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免疫組織染色において、サポニンを使って膜に穴を開ける方法がありますが、この方法は組織を4%パラホルムアルデヒドで固定した後でも効果があるのでしょうか?サポニンの作用が膜の蛋白にどのように作用して微小孔を形成し、組織染色が可能になるのか、どなたかご存知の方がおられましたら教えてください。

A 回答 (2件)

サポニンは弱い界面活性剤です。

よりマイルドですが、作用はTriton-X100などと同様と考えればいいです。
Triton-X100などの界面活性剤は膜を可溶化して浸透性を高めますが、サポニンは作用が弱すぎて、その目的に使われることはあまりないと思います(それならTriton-X100でも使った方が効果的)。むしろ浸透化処理は不必要で、界面活性剤にさらすと抜けてしまうような膜タンパクを抗体染色するときに、Wash液や抗体反応の液にTrion-X100やTween-20のかわりに加える界面活性剤として使われる物と考えて良いと思います。
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むしろ固定した後にやる処理です。



細胞膜に穴をあける目的で使うものは、メタノールや界面活性剤がありますが、その使い方と同じです。
それらの薬剤の中で、サポニンはより穏やかな作用であると記憶しています。

サポニンの作用機序については知りません。知ったところで免疫染色でシグナルが検出できるかできないかはやってみないとわかりませんので、作用機序を私は知りません。

目的は先の質問でわかります。この質問の内容からしてあまり免疫染色についてご存知なおようですので、まずは市販の免疫染色のプロトコールを読まれることをお勧めします。羊土社からとか出ています。

また、免疫染色は条件は同じようなことをしている論文をなぞるか、自分で条件を検討するしかありません。出るか出ないかを検討すること自体が実験であるときもあります。
この方法だとOKだというのは全く同じ抗体で全く同じサンプルであるときしかありません。

要検討です。私だったら、まずウエスタンブロットをして、このくらいのサンプルをのっけてこの検出方法でこのくらいのシグナルがでるのなら免疫染色で検出できるなと感覚的にわかります。
その結果で免疫染色できるようなら、いろいろ条件を検討します。

参考までに。
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