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実習でカドミウムと鉛の検出・定量を、『溶媒抽出法』により行いました。

操作の流れとしては、

試料50mLをビーカーに取り、硝酸HNO3を2mL加える。
およそ35mLになるまで煮沸(※1)する。
冷後、精製水を加え全量を50mLとし、これを試験溶液としました。

さらに、
この試験溶液を25mL取りクエン酸アンモニウム溶液(※2)5mL、BTB試液2滴を加える。
黄色から緑色になるまでアンモニア水で中和(※3)する。
硫酸アンモニウム(NH4)2SO4溶液(※4)5mLおよび精製水を加えて全量を50mLにする。
DDTC(ジエチルジチオカルバミン酸Na)溶液5mL加え、5分間放置する。
MIBK10mL加え、振り混ぜ静置する。
MIBK層を分取して、その溶液を原子吸光光度計により測定する。

という流れでした。
ここでわからないのが、※印がついている箇所です。


※1は、なぜ一度煮沸しなければならないのか?

※2では、液性を酸性にするためだと思いますが、特に理由があってクエン酸アンモニウム溶液なのでしょうか?

※3では、いちど酸性にしたものを中和させていますが、なぜ酸性にしてから中性に戻す必要があるのか?
  …講義では、“微量金属を沈殿させるため”と習いましたが、それ以上に細かいことは教えてくれませんでした。

※4は、調べてみたところ、硫酸アンモニウム溶液は“キレートに対する塩析剤”らしいのですが…これ以上細かな記述はありませんでした。DDTCと、カドミウムイオンもしくは鉛イオンがキレートを形成する際に、抽出率を上げるためのもの…という解釈でよろしいのでしょうか?


いろいろと調べてはみたものの、全く分からず暗礁に乗り上げてしまいました。
上記の1つでも分かる方、お手数ですがぜひアドバイスを下さい。宜しくお願いします。

A 回答 (1件)

> ※1は、なぜ一度煮沸しなければならないのか?



Cd や Pb がどういう存在形態で試料溶液中にいるのかわからないから.

> ※2では、液性を酸性にするためだと思いますが、

はずれ.そもそも硝酸入れて煮てる時点で酸性.

> 特に理由があってクエン酸アンモニウム溶液なのでしょうか?

もちろん.入れないで中和操作ができるんならすごいですけどね.

> ※3では、いちど酸性にしたものを中和させていますが、なぜ酸性にしてから中性に戻す必要があるのか?
>  …講義では、“微量金属を沈殿させるため”と習いましたが、それ以上に細かいことは教えてくれませんでした。

目的外の金属イオンは DDTC と反応して欲しくないわけで.
抽出は pH でかなり挙動が違うのが当たり前というのも.

> ※4は、調べてみたところ、硫酸アンモニウム溶液は“キレートに対する塩析剤”らしいのですが…

溶媒抽出の基本の一つ.

> キレートを形成する際に、抽出率を上げるためのもの…という解釈でよろしいのでしょうか?

そもそもキレート形成と抽出は別の話でしょう.

# 最後は原子吸光ですか.原理の理解のためというのはあるとしても,あんまり現実的でないレシピなような.
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