これ何て呼びますか

夏ということで、怪談を読んでみたいと思います。
皆さんのお勧めをお知らせください。
読んでみたいなあと思うものは、

・古代でも近代でもよいのですが、どこかで聞いたような、という話ではなく、一般にはあまり知られていない物語。
・作家による全くの創作ではなく、地域に根付いたある程度の伝承性があるもの。
・単にストーリーが面白いだけでなく、作風に情感が籠もったもの。

こんな感じです。
これに当てはまらなくても、お勧めがあったら教えてください。

A 回答 (3件)

個人的に、思わぬ収穫だったので……。



雀野日名子「あちん」(メディアファクトリー)
※怪談文学賞の受賞作だそうです。

>作家による全くの創作ではなく、地域に根付いたある程度の伝承性があるもの。

→福井県の実話や都市伝説がベースになっているようです。
福井空襲で多くの人が飛びこんだ「福井県庁のお堀」、
福井大地震で消失した街に一本だけ立っていた御神木、
アンビリーバボーでも紹介された福井の呪いの離島など、
今でも語り継がれ、地元民に恐れられている話が題材になっています。


>単にストーリーが面白いだけでなく、作風に情感が籠もったもの。

→実は私がこの作品を手に取ったのも、
選評で「情感を揺さぶる怪談」と書かれていたのが理由の一つです。
事実、「怖さ・おどろおどろしさ」よりも、
物哀しさや喪失感が、優しく伝わってくる怪談でした。
「地方で暮らす若者達の、怪談風な青春小説」
「ラストが気になって一気読みさせられるミステリー」
との書評も、何かの文芸誌で見かけた記憶があります。

ただ……。

>古代でも近代でもよいのですが、どこかで聞いたような、という話ではなく、一般にはあまり知られていない物語。

→都市伝説の地方版なので、当てはまらないかも知れません……。


余談ながら、
「怪談としてこのラストはアリか?」と賛否両論真っ二つだそうです。
お好みに合わなかったらゴメンなさい。
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この回答へのお礼

福井県にまつわるミステリーなのですね。
怖さ、悲しさ、そして意外な?ラスト。
読んでみたくなる要素がいっぱいな感じですね。
是非探してみます。
ご推薦ありがとうございました!

お礼日時:2008/07/26 16:05

加門七海さんの「怪談徒然草」


作者が経験した実話を集めたもので、必ずオチがあるわけではなく、「こんな不思議な事があったけれども一体何だったのか・・」というような話が多いです。
本当に不思議な話ばかりで、私が今まで読んだ怪談物の中では一番面白かったです。
地方に旅した時の話も多いので、昔話のような、情感漂う話も多いです。
でも総じてかなり怖いです。
絶対お勧めです。
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この回答へのお礼

お礼が遅くなり申し訳ありません。
ご回答ありがとうございました。
興味をもってちょっと調べてみましたが、やはり評価が高い作品のようですね。是非読んでみます!
ありがとうございました。

お礼日時:2008/07/30 17:45

落語はほとんど笑い話ですが、「もう半分」という、非常に薄気味の悪い後味のオチを特徴とする話があります。

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この回答へのお礼

ご回答ありがとうございます。
「もう半分」って何のもう半分なんでしょう。
非常に気になります。調べてみたくなりました。

お礼日時:2008/07/26 15:58

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