プロが教える店舗&オフィスのセキュリティ対策術

3億円事件について詳しくご存知の方、ぜひ教えてください!
生まれる数十年前の事件なので、詳しく知りません。

そこでお聞きしたいのですが、
なぜ3億円を犯人が変装した警察官に盗まれたのか?
そしてなぜ犯人を捕まえることが出来ず、時効になってしまったのか?
犯人はそのまま海外逃亡を図ったのでしょうか??

具体的な内容がよく分からないので、もしご存知でお時間のある方、
ぜひ教えてください!

A 回答 (4件)

「府中三億円事件」で検索すると色々出てきます。



因みに「三億円事件」は「府中三億円事件」と「有楽町三億円事件」と、2つあります。それと「強盗」ではなく「窃盗」です。犯人は誰も傷付けず、脅して奪った訳じゃないので。

>なぜ3億円を犯人が変装した警察官に盗まれたのか?
擬装白バイに乗って、警官に変装した犯人が、現金輸送していたライトバン(現金輸送専用車ではありません)を停車させ「車に爆弾が仕掛けられている」と言いました。

事件の4日前に支店長に対する爆弾脅迫電話があったので、銀行員たち4人は疑いもしません。犯人は車を調べるフリをして車の下に発煙筒を仕掛けました。

煙が出たのを見計らい「爆発する」と言って輸送車に乗っていた銀行員4人を車から降ろして遠ざけ、犯人は輸送車を運転して現金を持ち去ります。

銀行員たちは、最初は「爆弾を遠ざけるためだろう」として犯行に気付きません。車が見えなくなって暫くしてから盗まれた事に気付いて通報しました。

>そしてなぜ犯人を捕まえることが出来ず、時効になってしまったのか?
盗まれた紙幣はすべて「新札」で、全部の紙幣番号が控えられていましたが、時効までの7年間、1枚も使われた形跡がありませんでした。

120点近くある遺留品の殆どが、大量生産されて全国に出回って居たものでした。

公表されたモンタージュ写真は、事件直前に死亡した無関係な人の顔写真を利用した物で、公表された写真を見た多くの人は「犯人はこの顔」と思い込んでしまい、有力な目撃証言を得られませんでした。

現場に乗り捨てられていた白バイに擬装したバイクは、盗難車でした。

犯人が現場から数キロ離れた地点で、輸送車からカローラに乗り換えていたのが目撃されましたが、そのカローラも別の場所に乗り捨てられていて、やはり盗難車でした。その先の足取りは掴めません。

白バイに擬装する為にバイクに付けられていた拡声器は、製造番号から5個あると判り4つまで所在を確認しましたが、残る1個は盗難され、犯行に使われたと判りました。

拡声器は白く塗られていて、ペンキの下から新聞の切れ端が発見されました。地道に調べて、その新聞がどこの新聞で、どこの新聞配達所がどの地域に配った物か判明しましたが、判明した時には配達先の住所録が廃棄されていて「三多摩地区」としか判りませんでした。

当時、三多摩地区は学生街で、70年安保直前の当時、安保反対を叫んだ全学連の活動家の多くが、この地区に潜んでいると思われていました。

警察が「三億円捜査の為」と称し、この地区に住んでいる学生の殆どの自宅を半強制的に調べたため、のちに「過激派学生のアジト潰しの為、政府がでっち上げたのではないか」と言う説も出ました。

また、犯人の親が警察関係者で、犯人は事件後すぐに自殺したが、警察は犯人の親を通じて犯人自殺の事実を知ったがそれを隠蔽、事件そのものを全学連活動家のアジト潰しに利用した、と言う説もあります。

政府のでっち上げの根拠は、
・輸送に警備員も警官も同行してない
・現金輸送車を使ってない
・盗難紙幣が使われた形跡がない
・三多摩地区の学生街のローラー作戦
・安保闘争デモの終結と同時に三億円捜査本部の大幅縮小
・犯人が自殺したのを警察が隠蔽した
・輸送がずさんなのに保険がかけられていて銀行は損をしてない
などです。

その他、どの手掛かりも、犯人に辿り付くまでに至りませんでした。

>犯人はそのまま海外逃亡を図ったのでしょうか??
諸説あります。
・政府のでっち上げで、犯人は口封じで殺されていて、三億円は政府の裏金にされた。
・犯人の親が警察関係者で、犯人は事件後すぐに自殺した。
・海外逃亡(ブラジル逃亡説)した。
など。

「昭和の最大のミステリー」として、沢山の関連書が出ていて、当時の漫画にも事件の話が出て来たり、ドラマ化もされています。
    • good
    • 0
この回答へのお礼

3億円”窃盗”事件ですね・・・。失礼しました(m_m)
事件の4日前に脅迫電話があったから、銀行員は疑いもしなかったんですね!

白バイや車は盗難車だったのは知りませんでした!
この3億円事件は、綿密に計画されたものだったんですね・・・。

すごくいろんな説があるのですね。。興味深いです。
謎が謎を呼んでいる感じで、すごく気になりますね。。。犯人の行方。

いろいろと丁寧に説明してくださって、ありがとうございます!!
3億円事件の話がいろいろと分かりました(^^)

お礼日時:2007/10/27 20:32

犯人については様々な説が出ていますが、そのなかにあるひとりの若者がいました。

その若者は、
・犯行地点に近い多摩地区に暮らしていた
・父親が警視庁の白バイ警官だった
・当時は警察官が自宅に制服で帰ったりすることは珍しくなかった
・その若者は不良少年で、バイクの運転ができた
・その若者は突然遺書のない謎の自殺をした
・父親が何かを深刻な顔で焼いている様子が目撃されている

ところで、この三億円事件を扱ったテレビ番組を見たときのこと、ゲストに警視庁を定年退職した人が出ていましたが、「この事件はね、言えないことがいっぱいあるんですよッ!」とおっしゃってました。もうひとり警視庁OBのゲストが横にいたのですが、そのおじいさんもウンウンとうなずいていました。どうやら真相は永遠に明かされることはないようです。
    • good
    • 0
この回答へのお礼

犯人についてもさまざまな説が出ていたんですね・・・。

「言えないこと・・・」とは、気になりますね!
真相が気になります。。。。
警察での何らかのもみ消しもあったかも知れませんね???

いろいろとお勉強になりました!
詳しくお答えくださって、ありがとうございました(^^)

お礼日時:2007/10/27 12:45

こんにちは。

前の方の補足になりますが。

当時はまだ「鑑識」という作業の価値が認められていないで、現場等にいきなり刑事が群がって手当たり次第かき回したり、証拠物件も刑事が弄り回した後、勝手に選んで鑑識に回す、という状況でした。

その為、証拠品の指紋などもベタベタになってしまったり、有力な証拠と思われる物を刑事が重要と思わず鑑識に回さなかったりして、鑑識の現場は指紋照合だけでもパニックになり、科学的捜査その物が出来ない状態でした。

この事件をきっかけにして鑑識の重要性が問われて、現場はまず保全されて鑑識官が見る、という手法が研究され確立される事になりました。
    • good
    • 0
この回答へのお礼

そうなんですか!!この事件がきっかけで鑑識の重要性が
問われるようになったのですね!それは知らなかったです・・。

ある意味では、この事件のおかげで、今ある科学捜査や鑑識が
スムーズに出来て犯人特定につながっているのですね・・・。

詳しくお答えくださり、ありがとうございました!!
大変勉強になりました(^^)

お礼日時:2007/10/27 12:38

警察官と見間違うほど白バイ服装が良く似ていました。


犯人は、現金輸送車を制止し、「時限爆弾が積まれていると情報がありましたので調べさせてください、
尚万が一のため離れてください」と言って、犯人は車の下に潜り発炎筒を炊きました。
その後は運転席に座り運転して逃走しました。
遺留品が多すぎて警察は振り回され逮捕できませんでした。
その後犯人はどうなったかは誰も知りません。
この事件では誰も傷つかず、誰も損をせず(会社は保険を掛けており、その保険会社は更に多くの保険会社へ保険を掛けていました)
暗い時代だったので、世間は拍手したと覚えています。
昭和43年頃だったと思います。
    • good
    • 0
この回答へのお礼

詳しくお答えくださり、ありがとうございます!!
なかなか緻密な犯人だったんですね・・・。

”3億円強盗”といわれると、損をしたと思いがちですが、
誰も損をせず、誰も傷つかなかったのですね・・・。

遺留品が多かった、というのはすごい!!
今の時代でしたら、遺留品ですぐに犯人が特定できるのに・・・。

話の内容がよく分かりました!
丁寧にお答えくださり、ありがとうございます(^^)

お礼日時:2007/10/27 12:34

お探しのQ&Aが見つからない時は、教えて!gooで質問しましょう!