでしょうか?

教科書に「吸水力」の意味は説明してあります。
それでもなんかわかりません。

吸水力=浸透圧ー膨圧
とか
外液の浸透圧=吸水力
とか
こういう式が成り立つ理由がわかりません。

どなたかわかりやすく説明できる方
お願いいたします。

A 回答 (1件)

まず、動物細胞は細胞壁がありませんので膨圧がありません。


従って、吸水力=浸透圧になります。

例えば、血液の等張液は0.9%食塩水とすると、
(1)赤血球を0.5%食塩水に入れる
 細胞内の吸水力>外液の吸水力 ですので、
これが等しくなるまで細胞が水を吸って、内部の溶液が薄くなって
浸透圧が下がります。この水を吸う力が吸水力です。
やがて、細胞内の吸水力=外液の吸水になります。

(2)赤血球を1.2%食塩水に入れる
 細胞内の吸水力<外液の吸水力 ですので、
これが等しくなるまで外液が水を吸って、内部の溶液が濃くなって
浸透圧が上がります。そして、細胞内の吸水力=外液の吸水になります。

同じ事が植物細胞にも言えます。高張液に入れたときは原形質分離が起こる
以外は動物細胞と同じです。低張液に入れた場合は、植物細胞には細胞壁が
あるので、大きさに限界があり、吸水力にも限界があります。
このとき、細胞壁が大きくなろうとする細胞を押し返す力が膨圧です。
従って、吸水力はその分だけ少なくなるので、
吸水力=浸透圧-膨圧 になります。
そして、限界まで大きくなると膨圧が大きくなり、中液と外液の
浸透圧の差があっても吸水力は0になります。

この回答への補足

低張液に浸した場合、絶対に先に膨圧が最大になりますか?
浸透圧は等しくならないのですか?

細胞内の水の濃度の方が濃い場合、細胞内の液の濃度と外液の濃度にどれだけ差があったとしても、細胞内に入れる水の量は決まってますから、浸透圧がつり合うことはないと思うのですが、どうなのでしょうか?
低張液に浸した場合、吸水力は「見かけ上0」になりますが、実際は力が働いていますよね?
だから「外液の浸透圧=吸水力」が成り立つんですよね?
さらにですが、上が成り立つということは、低張液に浸した場合、細胞内の浸透圧が外液の浸透圧より大きい状態で、見かけ上吸水力0の状態になるんですよね?


まとめると(以下は正しいかを教えてください、間違っていれば説明をお願いします。)

植物細胞を
高張液に浸した場合、外液の浸透圧と細胞内の浸透圧が等しくなるまで細胞内から水が出て行く

低張液に浸した場合、細胞内の濃度を薄めようと水が入るが、途中で膨圧が最大になり水が入れなくなる。
よって、外液と細胞内の浸透圧は等しくならず、細胞内の浸透圧が大きいまま吸水力が見かけ上0になる。しかし、見かけ上だけで実際は力が働いているから
「外液の浸透圧=吸水力」が成り立つ。

でいいのでしょうか?
質問多くてすみません。

補足日時:2010/07/02 22:23
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この回答へのお礼

回答ありがとうございました。

お礼日時:2010/07/04 20:15

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