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トランス巻線方式Δ結線及びY結線のそれぞれのメリット、デメリットは何があるのでしょうか?
また、1次側はΔ結線が多いのはなぜなのでしょうか?

A 回答 (2件)

Δ結線は3線で、それぞれに電流が流れます。


Y結線は3線+共通線1ですが、電流が流れるのは3線だけで、共通線には流れません。
Y結線の共通線の用途は接地です。1線が地絡や機器に接触したときに、大地を経由して共通線に返し、機器を操作する人間の体に流さないようにします。Δ結線はこの接地すべき線がありません。
なので、Δ結線は送電経路(人が操作しない、線数が節約でき経済的)に利用され、Y結線は電力機器(人が操作し、接地で安全を図る)に利用されます。
「1次側はΔ結線が多いのはなぜ」はたぶん受電専用トランスだと思います。
ちなみに、100V (2線)は共通線が別にあるわけではなく、2線の一端が漏電などによる人体保護用に接地されています。
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この回答へのお礼

ご返答有難うございました

お礼日時:2007/09/30 13:54

変圧器は100万Vから100Vまでいろいろな電圧で使われています。

質問のメリット、デメリットも使われる電圧によって異なるので、一次が高圧で二次が低圧の場合を想定しておきます。
<1次側はΔ結線が多い>と質問者は書かれていますが、某社のカタログを見る限りは、二次が400V級の場合はΔ-Y、 二次が200V級の場合はY-Δ が標準のようです。
Δ結線は3の倍数の高調波電流を変圧器の内部で循環させて外部に出さないので、高調波が少ないというメリットがあります。そのため、一次、二次、(三次)のいづれかは必ずΔ結線とします。
Y結線は中性点があるので中性点接地が必要な時に使います。相電圧も利用できます。(400Vの場合は単相230V)
なお、超高圧以上になると、変圧器巻線の絶縁設計が重要ですが、Y結線だと中性点がゼロVとなるので設計が容易となります。

この回答への補足

Δ結線の一端子に接地をした場合は対地電圧を300V以下にしなければならないのですか?その理由はなぜでしょうか?
また、Y結線であれば、中性点接地の場合に対地電圧が300V以上になっても良いのですか?相電圧が1/√3倍になるので400V回路にも使用できると理解していいのでしょうか?

補足日時:2007/09/27 22:57
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