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近代における権力と自由の問題への応答としての、自然権、共和主義、立憲主義のそれぞれの原理とそれら間の関係について分かる方がいらしたら教えてください!!

A 回答 (1件)

分かってはいますが、教えて!gooの、800字以内、連続分割投稿禁止のルールの枠内で説明できるようなものではないです。



無理やりまとめると:

自然権:人間が生まれながらにして持っているとされる権利のこと
共和主義:通常、民主主義の一形態で、世襲君主を置かないタイプのもの
立憲主義:憲法を成文化しておくこと

です。

深いことを言うと:

自然権:英語のNatureには、自然という意味と、物事の本性という意味がある。これは他のヨーロッパ語でも、ほぼ同じ。つまり、自然権や自然法は、現実の間違った法に対して、本来あるべき社会のあり方を示すための概念であり、その理想社会は人間の本性に合致しているとされる。近代国家の民主化にあたり、大きな役割を果たした理論。弱点は、(1)自然権や自然法の理論は架空性が高く、現実を反映したものかどうか怪しいこと、(2)ルソーが鋭く指摘したように、人間の本性とは何かという理解の仕方が人によってまるっきり違い、結果として全く別の主張が出てきてしまうこと、(3)フランス革命が恐怖政治やナポレオン独裁、王政復古という結論に終わる中で、既に歴史的使命を終えた理論であるということ、などが指摘される。

共和主義:もともとラテン語の「公共物」という意味で、現在の英語ではrepublicといわれる(もともとのラテン語は、res publica)。現代では、世襲君主を置かないタイプの民主主義国を指すことが多く、自然法思想により世襲君主を廃することで成立したものがある(フランスなど)。反対概念は君主制。ただし、君主制においても民主主義は可能であり、日本などは、立憲君主制と呼ばれるタイプである。世襲君主である天皇は外交や内政上の名誉職と化しており、政治的権利はない。

立憲主義:英国法(アメリカ、オーストラリア等を含む)と大陸法(日本を含む)で厳密な概念には違いがある。イギリスはもともとは慣習法の国だが、民主化の過程で「法の支配」の概念が作られ、権力者の恣意による支配を回避し、法律にのっとって政治を行うべきだとする民主主義の一原理になった。イギリスは現在でも慣習法だが、アメリカでは成文憲法が作られるにいたった。他方、大陸法においては、ローマ法の影響下で体系的法が作られるようになり、法を作ることは国家を作ることであるとされる。特に、ドイツの法理論はルソーの一般意志の概念を受け継いでおり、国家(一般意志)、団体(特殊意志)、国民(個別意志)の3つが一致している状態が理想とされる傾向がある。

なんとかまとまりました。あとはご自分でお調べくださいまし。
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この回答へのお礼

分かりやすくまとめていただいてありがとうございます★
そうすると、、
マキアヴェリやモンテスキューなどが共和政の理論を唱えた人だといえるのでしょうか??
この手のことには詳しくなくて、、でも役に立ちました。
有難うございます

お礼日時:2008/01/26 17:21

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