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1.社会が大きく変わるときには、革命が起こるというのは本当ですか?

2.近代の資本主義が始まったのは、フランス革命からですよね。
それでは、奴隷制から封建制に移ったときも革命が起こったのですか?

3.もし起こったとすると、資本主義(現在は、修正資本主義)から、次の社会体制に移行するときにも、革命が起こるということですか?

4.革命が起こるなら、暴力革命は正しいということですか?

5.資本主義はずっと続きますか?

A 回答 (3件)

1,革命の定義によって変ります。


例えば、フランス革命と言えば武装蜂起で王権が転覆し近代共和制(民主主義)の幕開けと言えなくもありません。
しかし、「産業革命」といった場合は「手工業制から工場生産性への急激な(といっても数十年・数百年単位)移行」であり、武力(暴力)による革命ではありません。
また、ルネサンス運動も中世キリスト教から見れば革命的であり、世界観が大きく変った節目ですが、ルネサンス革命とは言われません。
つまり、「社会が大きく変った事を革命と呼ぶ」と定義すれば「yes」となりますが、現状はそういった認識は一般的で無いと言えます。


2.
見方によって変りますが、フランス革命前後であって、フランス革命が契機となって資本主義が導入されたというのは、誤りです。
奴隷制と封建制は、対立する概念ではありません。
例えば、封建制であった時代にも奴隷は使われています。
もちろん、古代ローマ時代の奴隷制と封建時代の奴隷制とは意味合いが相当に違いますが。
社会制度としての奴隷制は、世界大戦以後まで残っているとも言えますし。


3.
これは何とも言えません。
そもそも、何を持って「社会体制が移行した」かは、歴史観・価値観や基準によって変ります。
例えば、「絶対王政から近代民主主義へ移行した」という観点から言えば、「フランス革命」が契機だと言えます。
しかし、「中世経済から近代経済へ、また近代経済から資本主義へ移行した」という観点から言うと、非常に長い期間をかけて緩やかに移行した例もあります。

4.
これも、ケース・バイ・ケースですね。
例えば、「フランス革命のような絶対君主制を打倒して民主主義政権を打ち立てる」と言った場合に、暴力革命が有効な事もあるでしょう。(善悪の判断は行わなければ)
しかし、「暴力」をともなう「変革」は往々にして社会の混乱を招きます。
そうした、混乱をさけるために予め話し合いによって「多様な意見を調整し、政治を行う」のが「共和制民主主義」と言えます。(「変革」の混乱を悪と判断すれば)

5.
これも、予測するのは困難だと言えます。
資本主義に対する問題点の改善という意味での「共産主義」が頓挫した現在は、これに変るシステムはまだ生み出されていないとも言えます。
しかし、一方で税金による福祉やインフラを整備することで利益の再分配を進めようという考えや、行きすぎた資本主義は逆に社会や経済の混乱を招くという反省から、色々な議論がなされています。
そういった意味では、今後、資本主義でも共産主義でもない第三の経済のシステム(主義)が生まれ、主流になる可能性はあります。
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1から5の文脈で見ると 革命は以下のように理解されているかと思います。



フランス革命を政治体制の変更の方式として採用する考えを持った人々の考える革命論。
暴力革命を起こすことによって、自己が政治権力を握ることを目指す集団にとっては、フランス革命はよいことであり、それに類似するはずの自己の暴力革命はよいことである(予定)。

このグループによれば、すべてのよいことは革命によって起こり、これから起こす、自分たちの行為もすべて革命という名前によって正当化されます。

1:上記のグループに寄れば革命が起こってないのに、社会が変わるはずがないので、社会が変わっているときには革命が起きたことになっている。逆に、革命が起きていないときは表面的な社会の変化しか起きていないことになっています。

2:近代資本主義はイギリスが先行。
革命という言葉が好きな人は、封建革命起こり封建制度が始まったとする人もいます。

3:革命至上主義者の予想では、その予定です。そしてその革命は革命至上主義者が起こすことになっています。

4:倫理的な判断は関係ありません。
よいもわるいもありません。
ただ、革命至上主義者にとっては、単なる暴力でも革命の臭いがすれば、暴力は善行になります。

5:それは不明です。
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1.何をもって革命と呼ぶかしだいです。

民主制が機能していて単純に政権交代が起こるだけで、社会の大変革につながることもあります。社会の変化に対応するのに、集団蜂起や武装革命が必須条件なわけではありません。

2.違います。イギリスはフランスより先に産業革命を成し遂げてますから。また、奴隷制から封建制への移行というのは、考える意味がありません。ローマ文化と中世西欧文化は断絶されており、ローマ文化はむしろ、東ヨーロッパやイスラムに引き継がれたからです。

3.わかりません。ただ、国境の壁を越えた経済取引が進んでいる現状では、資本主義の時代はまだまだ続くというしかありません。中国やロシアは既に実質、資本主義ですから。

4.いいえ、社会に不満があるなら、投票に行くべきです。無論、日本の参議院のように、1票の重みの格差が5倍もあるのは民主主義体制としては大問題ですが、上位の衆議院では1票の格差が2倍程度に収まっているので、まあ、いいでしょう。

5.純粋に経済学的に言えば、資本主義は続くと思います。ローマと漢は信用取引をしていたと言いますので、人間社会における資本主義的傾向は、非常に強いものと思われます(信用取引とは、クレジットカードのように、相手の支払い能力を信頼して決済し、現金はあとから動かしたり、実際には動かさなかったりすること)。ただし、環境汚染、エネルギー枯渇、砂漠化などの現象を見ていると、資本主義的な成長路線が行きづまる可能性がゼロとは言えず、第3次世界大戦でエネルギーの取り合いをするとか、米中やOPECが、国連を超えた強権でエネルギーの世界的配分を決めてしまうとかの事態もありえると思います。
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