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 なぜアルコールは高い沸点を持っているのですか?
教科書の説明が大まかすぎてよく分かりません。。。
教えていただけないでしょうか。

A 回答 (3件)

アルコールは水と同様水素結合を作る能力を持つ水酸基(OH)を持っています。

水素は電気陰性度の高い酸素に隣り合うため酸性を帯びます(-Oδ-→Hδ+)この水素が他の分子の酸素の非結合電子対からの配位を受け、液相全体が極性を帯びます。この水素結合が水同様アルコールでも沸点を上昇させる=分子間力を増大させる効果をもたらします。
しかしアルコールのアルキル基が大きくなるにつれ水酸基は炭素鎖の「陰」に隠れることになり、水素結合の寄与は次第に小さくなります。大きなアルキル基がある場合水酸基が分子表面に出ている状態は分子内で考えた場合エントロピー的もに不利になります。
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この回答へのお礼

丁寧な回答ありがとうございます。とてもよく分かりました。

お礼日時:2008/01/24 21:20

エタノールC2H5OHの分子量は46です。

プロパンC3H8の分子量は44、ブタンC4H10の分子量は58です。エタノールの沸点は分子量で考えられるよりもずっと高いのです。それが質問の内容だと思います。その理由は#1で書かれてるように水素結合的な分子間力があるからです。
何よりも分子量が18の水H-OHの沸点が100℃というのが際立っていますね。このH-の部分を炭素と水素の塊とするとアルコールになります。
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この回答へのお礼

説明不足ですみません。それが質問内容でした。回答ありがとうございました。

お礼日時:2008/01/24 21:37

端的に表現すると、分子量がおおきくなるほど物理的諸データは大きくなります。


これは分子量が大きいほどエネルギーが必要になるからと理解してください。

従ってアルコールの場合も分子量が増加するほど沸点が高くなります。
この傾向はどの物質でも共通です。
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この回答へのお礼

回答ありがとうございます。無事解決することが出来ました。

お礼日時:2008/01/24 21:26

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