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理系が全くだめなので「そういうものだ」と思うことにしていたんですが、たまたまた「指向性エネルギー兵器」なんていうものが研究されていることを知りました。
もっとも、記事の半分もわかってないんですが(汗)

好きなところで、スターウォーズや銀河英雄伝説などでよく使われていますよね。

そこでわからないのは、ビーム兵器、レーザー兵器、上記の指向性エネルギー兵器のうち、ブラスターはどれなのか、ということを教えてください。
作品によって違ったりするんでしょうか。
たいてい、エネルギーパックを使って、エネルギーを放射していると思っていたのですが、「指向性エネルギー兵器」の記事などを読んでも、わかりませんでした。
また、もしよろしければ、ビーム兵器、レーザー兵器、指向性エネルギー兵器の違いを教えてください。
レーザービームが武器になっているのも、何かの作品にあったような期がするんですが、思い出せません。
レーザービームっていうと、ライブやイベントのあれもそうですよね?

簡単なものはYahoo!知恵袋で見つけたんですが、非常に端的な表現で、逆にわかりませんでした。
ビーム砲があたるとどうなるか、という質問を見つけましたが、ほしい回答ではありませんでした。

完全に文系の質問で申し訳ないのですが、どうかよろしくお願いします。

A 回答 (3件)

こんにちは。


「指向性エネルギー兵器」といいますのは、
例えば、
「電磁波」
「音波」
「素粒子」
など、「空間を伝わるエネルギー媒体」を一定方向に収束し、対象を攻撃するというものです。
電磁波を用いたものは「可視光レーザー」が既に実用化されています。素粒子を発射する「電子銃」は素粒子の実験装置として開発されていますが、「プラズマ放射」などといったものは兵器としてではなく、将来的には原子力ロケットの推進装置として使われるのではないかと思います。
音波には攻撃兵器として実用化されるメドは恐らくなないと思いますが、ガメラ映画に出てくる「怪獣ギャオス」が口から吐くのは、これは強力な破壊力を持つ「超音波収束派」であると推測します。

「エネルギー・パック」のエネルギーが物凄いパワーで飛び出してゆき、これが敵に対して一瞬のうちに破壊的なダメージを与えるというのが正に「ブラスター」でありますが、SFの中ではそれで十分なのですが、やはりこれでは実際の「指向性エネルギー兵器」というものの理解がたいへん困難になってしまいます。
まず、「熱エネルギー」に「運動エネルギー」、中学校の理科を思い出して下さい。「エネルギー」といいますのはパックに詰めたり、相手に叩き付けたりできるものではないです。
現実的には「エネルギー・パック」といいますのはバッテリーや燃料タンクのことであり、これが消費されることによって「熱エネルギー」や「運動エネルギー」が作られるわけですよね。では、これが離れた敵に届くためには、どうしても空間を伝播するエネルギー媒体に変換するか、弾丸などの運動エネルギーとして直接ぶっ放す以外に手段はありません。
「なぜ指向性なのか」といいますと、このような空間を伝わるエネルギーといいますのは必ずや拡散するという性質を持っているからです。この360度に拡散するエネルギーを一定方向に収束させることによってより高い破壊力を実現するというのが「指向性エネルギー兵器の概念」であります。
では、この指向性エネルギー兵器という「新しい概念」に対し、これまでの兵器は何かと言いますと、
弾丸を発射するのは「運動エネルギー兵器」
爆薬を用いるものは「化学エネルギー兵器」
無理に定義する必要はないのですが、一応このようなことになります。

「レーザー技術」といいますのはレンズや鏡を使って可視光を増幅し、一定方向に収束させるというものです。既に「レーザー兵器」として実用化されているだけではなく、高出力のものは「レーザー金属加工機」から低出力で安全な「ライヴ劇場の演出」、テレビのリモコンや光ファイバーのレーザー通信まで、それは我々の社会の様々な分野で盛んに利用されています。
「赤外線」や「マイクロ波」といいますのは可視光よりも波長が長いため、物質に吸収されやすく、兵器としてのエネルギー効率は高くなります。この「赤外線」や「マイクロ波」はあらゆる物質に吸収されやすいため、可視光のようにレンズや反射板などを使って収束させるのが長らく困難でしたが、現在ではその技術や素材が開発され、「赤外線レーザー」に至っては晴れて実用化が可能となっています。ですから、「光学レーザー兵器」の次に実用化される「指向性エネルギー兵器」といいますならば、それはこのような赤外線やマイクロ波を増幅・収束させる、より強力な「熱線レーザー兵器」ということになると思います。

このように、「レーザー兵器」といいますのは「電磁波に指向性を持たせるエネルギー兵器」であります。そして、「ビーム兵器」といいますのは、まず「レーザー兵器」は必然的にここに含まれても全く構わないのですが、敢えて区分しますならばそれは「素粒子ビームを放射する兵器」とすることができます。
では、このようなものは中性子などの素粒子を弾丸として発射するのだから、それは「運動エネルギー兵器」ではないかということになります。ですが、ここで行なわれる衝突といいますのは弾丸の衝撃とは性質が異なり、そのエネルギーは物質に分子・原子レベルで吸収されることにより、「熱衝撃」や「組織破壊」として作用するものです。そして、素粒子の運動エネルギーといえどもそれは蓋然的に拡散するという性質を持っていますので、整然たる収束を以って初めて破壊力を有するという点で、それは排する理もなく指向性エネルギー兵器ということになります。
ここでひとつ重要なことは、運動エネルギー兵器のような「直接攻撃」とは異なり、それが電磁波であれ素粒子であれ、指向性エネルギー兵器といいますのはすべからく「組織破壊的な熱衝撃」であるため、これで撃たれたからといって敵が後方に吹っ飛ばされるということはまずあり得ないということです。

さて、エネルギーといいますのは必ずや拡散するものであります。ならば、「ブラスター」なるものが弾丸を発射する運動エネルギー兵器でないとしますならば、それは必ずや「何らかのエネルギー」を収束させる指向性エネルギー兵器であるということはまず間違いありません。
では、これが「レイ・ガン」ということでありますならば、取り敢えずそれは「レーザーか粒子線を放射するブラスター」ということになります。ですが、「ブラスター」とは読んで字の如く「吹き飛ばして破壊する」という代物でありますから、何を発射して吹き飛ばしているのかは設定の説明がない限り特定することはできません。というよりは、このようにSFにおいて比較的古典的かつ必須アイテムの場合、いちいち設定の説明が成されていないものの方が多いように思います。従いまして、何らかの文章描写、もしくは映像表現がない場合は判断の手段はありませんし、それが既存の科学技術と対応しないものであるならば、どのようなタイプのエネルギー兵器であるかを分類することはできません。

「スター・ウォーズ」の場合は「光学レーザー・ブラスター」と推測しますが、では、なぜ赤や青の光が縦横無尽に飛び交うように見えるのかといいますならば、それは「活劇映像」であるからとしか申し上げられません。
これに対しまして、田中芳樹の「銀河英雄伝説」では「ブラスターの閃光と共に鮮血が迸る」といった描写がありますので、こちらは既存の科学技術では説明することのできない「架空の兵器」ということになると思います。
「閃光」があるということは、それは光学レーザーの残光か大気分子のプラズマ化ですが、鮮血が迸る以上、そのブラスターには人体の貫通能力があるということになります。ところが、「通常の指向性エネルギー兵器」には物理的な衝撃力はありません。ですから、それがブラスターである限り何らかのエネルギーを収束させているものであることは間違いないのですが、こちらの場合は田中芳樹がブラスターという古典的なアイテムに独自のアクションを加えることにより、作品としての表現を重視したものではないかと思います。
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この回答へのお礼

回答ありがとうございます。
とてもわかりやすかったです。
そもそも、理科系科目は生物以外はひどい有様でして(^^;)
まるでわかっていない文系人間に対し、非常に詳しく、かつわかりやすく説明していただいて、感謝いたします。

作中のブラスターについてですが、なるほど、やはり作中で解説がない限り、わからないということですね。
「スターウォーズ」や「銀英」にしても、それは同じということなのですね。
そういえば、「エネルギー・パック」の解説を見たことがありません。
それも「そういうこと」ですね。

知らないことばかりでしたので、とても勉強になりました。
ここで聞こうと思わなければ、指向性エネルギー兵器をブラスターと同じと思ったままでした。
指向性エネルギー兵器で人が吹っ飛ぶ、と普通に思っていたともいますし。
そもそも何をどう調べていいかも見当が付かなかったので、本当にありがとうございました。

お礼日時:2007/08/31 01:32

SFに登場する機器はそのような機能があれば何でもいいのです。


つか作者自体は構造や原理に言及しないのです。
そのような機能をもったものができればどのようなことが起こるのかを描き出せばいいのです。
あるいは自分が想定する世界を描き出すために架空の機器を創造するのです。

ウエルズは自分が未来の世界を見聞したように描くためにタイムマシンを作ったのです。
この場合タイムマシンの原理などどうでもいいのです。
SFに登場するのはそんなものです。
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この回答へのお礼

回答ありがとうございます。
ということは、ほとんどの創作作品において「原理不明」と考えたほうがいいかもしれませんね。

名前がブラスターという武器で、よくわからないけれど光る何かを放出して敵を倒している、ということですかね。
逆に言うと何でもいいということになるんでしょうか。
とすれば、作中にはっきりと理論が明言されていない限り「そういうものだ」と思えばいいということですね。

お礼日時:2007/08/31 01:12

ビーム レーザー ブラスター  基本的にはどれも同じだよ。



http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%93%E3%83%BC% …
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%AC%E3%83%BC% …
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%96%E3%83%A9% …

ただ、開発の原点が違うので「原理」としては別物。
高出力として兵器化すると 確かどれもあまり変らないモノだったと思う。

この回答への補足

回答ありがとうございます。

そのページは全部見たのですが、つまりブラスターはビームないしレーザーを発していると、単純に考えていいのでしょうか。<不安

指向性エネルギー兵器も同じということでいいのでしょうか?

補足日時:2007/08/28 20:06
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