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小学生の息子とアリの観察をしています。
いくつかわからないことがあるので質問させて下さい。

アリが食べ物に土や砂をつけるのはどうしてですか?
食べ物を隠しているという説が有力なようですが、それを証明するために子供にも分かりやすい実験方法があれば教えてください。
また、何度か実験した結果、アリが土をつけるのは夕方以降に多いことに気付きました。これはどうしてでしょうか?
アリは夜も活動していると思いますが、「夜だから隠そう」と思って
土をつけているのでしょうか?
それとも他の要因があるのでしょうか?

実験は家の庭に多いアミメアリを使っています。
クロオオアリにも同じ(食べ物に土をつける)習性があれば教えてください。

A 回答 (2件)

観察しておられるのは本当にアミメアリでしょうか。



餌に土をかぶせる行動は、アミメアリと同じフタフシアリ亜科のトビイロシワアリのものが専門家の間では有名です。ネット上で画像も簡単に見つかると思うので、一度検索して確認してみてください。

トビイロシワアリは、ミミズや昆虫の死体があれば(アリは死体だけでは泣く自らの狩猟能力も高いので、生きた昆虫も狩るのですが)、近場の巣の出入り口から同じ巣の仲間を大量に動員して土をかぶせて土のテントを作ってしまいます。そして、その下でゆっくりと獲物の肉を解体して細かい肉のかけらにして巣に運び込んでしまいます。

私は以前、釣ってきたハゼを刺身にした後の頭を軽くゆでて、トビイロシワアリに食べさせ、骨格標本を作ったことがありますが、数日でそれは見事に土のテントの下で肉だけ持ち去ってしまいます。

この行動の意味ですが(専門的には究極要因といい、生存して子孫を残していく上でどういうメリットをもたらしているかを示す要素です)、次のようなものが考えられます。

1:肉を刻んでいる間にほかの肉食の昆虫に横取りされるのを防ぐ

特に、ほかの種類や同種でもよその巣のアリが、餌をめぐる切実なライバルになっています。

2:粘液のような厄介な物質に邪魔されずに餌を切り刻める

ミミズやカタツムリ、ナメクジの肉を切り刻んで巣に運ぶとき、厄介なのは体表の粘液です。アリは小さいですから粘液に取り込まれると身動きが取れなくなっておぼれてしまう危険があります。土をかぶせると、この粘液で覆うと、粘液が土の粒に吸着されて危険性が減ります。

実際、トビイロシワアリは、巣の周りの行動圏にねばねばしたものがあると、獲物でなくても土の粒で覆ってしまう行動を示すことがあるようです。

2のほうは、石井象二郎さんという著名な昆虫学者が、晩年公職をリタイアされてから子供向きに書かれた『わたしの研究 アリに知恵はあるか?』という科学読み物で、いろいろ面白い実験をしておられます。

1のほうですが、土のテントを壊したときに、どういうライバルに獲物を奪われてしまうのか観察するという手段があろうかと思います。「夜だから(自分が休んでいる間にとられないように)隠そう」というよりは、むしろ、今から本格的に餌を処理し始めるから、しっかりと作業用のテントを作ろうという性格が強いかもしれません。そのあたりをしっかりと見るためには、土のテントの下でどのように餌が切り刻まれていくのかを、しっかり観察するのがよいかと思います。
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世の中には、様々な生き物を飼育している方がいるようですよ。


あり飼いのための知識ノート
http://alinko.gozaru.jp/id0404d.htm
によれば、かびが生えやすいとのこと。多分、「かび」を生やして食べ物にするために土や砂を付着させているのかも知れません。

クロオオアリは、種類が違うので、やらないと思います。
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