
いじめられた経験のある子どもは、一体どのような影響を受けて育っていくのかについて、非常に気になっています。
書店に行けば、いじめに関する本はたくさんあるですが、いじめられた経験のある子どもがどのような人格として育っていくかについて、スポットを当てた本というのはなかなか見つかりませんでして・・・
野島伸司の『人間・失格~たとえばぼくが死んだら』では、いじめられっ子だった側が、いじめっ子に豹変するシーンがありました。
同列に論じるのは不適切かもしれませんが、ボクシングの辰吉丈一郎選手や内藤大助選手も、いじめられっ子だったそうです。
ですので、私の主観的な意見なのですが、いじめられた経験は、「攻撃的な人格を形成するように作用する」ような気がします。
もちろん、これは私の単なる主観的な考えですので、専門的な意見に触れたいと思っています。
いじめられた経験は、子どもの人格形成にどういう影響を与えるのか、もし詳しく論じられている著作等をみなさんご存知でしたら、教えていただきたい次第です。
よろしくお願いしますm(__)m
No.9ベストアンサー
- 回答日時:
影響は人それぞれで一概に言えません 人は虐めに限らず色々な体験しつつ成長していくのですから
特に子供の場合は体験無くして成長はありません 良くも悪くもなりますが皆同じ影響を持つ事は無いでしょう
大人になれば既に体験がありますから思考する事で本人に成長意識が無くとも成長出来るでしょう
更に体験等を重ねる事でより成長出来るでしょう
体験無くして 体のみ発育し 社会に出たら 人によっては適応出来ず 引き篭りになったりするのでしょう
昔から 社会の荒波 と言いました 荒波に耐えられないのが引き篭りになるのでしょう
何年か前のニュースで少女を9年間も閉じ込めた男がおりましたが ニュースで知る限りこのタイプのようです
本人の成長意識があるかないかで違いが起こると思いますので親の躾や教育が重大に思います
でも現在の親は全てとは言いませんが既に高度経済成長期に甘やかされて育った方が多い様に思います
実際当時の新聞記事を今でも覚えておりますが 親が言うには 躾は学校でやって欲しいと言うのだそうです
つまり当時の親は既に自分の子供すら躾られない精神状態になっていたと考えられるのです
その方々の子供はどんなか想像出来るでしょう
例えばここの質問でも回答が沢山あっても返事一つ書かず締め切る&ほったらかし が最近目立ちます
最低必要な礼儀すら弁えていない方が多いのです
回答がずれているかも知れませんが ご参考に。
No.8
- 回答日時:
子供の世界は親の世界の写しですね 会社内で生意気な若造、好きになれない社員・・・などいれば立場が上ならいじめますよね。
またいじめられる側もグループで逆にいじめたりします これが親の世界。つまり自分のガキにそのあたりの技術を普段から教えれば、いじめ免疫がつくのです 具体的には自分のガキと思わず他人と認識して愛をもって喜怒哀楽をぶつければ、子供は自然に世の中を理解して、なじんでいきます
いじめられどんな子になるかはそれぞれです
そういった教育方法も大事かもしれませんね。甘やかしすぎると、自尊心が肥大化して、わがままな人格の子どもに育つような気がします。
しかし、「自分の子どもと思わず他人と認識して接する」というのは、私にはなかなかできないような気がします・・・。
No.7
- 回答日時:
現代での『いじめられる』状況というのは、
孤立無援、誰も助けてくれない、無間地獄の様なものです。
この状況が長く続けば、人を信じたり、甘えたりが
出来なくなることが多いでしょう。
そうなると、損な選択を繰り返すようになります。
結果として、本来得られるはずだった幸せを
自ら手放してしまうようになるでしょう。
性犯罪や性的虐待を受けた女性が、
むしろ、それを自分の罪に感じたりするのと
似た反応が起こるのではないでしょうか。
No.6
- 回答日時:
イジメというものがどのような行為なのか非常にあいまいです。
虐められた期間や方法そのその他の環境などによって個人差が激しく一概には言えません。ただ「攻撃的な人格を形成するように作用する」のは間違いではないというか少なからず影響すると思います。臆病になり攻撃性も増すという事も考えられます。
すこし違うかもしれませんが虐待された人の心理や育ち方などを手がかりに調べていくのはどうでしょうか?後軍隊の中で虐められた人のその後の生き方なんかを調べてみるとかはどうでしょうか?
「軍隊」や「家庭内暴力(DV)」「児童虐待」からアプローチするのもいいかもしれませんね。
私も、最初は家庭内暴力について調べていたのです。
『性的虐待の被害経験のある男性で、後に加害者側になる割合は11.6%』
http://medical.nikkeibp.co.jp/inc/all/hotnews/ar …
「虐待を受けた子どもたちの中には、自分が犠牲となった行為を再現し、虐待をする側に回る者がいる。」↓
http://www.crn.or.jp/LIBRARY/NEWS/2004/0409.HTM
といった記事を読み、この話が学校という環境にも当てはまるのではないかと思い、「いじめ」という攻撃的刺激を受けた経験が多い人は、その攻撃的刺激を行使する側に回る可能性が高くなる、と考えるに至った次第です。
ただやはり、なぜ「虐待を受けた」経験のある人が、「虐待をする」側に回る可能性が高くなるというは、あまりにも話が飛躍しすぎて納得できませんよね。虐待を受けた経験のある人こそ、虐待の愚かさや悲しさを認識し、虐待をしなくなるといった事例もあるように思います。
だから「虐待を受けた」経験のある人は「虐待をする」側に回る可能性が高くなるというのであれば、もっと緻密で詳細な説明が欲しいなあと、考えている次第です。

No.5
- 回答日時:
回答とは少しずれてしまいますが…
人格形成というのは、その時その時の積み重ねですから、人それぞれでしょうね。私には断ずる事はできないですが「攻撃的な人格を形成するように作用する」とは思えないです。
私の妻は、小学校高学年から中学期にかけて、イジメにあっていたようです。
(彼女にとっても思い出したくない話題のようなので、触れたりしませんが)
妻は決して攻撃的ではありません。むしろ、人一倍、他人の顔色(表情)を気にしています。私のチョッとした顔色(表情)でさえ、気にする始末ですので…。
そうですよね。私も「いじめ」という経験のみで、人格が規定されるとは考えていませんし、人格形成にはもっと多くの経験的要素が作用していると思います。むしろ、いじめられた経験がある人こそ、人を傷つけることの愚かさをよく理解し、人に優しくなるかもしれません・・・。
tackeyさんのコメントを読んで、いじめ被害の経験が、攻撃的な人格ではなく、温厚な人格形成に作用する可能性も沸々と湧きあがってきました・・・。
No.4
- 回答日時:
いじめ - Wikipedia
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%81%84%E3%81%98% …
苛めは小学生3年生から中学校3年生までが多く
苛めをを経験する人は78.9%近く、
苛められたことのある人は全体の45.36%です。
http://www.surece.co.jp/src/research/mobile/pdf/ …
動物の自然界ではいじめは良く見掛ける事で, 猿山の集団など群れを形成する中では苛めは発生します。集団生活では対人関係の摩擦など付き物なので、必然と苛めは生じます。
幼少期には物の取り合いから始まり、力の誇示、不満の捌け口、ストレス発散、興味・・・などなど。
人間は理性が存在するので、弱者救済や苛めはいけないことだと学ぶのが社会性ですが、社会性を身に付けないまま大人になる人もいます。
まあ大人の社会でもいじめはありますからね。
私も同じく校内暴力が盛んな年代に学生時代を過ごしましたから、苛めを珍しいことだと思っていません。エスカレートするかどうかが問題でしたが、教師のブレーキがまだうまく働いていましたから。
圧力を受けたり不条理を経験したときに人はどう反応するかは
いじめの事態にもよるし個人差も出てくることでしょう。
もちろん中には見返してやりたいと反骨精神を出して大成する人や
質問者の仰るような攻撃的な?人格を形成するように作用する人もいることでしょう。ある人は内向的になったり、鬱屈したままの性格になる人もいるかもしれません。
でも半数近くの人が苛めを経験することなので、
世の半分近くの人は人格形成の上で○○な傾向であるであると言ってしまうのはあまりにも大雑把な話と思います。
いじめられた経験は
少なくとも苛められるとどういう思いをするかは
身をもって経験しますからね。人格形成の上では多少は必要なことかもしれません。
人の痛みをまったく知らない人もまた問題になりがちですからね。
私も幼少期にはいじめられた経験をしましたが
比較的普通の大人に育っているとは思います。
ご参考までに。
慎重なご意見、ありがとうございます!
確かに、いじめられた経験のある人は、flavas2さんがおっしゃるように、様々な人格形成の経路を辿りうるでしょうし、多様性に開かれていますよね。
画一的に「いじめられるとこうなる!」なんてのは、考えにくいですね・・・。
No.3
- 回答日時:
いじめは必ずといって良いほど、閉鎖的な環境や空間で起こります。
それは、その空間や環境が抱えている合理的ではない原因によって発生する痛みや損失を合理化させようとするものです。 それは、ほとんどは、自らが承認できない正当性を持って第三者に強制力を行使させられることによります。 刑務所や収容所であるなら看守によって、教育施設であれば、たいていの場合教師によって行われるものです。 ここでの注意されるべき点は、彼ら(看守や教師)は役割(ロール)として強制力を発揮できるということです。 つまり、直接的にその強制力の源泉を人格(自らを自ら成さしめていると考えている思考や能力の特徴)に負っている訳ではないと言うことです。 しかし、強制力を与える際には行為と人格とは一緒に現れます(肉体を持つということ)。強制力を執行している者は、自らの役割に沿って行為を行っているので人格と大抵の場合調和できます。 一方、強制力を受けている側は、その行為と執行している者の人格のどちらか、またはその両方の正当性を承認できなければ執行される側である自らの役割を受け入れることは困難です。
当事者のいる環境や空間が構造的に承認し難い役割を与え続けるならば、自らの役割と人格とが調和しにくくなります。
話をいじめられた子供の人格形成の件に戻します。 ほとんどの場合、当事者(いじめられた子供)は環境や空間を変える力を持ちません。 すると、自らの役割を表面上は受け入れるが内心でその役割を変更させるという戦略をとる、または人格を形成する有る特徴を発展させ、執行者から要求される役割を変化させるように試みる戦略をとることもあります。
前者の戦略をとった場合、考えられることは執行者の持つ正当性を超越する価値観を自分は持っていると考えたりすることが多い。 甘んじて別の何か大切なものの為に敢えて受け入れている、といった考え方がこれにあたる。 しかしながら、人格形成の途上にある青年期においては決断の回避、自主性の喪失から来る自己に対する否認、不満が生まれやすい。
後者の戦略をとった場合、執行者に効果的に働きかけようとして一定の思考や能力を増進させることになる。 この際、与えられて欲しいと望む役割と人格との調和が過剰に要求されやすい。 不幸にも調和が果たされない場合(つまり、大抵の場合)、自己に対する不当な肯定が起こりやすい。 運が悪い、大人が悪い、社会が悪いなど云々。
勿論、両方の戦略のおかげですばらしい業績を上げた人々もいる。 芸術家、宗教者、資本主義的な成功者等。
いじめを軽減させるには環境や空間を開放させること、つまり、学校に限っていえば学習の場がいつでも容易に変更出来るようにする事が手っ取り早いと思います。
読みにくくてスミマセン、自分の知識と経験から勝手に言っていることなので、信じるか信じないかは貴方次第、といった所です。 「ワークショップ心理学(ナカニシヤ出版)」などは、読みやすくてお勧めですので興味があったらどうぞ。 いじめじゃなく心理学一般ですけれども。
X-boy88さんのコメントを読んで、スタンフォード大学の監獄実験を思いだしました。確かに、いじめの主体はその攻撃性を「人格」に負っているのではなく、何らかの「役割」を与えられたり、意識したり、ドラマに出ている有名人やゲームの中の虚構の世界の住人等、諸々のメディアから「役割」のモデルを摂取したりすることによって、自分の現実の日常においてその役割を無意識的に反復するといったことが、あるのではないかと思います。
環境が特定の役割を生み出さざるを得ないといった状況もありますでしょうし、強制力を行使する役割を持つ先生も、実はいじめっ子やいじめられっ子の人格形成に加担しているような気がしてきました。
ただ「自らの役割を表面上は受け入れるが内心でその役割を変更させるという戦略」と「人格を形成する有る特徴を発展させ、執行者から要求される役割を変化させるように試みる戦略」というのは、まだ私の頭の中ではうまくイメージできず、特に両者の違いが十分に把握しきれていませんので、もしよろしければ、もう少々詳しく教えていただけないでしょうか?
また、X-boy88さんのように、役割と人格を分節化して考える視点は非常に面白いと思いました。「人格」と言うとかなり観念的で捉えづらいタームという認識が私の中にはあるのですが、「人格」と「役割」をセットにして考えることで、人格形成のプロセスがより緻密に把握できるような気がします。
No.2
- 回答日時:
私が20代だった1980年代には、校内暴力とイジメが社会問題になっていました。
その頃、「週刊朝日」に1コマ漫画家の山田紳さんの描いたマンガを、印象強く覚えています。
イジメ(絵の中では「あかんべ」)されている子供が、言います。
「チェッ! 正義の味方まで、あっちかよ」。
絵を見ると、アカンベしている5人ほどの子供の上空を、スーパーマンのように空を飛ぶ人が、子供と同じようにアカンベをしています。
わたしは、この絵でイジメられている子供の気持ちが、痛いほどわかりました。
スーパーマンでなく水戸黄門でも、あっちの味方をしてしまうだろうな。だとしたら、必殺仕事人を雇うか、自分が木枯し紋次郎になるかだな、と思いました。
私は1970年代に10代だった者ですが、小学校入学前の保育園の頃から同級生と馴染めず、本ばかり読んでいました。
おかげで勉強が好きになり、成績が上がったので、教師や同級生の親(参観日に見られる)には評判の良い子供になりましたが、そのことで更に同級生の恨みを買うようになり、クラス全体から冷遇されるようになりました。
幸いにして、ある生徒が先生に提案し、道徳だったか学活だったかの丸1時間を「なぜ○○君(私)を『6年×組のオモチャ』と呼ぶのか」というテーマで、真剣に話し合ってくれました。
でも私の親は、弱い子供が嫌いで、家で勉強ばかりしている子供よりも、外でスポーツのヒーローになる子供の方が偉い!という思想だったのです。いくら成績が良くても、小学校の間は親に褒められませんでした。
中学に入って、他の小学校からの生徒と同級生になると、小学校と同じようなイジメを受けても、なぜか軽い反攻で相手を止めさせることができるようになりました。
確かに、少しは質問者さんの言われる「攻撃的人格」は形成したでしょう。
大人になってから考えると、子供の頃の私は、コミュニケーション能力が極めて悪く、仲間を増やしたり、イジメを言葉で拒否したりできなかったのです。
その上、友達との会話よりも、図書館の本やTVのドキュメンタリー番組を情報源にしていましたから、大人には褒められる子供でも、同級生の中では浮いてしまっていたのです。
でも、そういうことが理解できたのは、30歳を過ぎてからです。
興味深い示唆をありがとうございます!
「いじめられる→攻撃的人格が形成される」というのは、あまりにも原因と結果に飛躍がありすぎるようですね。Shirozaruさんはいじめられた経験がおありのようですが、私の質問に非常に丁寧にお答えしてくださいましたし、文面からだけですが、攻撃的な人格だという印象をあまり感じませんし。
もう少し自分の問題提起を検討してみたいと思います。
ご回答ありがとうございました<m(__)m>
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