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グラジエント溶出とイソクラティック溶出では、グラジエントの方が分離能が良いと言われました。これは正しいのでしょうか?
またイソクラティックで未分離なのにグラジエントで分れることって実際にあるのですか?
イソクラティック溶出のメリットは無いのでしょうか?分かる方、教えていただけませんか。

A 回答 (2件)

グラジエント溶出とイソクラティック溶出では、グラジエントの方が分離能が良いと言われました。

これは正しいのでしょうか?→正しくありません。

グラジエント溶出とイソクラティック溶出とどちらが分離がいいかというのは、
分析する対象によります。
グラジエント溶出でないと、保持時間が長くなりピークがプロードとなるものもありますけど、
イソクラティック溶出でも充分の場合もあります。
イソクラティック溶出なら、ベースラインが安定しますので、再現性のいい分析が実施できます。
また、グラジエント溶出の場合は、機器により混合遅れ時間が異なりますので、
機械を変えた場合再現性が得られにくいです。
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実質的にはNo1さんのおっしゃっているとおりですが、理論的にはグラジエント溶出では一定の注入量に対してピークの半値幅が一定に溶出し、アイソクラティック溶出では、溶出時間が長くなるほど半値幅が大きくなっていきますので、グラジエント溶出のほうが分離能が高くなります。


溶出時間が近いものを分離するときにはグラジエントのほうが分離が良くなりますよ。
また、たとえば、メタノール、エタノール、ナフタレンを逆相で分離する場合、メタノール、エタノールを分離しつつナフタレンを分離しようとすると、メタノール、エタノールに比べてナフタレンの疎水性が極端に高いため、溶出時間が異常に遅くなり、グラジエント溶出をしないと実用的でない場合もあります。
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