複視は治らない？

姪が２年前に脳のオペをしました。後遺症で複視が残りました。はじめはかなり複視がひどく１人の人間が２人いる様に見えていたようですが、今は慣れたのか？治ってきたのか？角度によって上をみたり、下を見たり、横を見たりの時に見方で複視があるようです。眼科に行って視野検査、どうがん検査を何度かやっているようですが、検査結果は始めから変わっていないとの事です。運転免許を両親は取らせたい様ですが、本人は複視があるので嫌がっています。目の神経はつなぐ事が出来ないと眼科医から言われたらしいです。姪は死ぬまで複視が治らないのでしょうか？日本全国どこの病院でも良いので、複視が専門病院？専門医があったら教えてください。姪はまだ大学生で、これから先の事を考えると私も姪の両親同様何かしてあげたいです。

No.1 ベストアンサー 回答者： kita33dr 回答日時： 2007/04/14 16:30

脳の手術後に複視が出てきたのであれば、斜視が生じている可能性が高いです。

人間の眼は二つの眼の情報を脳内で一つに融像して、立体的に物を見ているのですが、
病気や治療の後遺症などで、眼の位置バランスが変わると、
今まで重なっていた像が重ならなくなり、物が二重に見えるようになります。
これが複視です。

眼を動かす筋肉は６本、そしてそれらを動かす脳神経は３本あります。
動眼神経・外転神経・滑車神経の３本です。
これらの神経は一度切断されると回復しません。
視野検査もされてると言うことは、視神経（ものを見る神経）にも影響があるのかもしれません。

複視の治療に関しては、斜視を専門とする先生がベストですが、
斜視だけに特化した先生はあまりいらっしゃいません。
大概の先生は白内障や緑内障など、内眼手術を中心とされ、
外眼手術である斜視手術は副次的にされてますので。

斜視の治療ですが、
手術によって筋肉の位置を移動させ、眼球の位置バランスを調整します。
これにより複視が軽減する可能性があります。
成人後の複視を斜視手術で消せるかどうかは確実なことは申せませんが、
もし専門を探すとしたら斜視になります。

それからもう一つ。個人差があるので一概には言えませんが、
複視が長期的に続くと、脳が片方の眼の情報を抑制して、
二重に見えないように適応していきます。
そうなると複視は軽減してきますが、その代わり両眼で物を見る機能を失いますので、
距離感がつかみにくくなります（現時点でも距離感はつかみにくいと思いますが）。

両眼で見る機能を失ったとしても、日常生活に大きなトラブルにはなりません。
距離感はつかみにくくなりますが、その生活が当たり前になったら、
慎重にすれば普通車の運転であれば十分できます。
ですので普通免許なら取得可能です。
大型免許など深視力を要する乗り物は運転は困難でしょう。

そして大事なことですが、一度両眼で物をみる機能を失うと、
たとえ手術で眼の位置がよくなっても回復困難です。
斜視手術の適応があるかどうかは人それぞれなので、
今診てもらっている医師に確認されたほうがいいでしょう。
場合によっては斜視を専門とされているところに、
セカンドオピニオンとしての意見を求めたらいいかと思います。
これぐらいしかアドバイスできなくて申し訳ありません。

この回答へのお礼

有難うございます。右目のまぶたに麻痺が残っているとの事だと聞きました。左側にあるスライドを見るときは見えない？見えにくい？と聞きました。角度？で見える、見えないがある？と両親は言っていましたが、斜視のオペの適応があるのでしょうか？女の子だし、これから就職、結婚の事を思っている両親の気持ち同様に私も可愛い姪なのでとても心配です。何とかできるものなら何とかしてあげたいと言う気持ちです。

お礼日時：2007/04/14 19:50

No.4 回答者： y8gool 回答日時： 2007/04/14 22:52

＃２で答えていますが

貴方が関西圏にお住まいでしたら、お近くにも斜視を専門にして
診断治療をしておられる先生は居られます。

この回答へのお礼

有難うございます。関東よりも関西の方がどちらかと言えば近いですが・・・・関西の専門医？病院？をご存知でしたら、教えていただけませんか？

お礼日時：2007/04/15 08:37

No.3 回答者： kita33dr 回答日時： 2007/04/14 20:39

＃１です。

斜視と神経眼科は領域が重なるため、どちらも専門にしていらっしゃる先生がおられます。
分かりやすく比較すると、
斜視を専門とする先生は、眼球の位置がずれている状態を矯正治療のスペシャリスト。
神経眼科を専門とする先生は、視神経・眼球を動かす神経の働きを調べるスペシャリスト。
眼球の位置を決定するのは筋肉です。
そしてその筋肉を動かすのは神経の働きによります。
ですので、診察領域が重なるのです。

＃２の先生が挙げられた丸尾先生・久保田先生は斜視領域の重鎮です。
お二人ともご高齢なので、おそらく今は後進の指導に携わりつつ、
月に数回の外来をされていると思います。
オペをされているかどうかは分かりません。
もし大学病院の専門外来を受診する場合、まず大学病院への紹介状を書いてもらい、
初診外来を予約し、そこでの診察を受け、専門外来にまわっていただく形になると思います。

ただ現状では斜視手術の適応があるかどうか、判断のしようがありません。
まずは主治医に今後の経過がどうなりそうかを相談し、
どのような治療があるのか、よく説明をしていただくのがいいかと考えます。
病状は人それぞれであり、診察もしていない人間が安易にこうしたらいいと申しあげることはできません。
まずは今の主治医に疑問点を聞いてみてください。

この回答へのお礼

ご親切に有難うございます。今、姪がかかっている眼科の主治医はどうも脳のオペをした病院ではないので、主治医と言う感じではないようです。自宅から遠く離れた脳外科専門病院でオペをし、自宅近くの眼科にかかった姪なので、何かと冷たく対応されているようです。それゆえ、両親がこの先を心配しておられます。眼科医が脳のオペをしたのではないので私は知らない！と言う態度で対応されて検査のみはやっていただいているようですが、相談など真剣に聞いていただけないと言っています。何も眼科的にしていただけないのが両親にとって悩み？のようです。先ほど病院名を教えた所、斜視、神経眼科？等今迄、一言も話しすら聞いた事もないと言っていました。

お礼日時：2007/04/14 21:41

No.2 回答者： y8gool 回答日時： 2007/04/14 18:21

大学病院の眼科医です。

＃１でお答えされていますが、両眼視機能は１０歳位までに強固になり
その後の複視は脳の抑制で単一視することは長期間かかります。
この逆で両眼視機能を取り戻したいが、不可能な人も沢山います。
神経の事についてはご質問だけでは良く分かりませんが、
斜視について専門医といえば、東京都板橋区の帝京大学医学部付属病院の
丸尾敏夫教授と久保田伸枝先生を紹介できます。

この回答へのお礼

情報有難うございます。早速姪の両親に教えてあげたいと思います。斜視の専門の先生にすぐ診察していただけるのか？よくわかりませんが、眼科に縁の無い私は始めて斜視専門医がいる事を知りました。以前、神経眼科？？？と言う眼科の中の専門？がある？と聞いた事がありますが、斜視と神経眼科は違うのでしょうか？？？？

お礼日時：2007/04/14 19:54