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最近、潜水艦をテーマにした小説にハマッています。

読んでいる内に疑問に感じた事がありますので、質問します。

1. よく艦長が 「潜望鏡深度まで上昇!」 と指示を出すシーンがあるのですが、描写からすると大体深度は20mくらいのようです。 潜望鏡ってそんなに長いのですか?

2. 甲板の真ん中にポコッとした感じの建物がありますが、あれが艦橋という場所になるのでしょうか?

3. 発令所とか指令所とかあるのですが、よく映画などで艦長が潜望鏡を覗いたりして指示を出す部屋はどちらですか? 発令所と指令所はどう違うのですか? そしてそれは艦のどの当りにあるのでしょうか?

4. 第二次大戦当時の潜水艦では基地を出る時に艦内のありとあらゆる場所に食料を詰め込んだそうです。 中には場所が不足してトイレの中までギッシリと。 これは今の潜水艦でも同じですか? やはり攻撃型潜水艦と戦略ミサイル原潜とでは狭さに差がありますか?

5. 現代の原潜では数ヶ月もの潜水航行が可能とあります。 燃料や空気の問題が全て解決されているそうです。 問題は乗組員の精神状態ですが、決して広くはなさそうな艦内ですが、閉所恐怖症とまではいかなくても何か精神に異常をきたす事はないでしょうか?

特に機関や厨房を担当する係りは水上航行中でも外に出る事はないですよね。 何ヶ月もの間、朝から晩まで狭い艦内にいるわけですから、自分には耐えられるかなと感じました。

6. 今の潜水艦では風呂やシャワーはありますか? 洗濯機や乾燥機なんて設備はありますか? 昔の潜水艦では基地に帰れるまで何ヶ月も風呂も入れない、歯も磨けないとありました。 病気にならない方がおかしいくらいですよね。

色々と質問しましたが、分かる範囲で結構ですので、宜しくお願いします。

A 回答 (5件)

1.伸びます。

あまり浅い位置まで上昇すると発見されやすくなります。
2.そのとおりです。
3.発令所というのは聞きますが、指令所というのはあまり聞きません。
4.いまの潜水艦、とくに長期にわたって行動する戦略ミサイル潜水艦(1万トンを超える大きさ)や攻撃型原子力潜水艦は艦体が大きくなってスペースに余裕がありますからそこまでの必要はありません。
ディーゼル潜水艦はちいさいですが母港の近くの近海で行動しますのでそれほど多量の物資を積む必要がありません。
スペースのある限り積み込んだというのは昔の小さな潜水艦で長期の行動をしたような場合のことです。
5.そういう乗務員は選び抜かれたエリートですので全くないことはないでしょうがほとんどないようです。勤務も1つの艦に2チームあって交代で乗り組みます。
6.長期に行動する原子力潜水艦には文化的な生活を送れるだけの設備はすべて整っています。近海用のディーゼル潜水艦はそこまでありませんが、行動期間が短いのでなんら問題はありません。
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この回答へのお礼

早速のお答え、有難うございました。
なるほどディーゼル潜水艦は狭いけど近海で行動するから、そんなに物資を積み込む必要もなく、艦内のスペースはそれほど狭くはないという事なんですね。
昔と違って潜水艦乗りの生活も随分快適(?)になっているようですね。
映画や小説の世界でしか触れる事がないので、疑問というか興味をとても感じます。
今読んでいる小説なんですが、太平洋戦争中の日本の潜水艦がテーマなんですが、風呂やシャワー、あるいはエアコンのような乗組員の事を考えた設備なんて皆無です。 歯も磨けないなんて当時の乗組員は本当に不衛生な生活を強いられたようです。

お礼日時:2007/10/04 17:07

司令塔の構造は、筒状の展望台以上のものではありません。

「船体に水がかぶりやすいので、高いところに出入りする場所を作った」というのが、本来の目的。さすがにそのままでは、潜水抵抗の元にしかならないので、潜望鏡付けたり、潜水舵付けたり、水上航行時用テレビカメラを付けたりはしていますが。

呉あたりで、退役した自衛隊の潜水艦が公開されていますので。いちど見に行くのも手っ取り早いです。

乗務員の身長に関しては、明記された制限はありません。当然、常識的な範囲ですが。
自衛隊での潜水艦の内装は、アメリカの基準に則っています。これは、乗務員の身長がというより、物資運搬時にハッチの大きさが問題にならないようにする等の、装備に対する規格です。
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この回答へのお礼

有難うございました。
司令塔の本来の役目は単なる出入り口、または物見櫓だったんですねえ。 初めて知りました。 となると水の抵抗などを考えると、他の方法でそれらの問題を解決できるのなら、司令塔なんて無いのが一番という事になりますね。 でも実際に建造するとなると、何かデカイ葉巻というか、変な格好になるような気もします。
呉の潜水艦、前から見たいと思っているので、機会があれば是非見学したいと思います。

お礼日時:2007/10/09 16:24

先賢御回答に補足


4)WW2日本の例だと、「通路に米袋を敷いてその上を土足でドカドカ歩く。米を粗末にすると目が潰れると聞いて育ったのでビックリした」というような記述がありました(主計兵であった高橋猛氏のエッセイ)。
 現在ではさすがにそこまででもないようですが、兵員食堂のイスの下に冷蔵しない野菜(玉ネギとか)が突っ込まれていたりと、スペースを工夫することはあるようです。
http://www.ne.jp/asahi/zoo/affe/tabi/2007/kure/k …

5)原潜は通常その必要がないので出撃後は水上航行はしません(万一場所がばれると拙い)ので、機関兵だろうが主計兵だろうが兵科士官だろうが、外気に触れられないことはほぼ同じです。

 異常をきたさないように、様々な選抜をしたり、長期出撃はインターバルを置いてするようにしているわけですが、たまーにテンパっちゃう者も居るらしいです。
 ソ連の例ですが「水兵がどうもブツブツ言ったりしているとの報告がある。日記を秘かに読んだら”艦の外で神様がさむがっているようだ。今度の当直の時に第1区画の給水弁を開いて艦内にお招きするつもりだ”という記述があったので、取り押さえて事なきを得た」なんてことも。
http://mltr.free100.tv/faq09c02b.html#04154
 それがなくても、時間観念の喪失(太陽の運行とバイオリズムって結構関係があるんです)、頭痛などを訴える者も結構居るようです。
 その所為か、特にソ連=ロシアは原潜の生活環境改善に傾注しており、観葉植物や風景画、小動物の飼育を行っています。最も有名なところでは温水プール付きの原潜(タイフーン級)なんてものも造りました。
 また、本邦の自衛隊に於いても水上艦よりは若干待遇(食事とか)がいい。
 それがない時代だと、そうですねぇ、WW2中の米海軍は「潜水艦に乗るとアイス食べ放題だよ。日本の駆逐艦は大したことないから安全だし」というさそい文句で水兵を水面下に誘っていました(アイス製造機は大きな船にしか付いていない時代だったので)。

6)原潜だとかなり自由に使える(電力に余裕があるので水が豊富)様ですが、ディーゼルだとまだまだ厳しいようです。一応シャワールームはあるようですが、水使い放題というわけにも行かないですし、汚れた衣類も溜まる。エンジンや烹炊の臭いも外には出ていかない・・・。
 これが空気に載っていわゆる「ディーゼル・スメル」という奴になり、帰航したディーゼル潜乗りは臭いによって一発で分かってしまうとか。
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この回答へのお礼

有難うございました。
とても参考になるサイトを紹介して頂きました。 読んで感じたのですが、潜水艦に関する素朴な疑問って結構多いですね。
また乗組員も閉じ込められた空間に長期間いるわけだし、太陽の光を浴びる事も外の空気を吸う事もないわけですから、よほど適正を見極めて乗船に向くかどうか判断されるのでしょうね。
でも欧米人はでかい人が多いから、アメリカやロシアの潜水艦は日本のよりも居住区とか通路や天井など、広めになっているのでしょうか ・・ 疑問は絶えません。

お礼日時:2007/10/05 17:20

1.詳細は軍機ですが。

10mは確実にあります。
2.セイルには、潜水時には人はいません。潜水艦によっては、海水に漬かります。
3.発令所は、セイルの真下あたり。胴体の中ですね。
4.現在は、昔ほどの人員は必要ないので、そこまで無理して食料は積まないです。原潜にもなれば、冷蔵庫も巨大になります。
5.当然ながら、閉所恐怖症に対する試験によって、選抜がされます。
6.潤沢ではありませんが、シャワーは使えます。洗濯も可能ですが、当然制限されます。原潜の場合は、真水も潤沢ですが。

楽ではないのは、たしかです。
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この回答へのお礼

有難うございました。
発令所は胴体の中にあるんですか。 何となく司令塔の中のようなイメージがあったのですが、考えればそんな所に持ってきたら狭くて仕方ないですよね。
でもそうすると司令塔の内側って一体、どんな構造・用途になっているのでしょうか。 単に胴体の中というか発令所まで続く梯子があるだけなのでしょうか。 でもそんな事ないなあ、それとも士官居住区? それも狭そうだなあ ・・ 疑問は尽きません。

お礼日時:2007/10/05 16:42

2は艦橋=ブリッジではなく、司令塔もしくはセイルと呼ばれますね。


深度は喫水線が基準ではないかと思います。
ですから深度=潜望鏡の長さではないと思いますが、艦内の部分も含めたら、同じくらいかもしれません。
発令所はセールの下ですね、当然。
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この回答へのお礼

有難うございました。
なるほど、深度は喫水線が基準になっているんですね。
司令塔から海面までの深さではないのですね。
勉強になりました。

お礼日時:2007/10/05 16:33

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